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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2011/06/23 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,190円 (先月比で10円の低下)
●騰落率 : -5.4% (先月比で2.8%の悪化)


先月の約定日以降、世界経済は米国の景気後退懸念、欧州の財政危機懸念、新興国のインフレ懸念、日本の政治不信、為替の円高などのマイナス要因が重なりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額も6月1日の8,021円をピークに下落を続け今月の約定価格は先月比238円マイナスの7,759円となりました。もう少し長い時系列データを見ると4月7日の8,287円をピークに下落を続けている形になっており4月6日付のエントリー「黒字化」がほんの一瞬のぬか喜びであったことが分かります。世界経済は減速はしても後退しているわけではないという現実を冷静に考えれば世界の株式市場や為替市場は多少過剰反応のような気もします。しかし米国は議会の与野党対立で債務の法定上限の引き上げが決まらず、欧州はいくら支援してもギリシャ危機から抜け出せず、日本は政治混乱で特例公債法案成立のめどが立たず、新興国は深刻なインフレに苦慮している現状ではまだしばらくは定期積立で安くたくさん買える状況が続くのかも知れませんね。

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さて今回は昨日のエントリーから引き続きネット証券4社の「資産倍増プロジェクト」について触れてみたいと思いいます。「インターネット証券4社専用投資信託に対する懸念」の最後に私は「私の懸念が杞憂に終わることを切に願うばかりです」と書きましたがどうやら懸念は現実になったみたいですね。だからといって私は「それ見たことか」と言うつもりは毛頭ありません。なぜなら今になって冷静かつ客観的にあのエントリーを読んでみるとまだ専用ファンドの詳細が一切明らかになっていない段階で明らかにネガティブ方向に偏向した論調で書いておりちょっとフェアではなかったかなと反省しているからです。それではなぜ今回の資産倍増プロジェクトに対してネガティブ方向のバイアスがかかることになったかというと「REITファンドの利回りが30%?」、「懲りないSBI証券」、「マネックス、お前もか」等のエントリーで「分配金利回り」という表現の危うさに警鐘を鳴らしてきた経緯があったからです。そんなまやかしの表現を販促に使うネット証券のやることはまず疑ってかかれという偏見があったためにフライングであのような辛辣な表現になってしまった次第です。

それにしてもなぜ資産倍増プロジェクトは私が懸念した通りの方向に進むことになったのでしょうか?ネット証券4社が自社の利益しか考えない金の亡者だから?たしかにそれもひとつの仮説であると思います。これに加えて私はもうひとつの仮説を考えています。それは「業績が苦しくて背に腹は代えられずにやっている」です。先日のエントリー「猫パンチ投資発動」の中で私は以下のように書きました。

このたびの東日本大震災をきっかけに株価が暴落した場面では私のように追証が発生した個人投資家が多数出ました。その中には追証が差し入れられなくなったケースも多々あり証券会社がその不足分を一時的に肩代わりしなければならなくなり業績を圧迫したことは記憶に新しいと思います。真偽は定かではありませんがリーマンショックの時には経営破綻が近いと噂されたネット証券もあったとか。このようにネット証券の経営基盤は決して盤石ではないということを私たちも肝に銘じておく必要があると考えます。


ご承知のとおり今の日本の株式市場は売買高が減り続けています。これは売買手数料収入が業績の柱であるネット証券にとっては深刻な問題であるはずです。さらにタイミング悪くFXも規制が強化されます。であれば売買手数料の減収分を安定して手数料収入が得られる投資信託の信託報酬で補おうと考えても不思議ではありません。もしかするとネット証券4社はなりふり構ってはいられない状況に陥っているのではないかというのが私の仮説です。

このようにネット証券に対してネガティブな印象を持っている私ですが正直なところネット証券が消えてしまっては困ります。今何かと話題の電力業界を見れば明らかなように市場を独占した企業は自由な値付けが可能になりますので証券業界もネット証券が消えて大手が独占してしまえば個人投資家は冬の時代に逆戻りです。ですからネット証券との関係は使えるものは使うとドライに割り切るべきであろう考えています。

このようにネット証券の現状を考えるとセゾン投信のような独立系投信はネット証券以上に私たち個人投資家にとっては失ってはならない大切な選択肢であるように思えてきます。少なくとも独立系投信は顧客との共存共栄の姿勢を明確に示しています。それが実現できているかどうかはこの際置いておくとしてもその姿勢は大切であると感じます。また独立系投信には「顔が見える」「理念が見える」特徴もあります。昨日のエントリー続・私ならこうする!「資産倍増プロジェクト」の提案はネット証券にも「顔が見える」「理念が見える」を求めて欲しいというメッセージを込めたものでした。ただ単に低コストインデックスファンドを取り扱うだけなら他社がもっと低コストの商品を扱えば顧客は機械的に乗り換えてしまいますので。

独立系投信の経営もセゾン投信が創立以来まだ一度も黒字になっていない事実を見れば苦しいことは明らかです。私たち個人投資家はネット証券や独立系投信などの選択肢を失わないための付き合い方を真剣に考えなければならないと改めて感じています。





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