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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2012/09/22 (Sat)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,023円 (先月比2円低下)
●約定価額 : 7,928円 (先月比135円上昇)
●騰落率 : -1.3% (先月比1.7%改善)


世界経済にとって最大の懸念要因である欧州債務危機はいまだに根本的な解決には至っていないのですが、今月は日米欧の中央銀行が協調して金融緩和策を打ち出したことを市場は好感して、リスクを取って株式や商品(コモディティ)を買う「リスクオン」の動きが現れ始めました。このため今月の約定価額は先月より135円高い7,928円となり、私個人の騰落率も-1.3%にまで改善してきました。問題の本質はほとんど改善されていないにも関わらず市場参加者の心理の変化で資産価格が大きく変動することは、私のようなハイリスク投機家にとってはチャンスと思えますが、長期投資家にとっては迷惑以外の何者でもないのでしょうね。しかしながら日米欧の中央銀行が異例の金融緩和で市場にジャブジャブと資金を供給し、その影響で自国通貨高になることを恐れた新興国中央銀行も金融緩和(=利下げ)に動き、結果的に市場に溢れた資金(マネー)は虎視眈々と次の流入先を狙うことになります。そうなると2008年の原油価格のような投機的な動きがあちらこちらで見られるようになります。そもそも異例の金融緩和により市場に大量の資金を供給することは通貨自体の価値を毀損させる行為に他なりませんので、資産運用においても私たちは現金価値の目減り(=モノの価値の上昇)に一段と注意を払う必要があるように思います。対ドルでの円高ばかりを気にしていると、恐らく大局を見誤ることになるのではないでしょうか?

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セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの積立経過を見ると、世界経済にリスクオンの動きが出てきたことを実感できますが、私のように日本株を投機の対象として見ている者にとっては株価の回復がほとんど実感できません。これも「日本株ばかりを見ていると大局を見誤る」という実例なのでしょうね。そこで今回は久しぶりに世界の主要株価チェックをしてみたいと思います。下記チャートはいずれもYahoo!ファイナンスからお借りした、週足1年チャートです。

それではまず最初に、日本の主要株価チャートから見てみましょう。左から日経平均、TOPIX、ジャスダックです。

日経平均 TOPIX ジャスダック

ご覧のとおりいずれも4月ごろがピークになっています。この時に何があったかというと円安です。これは日本株がいかに為替次第であるかを顕著に示しているといえるのではないでしょうか?それでも最近のジャスダックは独自の動きを見せており、逆説的には日本を代表するような有名銘柄の弱さを示しているといえそうです。

それでは次にアメリカの代表的な株価指数を見てみましょう。左からダウ平均、ナスダック、S&P500です。

ダウ平均 ナスダック アメリカS&P500

こちらはいずれも理想的なチャートですね。日経平均やTOPIXが4月の高値から結局「行ってこい」の形になっているのに対して、上記のチャートはいずれも4月の高値を超えてさらに上を目指す形になっています。もしかするとこれは、通貨安競争の勝者と敗者を如実に表しているのかもしれませんね。

それでは次にヨーロッパの主要株価チャートを見てみましょう。まずは左からイギリス、ドイツ、フランスです。

イギリスFTSE100 ドイツDAX フランスCAC40

続いて左からイタリア、ノルウェー、スウェーデンです。

イタリアMBI ノルウェーOSE スウェーデンOMX

いずれのチャートも欧州債務危機の震源地の割には崩れていませんね。特にドイツとノルウェーはアメリカと同様に4月の高値を抜けてさらに上を目指す形になっています。これも日本にはない「通貨安」と「老後の安心」の効果が如実に現れているのかも知れませんね。

それでは次にアジア・オセアニアの主要株価チャートを見てみましょう。まずは左から香港、上海、インドです。

香港ハンセン 上海総合指数 インドSENSEX

続いて左から韓国、台湾、オーストラリアです。

韓国KOSPI 台湾TSEC オーストラリアASX

続いて左からインドネシア、マレーシア、シンガポールです。

インドネシア マレーシア シンガポール

この中で他のチャートと比較して明らかに異なった動きをしているのが上海総合指数です。中国の景気減速懸念から上海総合指数は9月20日に2009年2月以来の安値を付けました。もしこの株価がこれまで世界経済の牽引役となることが期待されていた中国経済の実態を示しているのであれば、世界経済の先行きは暗いのかも知れません。しかしインド、インドネシア、マレーシアの株価を見ると、中国の次の牽引役候補が着実に力を付けてきているようにも思えます。

それでは最後に南米とロシアの株価チャートを見てみましょう。なおロシアのチャートだけはYahoo!ファイナンスにありませんでしたのでマネックスのサイトからお借りしました。左からブラジル、メキシコ、ロシアです。

ブラジルBOVESPA メキシコIPC ロシアRTS

ブラジルは次回のサッカー・ワールドカップと夏季オリンピックの開催が決まっており、以前から投資先として有望だとされてきましたが株価動向は冴えませんね。結果論ではメキシコの方が正解でした。ここには掲載していませんが、アルゼンチンの株価はさらに低迷しています。

以上、久しぶりに世界の主要株価チャートをチェックしてみて改めて感じたのは分散投資の効果です。欧州債務危機の影響は国や地域によって異なり、株価も異なった動きをします。もし一国に集中投資すれば、もはやそれは一か八かの賭けです。分散投資では大勝ちは望めませんが、その代わり大負けも回避できます。長期投資においては大勝ちを狙うよりも大負けを回避することが何よりも大切です。加えて自戒を込めて申し添えれば、株価だけを見ていても世界経済の大局を見誤ります。アメリカの株が上昇してもそれ以上にドル安になれば資産価値は目減りします。同じように株が上がってもそれ以上にモノの価格が上がれば資産価値は目減りします。私たち個人投資家も資産価値を日本円だけで量るのではなく、資産運用には常日頃からもっと大局的な視野を持ちたいものですね。





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