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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2012/07/24 (Tue)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,028円 (先月比9円低下)
●約定価額 : 7,550円 (先月比48円下落)
●騰落率 : -6.1% (先月比0.5%悪化)


先月の定時報告では、欧州債務危機の行方に大きな影響を与えるとして世界中の注目を集めていたギリシャの再選挙で旧連立与党(緊縮財政継続派)が過半数を制し、最悪の事態(ギリシャのユーロ圏離脱)は回避されたと書きましたが、今月の約定日に世界中の注目を集めていたのはスペインの信用不安でした。スペインの10年国債利回り(=長期金利)は自力で資金調達が困難になるとされる危険水域7%を超えて、昨日は一時ユーロ導入後の最悪の7.596%にまで上昇しました(=国債本体の価格は下落)。マーケットはこれを嫌気して再びリスク・オフの動きが強まり、株が売られて円(日本国債)やドル(米国債)が買われました。これにより今月の定期積立約定価額は先月より48円安い7,550円となりました。さらに今日の基準価額は45円下がって7,505円になっています。結局のところ現在ECB(欧州中央銀行)やIMF(国際通貨基金)が行っている財政支援や流動性の供給は時間稼ぎに過ぎず、爆弾の爆発を先送りしているだけです。問題を根本的に解決するためにはギリシャやスペインのような信用不安国の財政再建が進み、巨額な債務(借金)の返済にメドを付ける必要があるのですが、実際の問題解決への歩みは遅々として進んでいません。もしかすると欧州債務危機は小さな悲観と楽観を繰り返しながら、一歩一歩最悪のシナリオ(=第2次世界大恐慌)に近付いているのかも知れませんね。

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先に触れたとおり、昨日はスペイン10年債利回りがユーロ導入後の最悪水準を更新しました。

スペイン債利回りユーロ導入後最高、全面支援要請への懸念で

ロンドン 23日 ロイター:23日のユーロ圏金融・債券市場ではスペイン国債利回りがユーロ導入以来の高水準をつけた。同国が全面的な財政支援の要請を余儀なくされるとの懸念が高まっている。

また、安全資産への逃避の動きが強まるなか、独連邦債5・10年物利回りは過去最低をつけた。

スペイン中央政府が今月に入り、地方政府向けの180億ユーロの緊急融資枠を決定したことを背景に、スペインのムルシア州は22日、中央政府への支援要請の可能性を検討していることを明らかにした。20日にはバレンシア州が支援要請を要請している。国内メディアによると、他の複数の州も支援を要請する可能性があるという。

スペイン10年債利回りは7.596%と、前営業日から約30ベーシスポイント(bp)上昇した。(後略)


上記記事にあるとおり、スペイン国債から逃避した資金の一部はドイツ国債に流入しています。また先にも述べたとおり、米国債や日本国債も買われています。この資金流入を受けて米10年債利回りは昨日、過去最低水準を更新しています。

米10年債利回り、1.44%割り込み最低水準に

東京 23日 ロイター:アジア時間序盤の取引で米10年債利回りが1.4365%をつけ、過去最低水準を更新した。

市場ではスペインが国際的な支援を求める可能性を懸念している。


ひとつ前のエントリーでご紹介したテレビ番組でファイナンシャルプランナーの深野康彦さんはインデックス運用の注意点として下記のような指摘をされました。

世界の債券に投資するインデックス型であれば多くがシティグループ世界国債インデックスをベンチマーク指数にしているが、その中にはイタリア国債やスペイン国債が12-13%くらい入っている。本当にそれを買いたいですか?というジレンマがあると思う。


代表的な海外債券型インデックスがイタリア国債をどれくらい組み込んでいるのかについては以前「イタリア国債暴落中」で触れたことがありますが、ふとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの組み入れ比率も気になったので調べてみました。

セゾン投信の月次レポートでは組み入れられている欧州債券の国別比率まではわかりませんのでインターネットで検索してみると、運良くVanguard Euro Government Bond Index Fundの月次レポート(6月末時点)に行き当たりました。

EGB20120630

国別の組み入れ比率は下記のとおりです。

EGB20120630_2

ご覧のとおりイタリアは19.0%、スペインは10.2%でした。合計29.2%は決して低い割合ではありません。私たちはインデックス投資により「危ない国債」を買っているということを自覚しておく必要がありますね。

それなら「危ない国債」を排除する(=買わない)という選択肢もありますが、インデックスファンドから一部の国だけを排除することは困難ですし、投資行動が「危ない国債は買わない」という予断に左右された時点でもはやそれはインデックス投資ではなくなってしまいます(アクティブ投資そのもの)。インデックス投資は投資判断にいかなる予断をも持たないことが「お約束」であり、インデックス投資家が座右の銘とすべきは「Let it be(あるがままに)」であり「Que sera sera(ケ・セラ・セラ=なるようになる)」なのです。

それでは最後にハイリスク投機家の私からインデックス投資家の皆さんに「聖書」から引用した有名な言葉をお贈りしましょう。

汝の右の頬を打つものあらば、左の頬も向けよ。

今月の約定価額が下がったら来月はもっと下がるように願いなさい(その方が安くたくさん買えますね)。

汝の隣人を愛せよ。

汝の隣人(=アクティブ投資家)を愛しなさい。(彼らは平均点を決めてくれる大切な存在です。彼らが頑張って平均点を上げてくれるように応援しましょう。)





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