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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2011/07/22 (Fri)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,180円 (先月比で10円の低下)
●騰落率 : -4.1% (先月比で1.3%の改善)


先月の約定日から1ヵ月間で日米欧の株価は結構回復しましたが米国の債務上限引き上げ問題、欧州の高債務国財政危機、日本の政治混乱(特例公債法案未成立)、新興国の深刻なインフレという状況にはほとんど変化はありませんでした。しかし欧米の問題に関しては何らかのアクションを起こさなければならない期限が目前に迫ってきたことから「欧米の状況に比べてまだ日本の方がマシ」という消去法的要因から日本円が買われ一段と円高が進行しました。これがセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額にはマイナス要因となり今月の約定価額は先月より44円低い7,715円となりました。しかし一方ではドル・ユーロ・円の主要3通貨がいずれも不安要因を抱えていることから金(Gold)価格が再び史上最高値を更新したり原油価格や穀物価格が上昇に転じたりしています。つまり資産価値の基準を金(Gold)や原油や穀物に置き換えて考えればいくら円高でも預貯金の価値は減少していると見ることもできるわけです。私自身は日米欧の財政不安と新興国のインフレ懸念から通貨全体の不安はまだ続くと考えていますがもちろんそうならない可能性もあります。しかし不確定な未来に向けて大切な資産を守ることを考えるならどのような事態になっても全滅だけはしないように資産の分散が必要不可欠であることだけは確かであるといえます。

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前々回のエントリーでご紹介したようにセゾン投信は創立以来まだ一度も黒字化を達成しておらず中野社長はセゾングループ内で肩身の狭い思いをなさっているようです。だからというわけでもないのでしょうが最近セゾン投信から届く販促メールの数が増えたような気がします。例えば直近だけでも7月8日付けでセゾン資産形成の達人ファンドの販促、7月15日付けで円高を活用したスポット投資を推奨する内容、7月20日付けで定期積み立てプラン変更方法案内(増額推奨?)と立て続けに届きました。いくらセゾン投信が高い志を持って起業したとはいえ採算度外視の慈善事業で運用を行っているわけではないのですから営利を追求するのは株式会社として当然のことであり私も販促メール連発を非難するつもりは毛頭ありません。しかし中野社長の苦労話を聞いた後では「経営の内情は結構大変なのかな?」と不安感を覚えてしまいます。セゾン投信がクレディセゾンの100%子会社である限りは親会社の意向を無視することはできません。もしその親会社が早期の黒字化を求めてるとすれば経営判断上顧客の利益との相反でさまざまな軋轢が生まれることは想像に難くありません。

会社の業績が好調で株主と顧客の利害が一致していれば何も問題はないのですが業績が思わしくない時には往々にして株主と顧客の求める方向が食い違い利益相反が起こります。株式会社の経営陣としては株主と顧客はどちらも大事なのでどちらの意見を優先すべきかジレンマに悩むことになります。そのような事態を考えると直販投信のパイオニアである米バンガード社の仕組みが合理的に思えてきます。以前こちらのエントリーでご紹介したとおりバンガード社は全株式をバンガード社のファンドに組み入れるという特殊な形態になっており、これによりファンドの購入者(顧客)=株主となっています。従ってバンガード社では株主と顧客の利益相反は起こり得ません。中野社長も「セゾン投信をこの形態にすることが理想だが今の日本の法律ではおそらく無理だろう」とのご意見でした。日本の金融業界でもバンガード社と同じような形態が許されるようになればもっと顧客の利益を重視する方向に変化が表れるのかも知れないとふと思った次第です。





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