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日本を借金大国にしたのは誰?

kage

2011/07/06 (Wed)

先週土曜日に東京・大塚で開催された直販ファンドの合同イベント「日本を○元気に!!~チョクハンファンドからのメッセージ~」に行って参りました。直販ファンドの責任者が一堂に会する合同イベントは昨年の「直販ファンドが日本を元気にする!!」に続いて二度目となりますが今回はレポートは行いません。その理由は事前にインターネット動画配信のUstreamで中継配信されることが分かっていたことと会場となった南大塚ホールが以前こちらのエントリーでご報告したようにシアター形式でメモを取りにくい環境にあったためです。ですから今回私は一切メモを取っていません。今回のイベントの内容をザックリと表現すれば前回と同様に「直販ファンドとは何ぞや?」という方に向けたいわばエントランス(入り口)的な役割を果たす自己紹介であって私のように昨年のイベントにも参加した人間にとっては特に目新しい発見はありませんでした。もし今回のイベントに初めて参加していずれかのファンドに興味を持たれた方はぜひ次はそのファンドが主催するセミナーや説明会に参加されることをおすすめします。そうすれば具体的な運用方法や投資方針(理念も含む)が詳細に分かるはずですから。

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それでは本エントリーのタイトルは何を意味するのか?ということになりますがこれはQ&Aの時間に日本の財政状態に不安を感じるという意見に対してセゾン投信の中野社長が回答した際の内容に関連しています。このタイトルに対する中野社長の回答を先に言うと「私たち一人ひとりにも責任がある」ということになります。すなわち、私たちは将来が不安なのでお金を消費に回さず銀行に預金する→お金が消費に回らないので景気が悪くなる→景気が悪いのでお金を預かった銀行も貸出先が見つからず困る→顧客から預かったお金を遊ばせておくわけにはいかないので仕方なく国債を買う→いくら国債を発行しても(=借金を増やしても)銀行がドンドン買ってくれるので赤字が膨張する、というスパイラル(悪循環)でわが国は世界一の借金大国になったわけです。それではこの悪循環を断ち切るためにはどうすればいいのでしょうか?中野社長曰く「私たちにはこの悪循環を断ち切る権利がある」。すなわち私たちには銀行預金からお金を引き出す自由があるということです。銀行預金の多くの部分が無為に国債購入に充てられると分かっているのなら私たちは自分の意志でそれを止めることは可能です。銀行預金をすべて引き出せばいいのです。そうすれば銀行も国債を買うことができなくなります。国民の多くが同じ行動を取れば国債の有力な買い手がいなくなり日本国債暴落の危機が現実化するかも知れません。しかし現状は古いギャグで恐縮ですが「赤信号、皆で渡れば怖くない」状態ですのでこのまま行けばいつかは強烈なしっぺ返しを食らう可能性が高いといえます。であれば一刻も早い内に悪循環を断ち切る必要があるように思います。今の政治家、お役人、私たち国民には危機感が足りないように思えますので後々のことを考えると早い内に「日本国債暴落の危機」を顕在化させるショック療法が必要なのかも知れませんね。

それでは銀行から預金を引き出した後はそのお金をどうすればいいのでしょうか?もちろんここでタンス預金という選択肢はありません。銀行預金の流出が続けば日本国債暴落の危機が現実的になってきますので一般的には日本円から他の通貨や他の資産に分散することが資産価値を守る上で重要な選択となります。日本が長く苦しめられたデフレの時代においては日本円建ての預貯金が最善・最強の選択でした。過去がそうだったからといってこれからも永遠にその常識が続くのか?という疑問を常に私たちは頭の片隅に止めておく必要があるように思います。

今回のイベントでもう一つ印象に残ったキーワードは「万年割安株」でした。これは日本株の先行きに不安を感じるという意見に対してありがとう投信の岡CIO(最高投資責任者)が回答した際の内容に含まれていた言葉です。「万年割安株」とは実体と比べて安値のままに放置された銘柄のことです。ご承知のとおり日本の株式市場は売買高が減少し続けていますので特に売買高が少ない中・小型株では割安だと思って買っても売るに売れない状況になるため結果的に「万年割安株」が増え続けることになります。株式市場の中にこのような合理的な値付けがされない銘柄がゴロゴロしている状況においてはインデックス投資も合理的ではない平均点を取っていることになります。「万年割安株」だっていつかは適正に評価されて合理的な値付けがされるはずと信じてインデックス投資を続けるという選択肢ももちろんあって良いと思います。しかしそのような期待を持った時点でインデックス投資の本質から外れてしまうのではないでしょうか?だからこそ私は以前から合理的な値付けがされていない日本株の運用はコアからサテライトに格下げが妥当だと主張していますしアクティブ運用がインデックス運用に勝つ可能性も高まるように感じています。

それではなぜ日本の株式市場がこんな悲惨な状況に陥ってしまったのでしょうか?それはズバリ私たち日本人が日本株を買わないからだと私は思っています。ご承知のとおり現在の日本の株式市場の外国人投資家シェアは約7割です。日本の株式市場は日本人が株を売買しない不思議な市場なのです。上場企業にお勤めの方は社内にIR(Investor Relations)部門があると思いますのでぜひ一度担当者に自社の株価が安いとどんな困ったことがあるのかを聞いてみて下さい。日本人は株価が安値に放置されることに対する危機感も足りないのかも知れませんね。



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この記事へのコメント

kage

日本国は借金より資産の方が多いです

日本は世界一の純債権国ですよ。資産の方が大きい。
ご自分で調べてみてくださいね。

Posted at 22:57:59 2011/07/08 by takurou

この記事へのコメント

kage

takurouさん

コメントありがとうございます。

実は日本に財政危機など存在しないのではないかという仮説については先日下記のエントリーで触れました。

http://oyajidancer.blog22.fc2.com/blog-entry-851.html

この中でも書いたように問題なのは私たち国民に国の資産の実体が明らかにされないことです。このため国のバランスシートが分かりません。ご指摘のとおり日本は莫大な資産を保有していますが売れない資産(国道など)や売ることを許されない資産(米国債)などもありますので判断が難しいですね。

Posted at 06:34:50 2011/07/09 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

自分で調べてみました

確かに日本は20年連続で「世界最大の債権国」になっているようです。その中身については財務省が詳細なデータを公開していました。

平成22年末現在本邦対外資産負債残高
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/iip/22_g5.htm

これを見ると昨年末時点の純資産額は251.5兆円。しかしその内205兆円は民間のものです。公的部門は46兆円に過ぎず一昨年末の59兆円からも大幅に減っています。

ご承知のとおり日本国債はほとんどが国内で消化されています。つまり日本国が債務者で日本国民が債権者というわけです。日本が財政破綻したら国民の債権は回収不能となります。

Posted at 07:28:21 2011/07/09 by おやじダンサー

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kage


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