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表と裏

kage

2012/02/22 (Wed)

あらゆる物事には表と裏があるもので、どちらから見るかによって違った捉え方ができるものです。例えば為替が良い例です。今日の為替市場ではドル円が6ヵ月半ぶりに1ドル=80円台に乗せましたが、これを日本人が円の方から見れば「円安」となり、米国人がドルの方から見れば「ドル高」となるわけです。下記はマネックス証券のサイトからお借りしたドル円の過去6ヵ月の日足チャートです。ご覧のとおり、昨年10月末の為替介入の水準を超えて円安が進んでおり、長く続いた円高トレンドがいよいよ終焉を迎えることになるのかも知れません。

ドル/円

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為替市場で円安/ドル高が進んだことで、円安メリットを享受する輸出企業の存在感が大きい日経平均株価も上昇しました。下記は同じくマネックス証券のサイトからお借りした日経平均株価の過去6ヵ月間の日足チャートです。ご覧のとおりこちらも過去半年間の高値水準を超えて上昇しており、強気トレンドへの転換を予感させます。

日経平均株価

あと今日のマーケットで話題になっていたのは原油価格の高騰です。下記もマネックス証券のサイトからお借りしたWTI原油先物の過去6ヵ月間の日足チャートです。ご覧のとおりこちらも長くもみ合いを続けていた1バレル=100ドル台を上抜けており、トレンドの転換を予感させます。

WTI

原油と並んで商品(コモディティ)を代表するものは言うまでもなく金(Gold)です。下記もマネックス証券のサイトからお借りしたCOMEX金先物のチャートです。金価格は昨年いち早く高値にチャレンジした経緯もあり、半年チャートではトレンドが見えませんので、ご参考までに5年チャートと並べてみました。これを見るとリーマンショック以降の金価格がほぼ右肩上がりで上昇を続けていることが分かります。

GOLD GOLD5年

最近の為替市場におけるドル/円を「ドル高/円安」と表現するように、これらの株高、原油高、金高を表そうとするならばどういう表現になるかといえば、裏にあるのはいずれも「通貨安」ということになります。ご承知のとおり現在は日米欧の中央銀行が金融緩和を競い合い、ジャンジャン紙幣を刷っている状態です。その結果、世界中のマーケットにドル、ユーロ、円が盛大にばらまかれることになり、いわゆる「流動性でジャブジャブの状態」になっています。これでは通貨の価値が低下するのも当たり前です。すなわち現状は株や原油や金が上がっているのか?それとも通貨価値が下落しているのか?私たちは客観的かつ冷静に判断する必要があるということですね。

もしかするとこのジャブジャブに供給された流動性が新たなバブルを生むことになるのかも知れません。しかし将来がどうなるかを私などが正確に予測することは不可能です。しかし日本がかつて経験したバブル経済では、確かに景気は良くなりましたが、不動産価格が高騰して一般庶民のマイホームの夢が遙か彼方に遠のいてしまったという歴史は知っています。将来バブルが生まれるかどうかは分かりませんし、もし生まれる可能性が高いと分かってもどの市場がバブル化するかを事前に正確に予測することは困難です。私たち個人投資家にできる対策は、通貨価値がこのまま下落を続けても保有資産を大きく毀損することのないように分散投資を進めることですね。



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