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大嵐

kage

2012/05/20 (Sun)

今のマーケットはリスクオフの大嵐に襲われているようなもので、こうなってしまうと割安とか成長とかテクニカルとかファンダメンタルズとかアノマリーとかがすべて吹き飛ばされて通用しなくなります。株式市場では「下がるから売る、売るから下がる」のスパイラルに陥っています。つまり今の下落相場の要因は大部分が需給ということですね。債券市場はまったく逆で日米独英などの国債に資金が流入しています。こうなると日本の財政赤字や少子高齢化などの問題はすべて吹き飛ばされてしまいます。この大嵐は投資家心理の暴走が引き起こしていますので、今はじっと沈静化を待つしかありません。

インデックス投資家は例えマーケットが大嵐に襲われても、市場平均をキッチリと取るためには退避は許されません。しかしアクティブ投資家は無理に大嵐に付き合う必要はありません。ヤバイと思ったら自分の判断で一時退避をすれば良いのです。有能なアクティブ投資家はおそらく大嵐到来前に撤退を完了して、今は潤沢な資金を抱えて虎視眈々と絶好の買い場を狙っているはずです。ちなみに有能ではない私は今回も完全に逃げ遅れてしまい、撤退は50%しか完了していません。月曜日からまた泣きながら損切りを進める予定です。

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一方で長期投資目的の定期積立は大嵐に見舞われても淡々と続ける予定です。来週は23日がセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日です。今月は思いがけず安くたくさん買えてラッキーと無理矢理にでも喜ぶことにします。

ただし「長期投資はいつか必ず報われる」という根拠のない楽観は禁物です。以前にも書きましたが、私は欧州債務危機がもしもイタリアにまで波及したら第二次世界大恐慌の可能性が極めて高くなると考えています。イタリアの経済規模はギリシャとは桁違いですので、世界経済に与える影響も桁違いです。さらに日本の銀行はイタリア国債を大量に抱えているそうですし、IMF(国際通貨基金)やESFS(欧州金融監督制度)に日本が大量の資金を拠出していることを考えれば、例え投資をしていなくても無関係ではいられないことが良く分かります。世界恐慌になっても人類が滅亡するわけではありませんので、いつかは成長軌道に戻るでしょう。しかし全世界が日本化して低成長が10年も20年も続くようでは個人の長期投資にとっては致命的です。リスクを取るのであれば常に最悪の事態を想定しておくことも必要です。

ところで、長期投資の目的とは資産を増やすことでしょうか?運用成績がプラスにならなければ長期投資は失敗でしょうか?私は必ずしもそうではないと思っています。預貯金も投資もしなかった人と比べると、例え運用成績がマイナスであっても手元に資産が残っていることこそが重要であることがお分かりいただけると思います。長期投資の直接的な目的はリタイア後のセカンド・ライフに向けて資産を形成することです。そして最終目的は築いた資産を使って有意義なセカンド・ライフを送ることです。長期投資で資産が増えることに越したことはありませんが、決して運用成績の優劣を競っているわけではないという点は肝に銘じておきたいものですね。



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