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イタリア国債暴落中

kage

2011/11/07 (Mon)

ギリシャの国民投票が何とか回避され、混乱が小休止したと思ったら、先週末からイタリア国債がヤバイ状況になっているようです。そして今日はついに、ユーロ導入後の最安値を更新してしまいました。国債の価格が暴落しているということは金利は急上昇しているわけで、日本と同じように莫大な政府債務を抱えるイタリアは利払いに困ることになります。(債券価格と金利の関係についてはずいぶん以前に書いた「金利が上がるとなぜ債券価格は下がるのか」をご参照ください。)

欧州危機:イタリア国債下落 ユーロ導入以来最悪に(毎日新聞)

今朝の日本経済新聞にも「投信運用、欧州国債離れ 円債シフトが加速」という記事がありました。欧州債務危機を背景にして、投資信託や年金運用資金は積極的にユーロ建て国債の売却に動いているそうです。そのメイン・ターゲットになっているのが、まさにイタリア国債とのことでした。その具体例として、グローバル・ソブリン・オープン(国際投信)、海外国債ファンド(新光投信)、世界の賢人(みずほ信託銀行)と、みずほ信託銀行、中央三井信託銀行、住友生命保険が企業から受託している年金運用が挙げられていました。

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このようにアクティブ運用の投資信託や年金運用では、「ヤバイ」と思ったら一時撤退が可能なのですが、インデックス運用の投資信託ではそれができません。ご参考までに主な先進国債券型インデックス投信のイタリア国債組み入れ比率を、直近の月報で確認しておきましょう。

CMAM外国債券インデックスe : 9.24%(9月30日時点)

STAMグローバル債券インデックス・オープン : 9.0%(9月30日時点)

eMAXIS先進国債券インデックス : 9.08%(9月30日時点)

(参考)グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) : 4.18%(10月31日時点)


ちなみに、イタリア国債に関してはこんな物騒な報道も流れています。

ECBがイタリア国債買い入れ停止の可能性=ルクセンブルク中銀総裁(ロイター)

日本経済新聞の記事によると、グローバル・ソブリン・オープン単独のイタリア国債の売却額は2,000億円超とのことでした。他の投資信託や年金運用の売却額も合わせれば、かなりの額のイタリア国債が日本人によって叩き売られたことになります。それを引き受けているのがECB(欧州中央銀行)ですので、もしECBがイタリア国債の買い入れを停止するような事態になればイタリア国債のデフォルト(債務不履行)が一気に現実味を帯びてきます。まさかECBがそんなことはしないはずですので、これは財政再建をキチンとやれという警告なのでしょう。いずれにしてもイタリア国債が次の時限爆弾になっているという覚悟だけはしておく必要があるようです。



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