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HSBC投信等評価額(2006.04.21現在)

kage

2006/04/22 (Sat)

先週の定時報告の最後で「新興国市場からの資金の流出が取りざたされている時だけに来週の動きがちょっと心配です」と書きました。しかし結果的に今週はまた世界同時株高の様相を呈し、目先では杞憂に終わりました。個人的には上昇に急ブレーキがかかったインドにハラハラしつつ注目していたのですが、今週に入って株価は力強く戻してくれて、まずは一安心といったところです。しかし私は短期的なインドの株価の推移については現時点でちょっと懐疑的になっています。その判断の根底にあるのは新興国市場は警戒が必要?でご紹介した、日米欧の金融引き締め(=利上げ)により新興国市場から資金が流出して日米欧市場や商品先物市場に流れている、という記事です。現実にニュージーランド・ドルやアイスランド・クローナの暴落などは投機マネーの流出によるものと見られており、BRICs諸国への波及を警戒する必要があると考えています。ただインドに対する不安はこれだけに止まらないのです。 先週ご紹介した内藤さんの記事(原文はこちら)で、2006年3月末時点でのBRICs諸国のPERと配当利回りが比較されていました(表記はそれぞれ、PER/配当利回り)。
・PER(株価収益率)は<株価/一株当たり利益>で算出され、数値が低いほど株価は割安とされています。

ブラジル:10.5倍/5.3%
ロシア:9.3倍/1.0%
インド:23.8倍/1.1%
中国:14.3倍/1.6%

この記事はそもそもブラジルへの投資妙味を紹介する内容だったのですが、私自身はインド株の割高感が顕著に現れていることに衝撃を受けました。なんでもこのPER値は日本市場と同等とのことですので、冷静に考えればちょっと買われすぎじゃないのかという判断に至るわけです。

さらに新たに公開されたHSBC BRICsオープンの月報を見て、私の不安は確信に変わりました。まずはHSBC BRICsオープンの運用主体であるBRICフリースタイルの国別投資割合を2月末と3月末の比較で見てみましょう(表記はそれぞれ、2月末/3月末)。

中国:28.2%/28.2%(増減なし)
ロシア:24.4%/26.2%(1.8%増)
ブラジル:16.9%/23.1%(6.2%増)
インド:15.5%/13.7%(1.8%減)
キャッシュ等:15.1%/8.8%(6.3%減)

ご覧のとおり、キャッシュポジションを減らして全体としては強気になりながらも、インドの比率だけは下げられています。これがまさに投資のプロであるHSBCの現状判断なのです。インドオープンの報告書を見ても、「成長株のバリュエーションは高くなっていますので、割安株とディフェンシブなセクターをオーバーウェイトしています」(文中のバリュエーションはエバリュエーション【evaluation:評価、算定】のことか?)と書かれており、ここからも株価に過熱感があり守りに入っていることが読み取れます。

これらのことから、私も一度はインドオープンのポジション調整を本気で考えました。具体的にはインドオープンを半分売却して、その分を中国、ブラジル、ロシア・東欧に加算することを検討しました。しかし、そもそも長期運用方針で購入したこと、販売手数料3%を考えると回転売買は著しく不利であること、などを考慮して今回の売却は見送ることに決心しました。その代わりにHSBCの運用方針を参考にして中国、ブラジル、ロシア・東欧に投資の積み増しを行いました。これにより今週の保有投資信託の状況は下記のとおりとなりました。

HSBC015

今回の新規資金投入で投資額はついに500万円を越えました。ちょうど良い区切りなのでこれでしばらく様子を見ようと思っていたのですが、今朝起きてみたら結構円高が進行しているので、来週の為替動向によっては新規投入も考えてみるつもりです。今週は世界同時株高であったためすべての投信が順調だったのですが、特に欧州新成長国株式ファンドの伸びが素晴らしいですね。確かに新興国市場からの投機マネー流出は心配ですが、資源国であるロシアやブラジルには当面強気継続で良いのかなと楽観視しています。さて、来週はどうなりますか・・・

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