2017 05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2017 07

澤上篤人大先生の御託宣

kage

2012/06/09 (Sat)

私がいつも株式取引の情報収集に活用させていただいているインターネット株式情報番組「STOCK VOICE」のアーカイブで昨日ライブ放送にゲスト出演された澤上篤人さんの発言が公開されています。

本日のゲスト6/8さわかみ投信 澤上篤人さん

以前同番組に若林栄四さんが出演された時に、それをネタに「若林栄四先生の為替相場大予言」を書いたところ、思いの他ご好評をいただきましたので、柳の下の二匹目のドジョウを狙ってみたいと思い本エントリーを立てた次第です。また、先月末の「さわかみの事とかSBIの事とか」で「澤上篤人会長の発言はいつも強気でブレがありませんが、顧客を不安にさせている事実を真摯に受け止めて、何らかの対策(運用戦略の見直しとか丁寧な説明とか)を講じる必要があるのではないでしょうか?」と書いた手前もあり、澤上会長がどのような発言をされるかに興味もありましたので。その「御託宣」は長期投資を実践されている方には貴重なお告げになるかもしれません。しかし悪魔のささやきになる可能性もありますので信じるか信じないかは皆さんの判断にお任せします。

<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
澤上篤人会長がどのような発言をされたのかを知るためには上記コンテンツをご覧いただくのが一番早くて確実なのですが、ご参考までに以下にその要旨を私なりにまとめてみました。

・(株価暴落時に意気消沈している人の気持ちは)理解できない。投資は安く買って高く売るしかない。今は誰が見ても安い。安ければ安いほど(喜んで)買わなければ意味がない。今は安く買えてご機嫌だ。

・株式投資は選べる(=銘柄の選択ができる)。つぶれそうな会社とか国におんぶに抱っこというような会社は選ばずに、自分の力で世界経済を生き抜いていけるような会社を選ぶ。そのような会社はいっぱいあるしつぶれない。今の内に買っておけばいい。

・世界の人口は昨年10月末に70億人を超えた。現在でも世界の人口は毎日23万人ずつ増えている。世界の人口は増えて皆が豊かになっていく。これはスゴイこと。世界経済は拡大するに決まっている。その成長を支える企業に投資しない理由はまったくない。

・多くの個人投資家が目先の材料に一喜一憂する理由は投資で大きくお金を増やした経験がないから。目先の相場を追いかけてチマチマ売買を繰り返し、暴落で一気にやられる。安くなっても怖くて買えない。この繰り返し。

・株式投資は株価を買うのではなく企業の利益成長を買うもの。皆がそれを分かっているはずなのに、実際に株式投資を始めるとそれをやらない。

・株式投資を始めると儲けようという気持ちが前に出過ぎる。そのため儲かりそうな株とか儲かりそうなタイミングでしか買えなくなる。本来の投資はやるべきことをやっておけば自然に儲かってしまうもの。

・(日本の株式相場は)いつも安いところを外国人に買われて、日本人投資家は後から付いていく。だらしないよねぇ。(筆者注:日本人が日本株を買って経済活動を盛り上げようという意識が皆無なことに対する嘆きだと理解しました。)

・(日本の株式相場を変えるためには)投資家一人ひとりが慣れるしかない。実際にやってみて、暴落時に買うと楽だということを実感する必要がある。

・暴落時に買うには勇気が必要だがそれも慣れで克服できる。一銘柄だけでもいいので一度試しに買ってみて、数ヵ月後に上がれば、これが長期投資だと実感できる。(筆者注:暴落時に買い向かうには勇気だけでなく損失への覚悟も必要だと思います。「落ちてくるナイフはつかむな」という相場格言もありますし、個人的には「言うは易く行うは難し」の典型だと思っています。)

・(この方法が必ず成功するとは)約束はできないが、私の42年の投資経験でもあまり失敗はない。(私が選んだ株は)生き残ってきているし、それなりの成績も出ている。良い会社の株を選んで安い内に買っておく。そして値上がりするのをじっくり待つ。3年5年待っても構わない。その意識があるかどうか。待っている間に企業は業績を伸ばし世界経済は拡大を続ける。株価が上がらない理由は何もない。

・個人投資家の皆さんがよく間違えるのは、儲かりそうな(=株価が上がりそうな)企業を良い企業と考えてしまうこと。しかし誰もがそう思うような企業はすでに株価に現れている(=織り込まれている)。そのような株はすでに高値。(私が考える)良い企業とは5年10年世界経済の成長を支えてなくなっては困るような会社。皆が売っている時にその企業の株を「応援してあげる」という気持ちで買う。これをやると楽。

・さわかみファンドには株価が低迷して「何でこんな株を買っているのか?」と言われるような銘柄がたくさんある。しかしこのような銘柄は上がる時には7倍10倍になる。これが長期投資の醍醐味。10%20%の値上がりなんてセコイ。そんなことには全然興味なし。

・銘柄選択の基準は5年後10年後でもなくなると困る会社。一般的に儲かりそうだと言われる銘柄は確かに1年から3年くらいは伸びるかも知れない。しかし5年後10年後はどうなるかまったく分からない。フェイスブックもそう。

・具体的な業界では化学が面白い。韓国のサムスンは理論を理解して業績を伸ばしている。しかし日本の化学メーカーにとっての化学は理論ではなく練り物。5年10年の研究を経て一つの繊維を生み出している。特許も取らない(筆者注:ほとんど職人技なので真似できないのでしょう)。液晶スクリーンで8割のシェアと2割のシェアを持っているのはいずれも日本の会社。この会社がなければサムスンは液晶パネルの製造ができない。同じような事例がたくさんある。

・私は決算発表なんで全然見ていない。買うと決めた株を皆が売ったら買うだけ。

・日本経済復活のためには自分も一生懸命働くがお金にも働いてもらう必要がある。人間は年老いたら働けなくなるがお金は元気に働いてくれる。お金は大事な味方でありパートナーである。

やはり澤上会長の発言は良くも悪くもブレがないですね。しかしさわかみファンドの基準価額が設定時の1万円を下回り(6月8日時点で9,832円)、TOPIXのパフォーマンスにさえ負けている現状では、不快感を持つ顧客も少なくないのでは?と思いました。しかし澤上会長ご指摘のとおり、私たち一人ひとりが一生懸命に働くだけでなくお金にも働いてもらうことで、日本経済が活性化して私たちの老後の不安が解消に向かうことも事実です。澤上会長はこの主張を「+YOU」というプロジェクトで全国行脚して広めていくとのこと(「+YOUニッポン応援全国キャラバン」)。他の講師陣も当ブログではおなじみの方ばかりです。

コモンズ投信株式会社 会長 渋澤 健 氏

セゾン投信株式会社 代表取締役社長 中野 晴啓 氏

レオス・キャピタルワークス株式会社 取締役最高投資責任者 藤野 英人 氏

さわかみ投信株式会社 代表取締役会長 澤上 篤人 氏

マネックス証券株式会社 代表取締役社長CEO 松本 大 氏

参加費無料で全国40都市で延べ70回以上開催される予定とのことです。なお詳しくは「+YOUイベント」でご確認ください。



関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック