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さわかみの事とかSBIの事とか

kage

2012/05/25 (Fri)

昨年の11月下旬に日本株の下落が続いていたころ、さわかみファンドの基準価額がちょうど設定時と同じ10,000円になったことを取り上げて「ふりだしに戻る」と題するエントリーを立てたのですが、本日さわかみファンドの基準価額は再び10,000円を割り込みました。

さわかみファンド

これにより、さわかみファンドの設定時に一括投資をしてそのまま保有を続けてきた投資家の損益はマイナスに転落することになりました。また、毎月コツコツと積み立てを継続している投資家でも、さわかみファンドの基準価額は2007年には20,000円を超えたこともありましたので、個別元本が10,000円を超えている割合が結構多いのではないでしょうか?

それでは「震災後一年のアクティブファンド比較」と同じ比較対象で直近一年間の基準価額推移を見てみましょう。比較チャートはいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしています。

独立系アクティブ投信1年

緑:結い2101(鎌倉投信)
赤:ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
黒:コモンズ30ファンド(コモンズ投信)
橙:TOPIX
青:さわかみファンド(さわかみ投信)


ご覧のとおり、さわかみファンドだけがTOPIXに負けています。さわかみファンドほどの規模になってバイ&ホールドを続けると、結局はTOPIXと似たような運用成績になってしまうことはよく指摘されますが、TOPIXを下回る成績では顧客は納得できないでしょう。澤上篤人会長の発言はいつも強気でブレがありませんが、顧客を不安にさせている事実を真摯に受け止めて、何らかの対策(運用戦略の見直しとか丁寧な説明とか)を講じる必要があるのではないでしょうか?

さて、続いてはSBIに関する話題です。オリンパス事件をスクープして厳しい追及を続けた雑誌「ザ・ファクタ(FACTA)」が現在はSBI証券を傘下に置くSBIホールディングスの疑惑を追及していることはご存じの方も多いと思います。

SBI「幽霊」子会社の暗部(FACTA Online)
SBIからの借り入れと社債引き受けで一時は1千億円調達。その資金を迂回させた先はどこなのか。
2012年6月号 [北尾マジック追及第5弾]

SBI幹部諸氏への投降勧告(阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」)

私もSBI証券の顧客の一人ですので、「疑惑」が経営基盤を揺るがすことのないよう願っていますが、オリンパス事件の先例を考えれば「万が一の事態」も想定しておく必要があるかも知れないと思っています。いたずらに危機感を煽ることは本意ではありませんが、SBI証券のサービスを利用している方は一応念のために「ザ・ファクタ(FACTA)」の追求のその後に留意しておかれることをお勧めします。特に分別管理の対象とならないSBI債や貸株を利用している方は警戒が必要かも知れません。なお「万が一の事態」を想定した注意については、リーマンショック時に書いた下記のエントリーをご参照ください。

最悪の事態を想定しておく



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この記事へのコメント

kage

もし何かあった場合には、SBIの個人向け社債が注目ですね。

Posted at 23:31:01 2012/05/25 by 吊られた男

この記事へのコメント

kage

吊られた男さん

コメントありがとうございます。

社債のリスクを再認識する契機になるかも知れませんね。

Posted at 07:17:29 2012/05/26 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

おじゃまします

最近、自分年金づくりのブログを始めた者です。

やってみれば、ネタ探しで苦労していますが
貴ブログは、とても参考になり
最近よく拝見しています。

これからも、楽しみにしています。

Posted at 04:18:55 2012/05/27 by 田丸富蔵

この記事へのコメント

kage

田丸富蔵さん

コメントありがとうございます。

過分なお言葉をいただき恐縮です。
ただし、ハイリスク投機家の戯れ言を真に受けると
判断を誤る元になるかも知れませんのでご注意を。

個人的にはリタイアメントはブログネタの宝庫だと感じています。
今まで会社任せにしていた税金や社会保険料(年金や健康保険)
の納付をすべて自分で行わなければなりません。
もちろん退職金の運用もすべて自己責任です。
知識がなければ戸惑うだけでなく損をすることもありますから。

Posted at 10:51:22 2012/05/27 by おやじダンサー

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kage

素朴な疑問

こんにちは。
投信についていまさら聞けない素朴な疑問があります。

Aさんは日経平均がちょうど10000円のときに日経平均に連動する投資信託を10000円分買いました。
その投信を10年間持ち続け、その間日経平均は騰落を繰り返しました。
その10年間、投信は日経平均を忠実にトレースできたとします。
そして10年後、日経平均がちょうど10000円に戻ったとき、投信を売りました。
この時、Aさんの損益はどうなるのでしょうか。
投信はノーロード、信託報酬0.3%程度、無分配、信託財産留保額なしとします。

個人的には若干のプラスになっているのではないかと思うのですが・・・。

Posted at 06:56:04 2012/06/03 by nira

この記事へのコメント

kage

niraさん

ご質問ありがとうございます。

結論から先に申し上げると、niraさんの予想とは反対に若干のマイナスになります。

投資信託自体の損益はプラスマイナスゼロですが、ベンチマークの日経平均株価が配当落ち後の数値であるため、配当相当額だけ実際にはマイナスになります。

すなわち無分配のインデックス投信の損益分岐点は「ベンチマーク指数+配当相当分」となるわけです。

Posted at 08:07:23 2012/06/03 by おやじダンサー

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kage


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