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基本的ファンド権の尊重

kage

2012/11/19 (Mon)

本エントリーのタイトルに使った「基本的ファンド権」という耳慣れない言葉は、今朝電気シェーバーでヒゲを剃っていた時にふと脳裏に浮かんだものです。その語源は皆さんお察しのとおり、日本国憲法に規定された「基本的人権」です。基本的人権とは人間が生まれながらに持っている権利であり、何人もそれを侵すことは許されません。そしてこの基本的人権の根幹を成す考え方のひとつに「法の下の平等」があり、日本国憲法第14条に下記のとおり規定されています。

第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。


それではなぜ私が基本的人権から基本的ファンド権を連想したかというと、「法の下の平等」に反するような不条理な差別を受けているファンドが少なくないのではないかとの思いからです。

私の考えを具体的にに書けば、「すべてのファンドは運用方法や分配回数で差別されない」となります。もっとぶっちゃけて言えば、「アクティブ運用だからダメ」とか「毎月分配だからダメ」というような発言は基本的ファンド権を侵していると私は考えます。

念のために申し添えておきますが、「私は毎月分配が嫌いだ」と発言することは個人の自由です。誰もそれを抑制したり批判したりすることはできません。だからといって、「毎月分配は絶対悪で撲滅すべきだ」とか「毎月分配ファンドを買う人は情弱(情報弱者)だ」という考え方は明らかに行き過ぎで、超えてはならない一線を越えています。

下記の画像は最近テレビでよく見かける住友生命CMからいただきました(女優の北川景子さんが出演されているCMです)。この図形は年齢と共に保障額が減っていくことを示しており、このような保険は逓減(ていげん)型保険と呼ばれます。年齢と共に保障額が減ることに不安を感じる方もおられるかも知れませんが、実際に自分が40歳の時の必要保障額と60歳の時の必要保障額がいくらになるかを考えてみれば、この形に合理性があることがお分かりいただけると思います。

住友生命CM

ここで毎月分配型ファンドを逓減型ファンドと考えてみれば、それはそれで合理性があると思えてきませんか?自分の価値観や運用方針とは違うからといって、徐々にリスクを逓減させる運用法を頭から否定することは許されません。自分にとって合理的でない運用方法であっても他人にとっては合理的である場合もあるのですから。

ちなみに私が考える「批判されて当然」の事例は下記のようなものです。

・割高な手数料で暴利を貪る高コストファンド。
・運用成績が悪いアクティブファンド。
・ベンチマーク指数と連動しないインデックスファンド。
・「分配金利回り」などというまやかしの表現を使う販売会社。
・顧客のリスク許容度を考えない販売会社。
・販売会社に求められるまま次々に新ファンドを組成する運用会社。

当ブログでは今後とも基本的ファンド権の尊重に留意して参ります。

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この記事へのコメント

kage

大賛成です。インデックスVSアクティブをはじめ、自分の投資以外を否定する人って多いですよね。本人が納得していれば、どんなやり方でもいいと思うのですが。むしろ詐欺のような(大手金融機関の詐欺的手法も含みます)勧誘で投資のイメージが損なわれることに一致団結して対抗する方が建設的ですね。

Posted at 09:25:37 2012/11/20 by 夢見る父さん

この記事へのコメント

kage

夢見る父さんさま

コメントありがとうございます。

投資に対する理解がなかなか広がらない日本でせっかく投資に関心を持った者同士が内紛を繰り広げているようでは、いつまでたっても「投資=博打」というイメージは払拭できそうにありませんね。

Posted at 21:55:51 2012/11/20 by おやじダンサー

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kage


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