2017 09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 11

激しく歪んだ日経平均株価

kage

2012/10/12 (Fri)

今日の日経平均株価は前日比-12.66円の8,534.12円となり、今週は一度も上昇することなく4日続落で終わりました。この数字だけを見ると今日の日経平均株価の中身もボロボロだったように思われるかも知れませんが、現実は違っていました。日経平均株価の構成銘柄数はご存じのとおり225ですが、今日はその内でいくつの銘柄が上昇したかご存じでしょうか?その答えは下記のブルームバーグのページに書いてあります。

日経225構成銘柄株価指数(ブルームバーグ)

ご覧のとおり、上昇銘柄数は実に184にも及び、下落銘柄はわずか27、変わらずが14だったのです。このような内容なのに、なぜ日経平均株価はマイナスになってしまったのでしょうか?

4ヵ月前に書いた「日本のインデックス指数はダメ?」で私は、日経平均株価の特徴について下記のように紹介しました。

日経平均株価の特徴は単純平均であるため株価の高い銘柄の影響を強く受けることと、ハイテク輸出銘柄が多いため為替動向に左右されやすいことです。


今日の場合は前者の「株価の高い銘柄の影響を強く受ける」が悪い形で現れました。それでは具体的にどの銘柄が今日の「悪役」だったかというと、QUICK Money Lifeが集計している日経平均寄与度の【マイナス】の部分を見れば一目瞭然です。

上記リンク先をご覧いただければお分かりのとおり、今日の日経平均マイナス寄与度1位はファーストリテイリングで、1銘柄だけで日経平均株価を70.871円も引き下げています。そして2位がソフトバンクで、同じように1銘柄で日経平均株価を58.378円引き下げています。3位の日新製鋼ホールディングスのマイナス寄与度は0.232円ですので、事実上ファーストリテイリングとソフトバンクの2銘柄だけで日経平均株価をマイナスに沈めてしまったことになるわけです。相場の世界に「たら・れば」がないことは重々承知していますが、もし仮にこの2銘柄の株価が前日と変わらずであったら、今日の日経平均株価は+116.59円となっていた計算です。

このように今日は一部の値がさ株の値動きに大きな影響を受ける日経平均株価の特徴が如実に現れてしまったわけですが、日経平均株価をベンチマークに運用しているインデックスファンドはキッチリと連動を目指すしかありません。そしてそのインデックスファンドを購入している顧客もおとなしくその結果を受け入れるしかないのが現実です。

それなら日経平均株価を捨ててTOPIXを選べば良いかといえば、必ずしもそれが正解になるとは限りません。なぜなら「日本のインデックス指数はダメ?」にも書いたように、TOPIXは時価総額を元に算出されるため発行株式数の多い自動車株や銀行株などの影響を強く受けるという特徴があるからです。低迷する日本株復活のためには、代表的な株価指数を一から作り直す覚悟が必要なのかも知れませんね。



関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック