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ひとりごと

kage

2011/10/21 (Fri)

最近「ひとりごと」でエントリー数を稼いでいるようで恐縮ですが、そもそも当ブログの主旨が「ひとりごと」でしたので、何卒ご容赦ください。思ったことを気軽に書けるので、個人的にはこのスタイルが気に入っています。

昨日の日本経済新聞・電子版に「大洪水のタイ、日本にできる恩返しは」と題する記事が掲載されました。タイは東日本大震災の際にいち早く支援の手を差し伸べてくれた親日国なので、今回の水害に対して日本ができる恩返しを考えよう、という主旨の内容でした。この記事を読んで私なりの恩返し案を漠然と考えていた時にふと思い浮かんだのは、日本とタイの間で人・物・金の移動を完全に自由化してはどうだろう?という突飛な発想でした。日本とタイはすでにFTA(自由貿易協定)が発効済みですので、それをさらに拡大するという考えです。貿易も、移住も、投資も自由ということですね。現在賛否が分かれて議論になっているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の試金石にもなります。さらに同じく東日本大震災の際にいち早く支援の手を差し伸べてくれた台湾も加えれば、かつて鳩山総理が提唱していた東アジア共同体の試金石にもなります。

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もし日本とタイとの間で人・物・金の移動を完全に自由化できたら、実際にはどんなことが起こるのでしょうか?よく言われているように、タイから労働者が大挙して日本に押し寄せてくるのでしょうか?確かに労働者は来るでしょう。しかし私は日本から出て行く企業の方が多いような気がします。今回の洪水に関する報道を見て、タイのアユタヤにある工業団地の半分以上が日本企業で占められていることを恥ずかしながら初めて知りました。いすゞの全生産に占めるタイの割合は49%だそうですね。ソニーはデジタルカメラの新製品の発売ができなくなりました。このようにすでに日本企業のタイ依存度は相当高くなっており、もし日本とタイとの間で人・物・金の移動を完全に自由化されたら、タイの工業団地の日本企業占有率が50%から80%に上がるのではないかと感じました。そうなればタイの労働者もわざわざ日本に出稼ぎに行かなくても、この工業団地で働けばいいわけですよね?冬場はタイの有名なリゾート地であるプーケット島で過ごしたいという日本の高齢者も増えて、差し引きすれば出て行く方が多くなるのかも知れません。

こんなことを考えていたらTPPの議論についても先入観を捨てなければいけないような気がしてきました。TPPに参加することで企業の海外脱出が加速して、国内産業の空洞化がますます進むことになるのかも知れません。あるいはTPPに参加することで農業や医療の構造改革が一気に進んで世界で戦える強い産業として生き返るかも知れません。先にご報告したセミナーでチャールズ・エリス氏は「何事にもコミットし過ぎてはいけない」と忠告されました。TPPに限らず投資に関しても、先入観や予断を持たず、冷静にメリットとデメリットを考えたいものですね(口で言うほど簡単ではありませんが)。



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