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バンガードが低コストを実現できる理由

kage

2012/05/02 (Wed)

昨日(5月1日)、バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社よりETFのエクスペンスレシオ引き下げが発表されました。

バンガードETF™ エクスペンスレシオ改定のお知らせ(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

2012年4月26日付の目論見書に表記されたエクスペンスレシオが改定されたバンガードETFは以下の通りです。
( ) 内の数字は2011年4月29日付目論見書に記載のエクスペンスレシオです。

【VB】 バンガード・スモールキャップETF 0.16% (0.17%)
【VOO】 バンガード・S&P500 ETF 0.05% (0.06%)
【VTI】 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 0.06% (0.07%)

2012年4月25日付の目論見書に表記されたエクスペンスレシオが改定されたバンガードETFは以下の通りです。
( ) 内の数字は2011年4月26日付目論見書に記載のエクスペンスレシオです。

【BND】 バンガード・米国トータル債券市場ETF 0.10% (0.11%)

注:エクスペンスレシオは毎年決算日毎に見直され、変動します。
注:エクスペンスレシオとは、ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)です。


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ここに記された数値を見れば一目瞭然ですが、バンガードETFのコストは国産ETFを圧倒する低さです。バンガードETFはなぜこのようなコストダウンが可能なのでしょうか?その理由については私が説明するよりもSBI証券のサイトに分かりやすくまとめてありましたので、そちらをご覧いただく方が正しくご理解いただけると思います(丸投げで済みません)。

バンガードETFが低コストを実現できる2つの理由(SBI証券)

上記ページの内容をザックリまとめれば、バンガード社は全株式を自社のファンドに組み入れることで顧客(投資家)=株主(所有者)という構造になっているため顧客と株主の間で利益相反が生まれず、他のファンドと共同運用することでスケールメリットの拡大を実現できることが低コストの秘密です。

このように個人投資家にとっては理想的なバンガードのETFをぜひ日本でも直販して欲しいものですよね。私も個人投資家の端くれとして心からそう思います。同様の要望はセゾン投信とバンガード・インベストメンツ・ジャパン共催のセミナーでたびたび出されているのですが、加藤代表の回答は決まっていつも否定的です。その理由は日本ではまだインデックスファンドやETFの認知度が低く、バンガード社の認知度も低いことです。このような状況で日本市場に参入しても投下したコストの回収は困難というのがバンガード社の判断です。先に触れたとおりバンガード社は顧客(投資家)=株主(所有者)という構造になっているため、日本に投下したコストが無駄になれば顧客全員の不利益になってしまいます。これでは採算が合いそうにない市場には安易に参入できません。このようなシビアな経営判断もバンガードの低コストを支えている要因のひとつであると私は考えています。

とはいえ、昔と違って今では大手ネット証券で手軽にバンガードの海外ETFを売買できるようになりました。これは10年前の投資環境を思えば本当に夢のような進歩です。しかし現時点ではネット証券で特定口座に入らないこと、配当に二重課税の問題があること(日米で二重に課税される。ただし確定申告で控除可能。)、売買手数料が割高で頻繁な売買に適さないこと、など多くの問題点があることも事実です。果たしてバンガードのファンドが日本で直販される日は来るのでしょうか?



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