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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2012/05/24 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,044円 (先月比10円低下)
●約定価額 : 7,510円 (先月比429円低下)
●騰落率 : -6.7% (先月比5.2%悪化)


前回のエントリーに書いたように、今の世界のマーケットはリスクオフの大嵐に襲われているようなもので、リスクの高い株式や商品(コモディティ)などから(相対的に)リスクの低い債券や現金(キャッシュ)に向かって投資資金の大移動が起こっています。この影響で今月の約定価額は先月より429円も低い7,510円となりました。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのポートフォリオは株式50:債券50なのでこの「投資資金大移動」の影響はある程度相殺されるはずなのですが、いかんせん同じ流れの中で日本円がリスク回避の一時逃避先として買われて円高が進んだため、外貨比率の高いことが裏目に出た形ですね。そして相場が不安定になればなるほど、投資家心理もネガティブ・スパイラルに陥ります。もしギリシャがユーロ圏を離脱することになれば、ポルトガル・スペイン・イタリアとドミノ倒しになるのではないか?とか、欧州経済がリセッション(景気後退)入りすることで欧州との貿易比率が高い中国の経済も停滞して、日本への影響も避けられないのではないか?とか、ドンドン悪い方に連想が広がり不安度が増すことになります。とりあえず目先の注目点はギリシャ再選挙(6月17日投開票)でどのような結果が出るかですね。いくらハイリスク投機家を自認する私でも、何か明確な相場転換のサインでも現れない限り、今は無理に勝負する必要はないように思えます。

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セゾン投信は今年3月で設立5周年を迎えました。私はセゾン投信の設立趣意に共感して設立当初から積み立てを続けているのですが、改めて調べてみたところ初回の積み立て約定日が今回とまったく同じ5月23日であったことが分かりました(セゾン投信の初回積み立てが完了)。もちろんこれは単なるカレンダーの巡り合わせであり、約定日が同じ日だからといって特に変わったことは起こらないのですが、あれからちょうど5年経ったのかと思うと感慨深いものがあります。私のようなハイリスク投機家がよく5年間もインデックスファンドの積み立てを続けられたものだと、自分でも感心します。ご承知のとおりこの間には、リーマン・ショック、ギリシャ危機、東日本大震災など、相場を大きく揺るがす出来事が立て続けに起きたため、初回の約定価額10,689円が今月は7,510円にまで低下する結果となりました。それでも毎月コツコツと積み立てを続けた私個人の運用成績は-6.7%程度で済んでいます。2ヵ月前は黒字化していたことを思えば、この結果は上出来であると思っています。この間の運用をすべて自己判断で行ってこの成績に勝つ自信があるか?と問われれば、私は自信を持って「否」と答えます。

長期投資にとって理想的な展開は基準価額が右肩上がりのグラフを描くことではありません。資産形成期はずっと低迷を続けて、その間は安くタップリと資産を仕込み、資産取り崩し期に入る前後に急騰する展開が最も望ましいといえます。反対に最悪の展開は、資産取り崩し期に入ってから基準価額が急落するパターンです。世界経済の歴史はバブルの発生と崩壊の歴史であると考えれば、自分の資産運用期間がどのサイクルに当たるかという運で最終的な結果が決まることになります。欧州危機がさらに深刻化したとしても、世界経済は最終的には立ち直って力強く成長軌道に戻るという楽観的なシナリオであれば、私がコツコツと積み立てを続けてきたこの5年間は先に述べた理想的な展開の条件を満たしているともいえます。しかし一方で欧州危機がさらに深刻化して世界経済が「第二次世界大恐慌」入りする最悪のシナリオも完全には否定できません。もっとももしそうなった場合、私は「最悪の事態を想定するのは難しい」にも書いたとおり、どんな金融資産に分散していても大打撃を避けることは困難であろうと考えています。もし本気で最悪の事態に備えるのならば、自給自足の態勢を整えるためか、日銭を稼げるスキルを身に付けるために投資をすべきであると考えます。

実際には最悪の事態は滅多に起こらないものですが、現実に長期投資で形成できる最終的な資産額は天運任せの部分がありますので、ある程度運用が上手く行ったら資産運用をやめる(=現金化する)という選択肢もあります。しかし先月の定時報告でご紹介した野尻哲史さん(フィデリティ退職・投資教育研究所所長)の試算によると、TOPIXに類似した運用利回りを適用して1,000万円を毎年4%ずつ取り崩すと15年後の残高は621.7万円になるとのことでした。もし1,000万円をまったく運用せずに15年間毎年40万円を取り崩せば残高は400万円です。毎年4%では残高が減るに従って取り崩し額が減りますが、定額取り崩しや必要な金額だけ取り崩しに比べて抑制機能として働くこともまた事実です。TOPIXのようなお世辞にも優秀とはいえない運用利回りを適用してもこの結果であれば、世界経済が安定成長軌道に戻ってある程度の運用利回りが期待できるのなら、資産取り崩し期も運用を継続することが合理的であると感じます。世界一の長寿国に住む者にとって老後最大のリスクは「長生き」かも知れません。そういう意味でも長期投資とは文字通り長い付き合いになりそうですね。





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