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海外株式投信評価額(2011.03.04現在)

kage

2011/03/05 (Sat)

先週の定時報告では私が毎月積み立て投資を実践しているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用報告書を使って10,000円の投資がどこにどう振り分けられるかを調べてみようというネタを取り上げましたが今週になって似たような運用を行っている世界経済インデックスファンド(住信アセットマネジメント)の運用報告書も手元に届きました。まず最初に驚いたのはその厚さ。実際に測ってみると9ミリもありました。ページ数にすると220ページでセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用報告書の18ページとは大きな差がありました。この運用報告書が無理矢理二つ折りにされて封筒に入れられて届くのですからポストの中を見た瞬間「いったい何が送られてきたんだ?」と驚いてしまいます。よく考えてみれば昨年も同様の驚きを経験したはずなのですがもうすっかり忘れてしまっており自分の忘れっぽさにも気付かされる結果となりました。世界経済インデックスファンドの運用報告書がこんなに厚くなる理由はすべての組み入れ銘柄を記載してあるからです。世界のGDP比率に応じて債券と株式に広く分散投資しているのですからすべての組み入れ銘柄を記載するとこんなにも大変なことになってしまうのですね。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは他社(米バンガード社)のインデックスファンドを組み入れているのに対して世界経済インデックスファンドは自社のマザーファンドを組み入れているところにこの差の要因があるのかも知れませんね。

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同じような運用方針のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと世界経済インデックスファンドの主な相違点は前者が時価総額比率を元に資産配分を行うのに対して後者はGDP比率を元にすることです。これにより前者は比較的経済成長の後追い的性格が強くなり後者は経済成長の先取り的性格が強くなります。しかし経済成長著しい新興国の株価が乱高下する実態を考えれば一概にどちらが有利とは言い切れません。また新興国債券を前者は組み入れておらず後者は組み入れているのも大きな相違点ですね。あと細かい相違点としては前者の外国株(先進国)は米国株式+欧州株式+日本を除く環太平洋地域株式で構成されているのに対して後者はMSCIコクサイ指数への連動を目指すインデックスファンド1本で構成されていることなども挙げられます。このように多少の相違点はあっても同じような運用方針の下でインデックスファンドを組み入れているのだから組入比率に多少の差はあっても中身自体は大差ないのではないかと勝手に思っていたのですが実際にどうなのかがちょっと気になりましたので確認してみることにしました。

それでは両者の中身に違いがあるのかを確認する一例として私たちにもなじみの深い日本株の組み入れ銘柄トップ10を比較してみたいと思います。なおそれぞれの決算日が異なっている(セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは2010年12月10日、世界経済インデックスファンドは2011年1月20日)ためこの間に組み入れ内容が変わった可能性があることをあらかじめご承知置きください。それではまずセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが組み入れているバンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンドの上位10銘柄とファンド全体に対する投資比率を見てみましょう。

1.トヨタ自動車(4.50%)
2.三菱UFJファイナンシャルグループ(2.69%)
3.ホンダ(2.66%)
4.キヤノン(2.40%)
5.三井住友ファイナンシャルグループ(1.78%)
6.武田薬品工業(1.56%)
7.三菱商事(1.46%)
8.ソニー(1.41%)
9.東京電力(1.35%)
10.みずほファイナンシャルグループ(1.33%)


これに対して世界経済インデックスファンドが組み入れている住信国内株式インデックスマザーファンドの上位10銘柄とファンド全体に対する投資比率は下記のとおりです(なお運用報告書には上位10銘柄の記載がなかったため月報から1月31日時点の情報を引用します。)。

1.トヨタ自動車(3.58%)
2.三菱UFJファイナンシャルグループ(2.61%)
3.本田技研工業(2.40%)
4.キヤノン(2.05%)
5.三井住友ファイナンシャルグループ(1.71%)
6.みずほファイナンシャルグループ(1.56%)
7.三菱商事(1.48%)
8.ソニー(1.30%)
9.武田薬品工業(1.27%)
10.東京電力(1.20%)


まず一見して分かるのは世界経済インデックスファンドの方がファンド全体に占める日本株の割合が小さいことですね。リーマンショックの後、日本株の出遅れが顕著だったことを考えるとおそらく世界経済インデックスファンドの方が実態に近いのではないでしょうか?順位ではみずほファイナンシャルグループの位置が大きく違いますね。みずほの株価を調べてみるとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの決済日12月10日の終値は140円で世界経済インデックスファンドの月報に記載された2011年1月31日の終値は158円ですから値上がり効果も考えられますが他の銘柄にも値上がりしたものがあるはずですから何か他の理由があるのかも知れません。

外国株式の順位を見ると1位:EXXON MOBIL、2位:APPLE、3位:MICROSOFT、4位:GENERAL ELECTRICまでは同じでこの後が多少違っていました。先週ご紹介したとおりセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの5位以下は下記のとおりでした。

5位:NESTLE
6位:JOHNSON & JOHNSON
7位:PROCTER & GAMBLE
8位:INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES(IBM)
9位:AT&T
10位:HSBC HOLDINGS


これに対して世界経済インデックスファンドの5位以下は下記のとおりでした。

5位:INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES(IBM)
6位:HSBC HOLDINGS
7位:NESTLE
8位:CHEVRON
9位:PROCTER & GAMBLE
10位:JPMORGAN CHASE


この差も基準日が異なることが原因と考えることもできますが同じような運用方針のファンドでも5位以下の順位がこれほど異なるのも興味深いですね。今回の比較結果はインデックスファンドが目指す指数は同じでも連動を目指す手法は個々のファンドで違うということを示しているといえるのではないでしょうか?

マネックス証券
MX110304

SBI証券
ET110304

今週は久しぶりにETFを使った短期売買はゼロでした。正直今は短期売買をするなら日本の新興株や小型株の方が値動きが大きくて面白いのでしばらくETFの短期売買はお休みになると思います。もっと正直に言えば最近はハイリスク投機家の血が騒いで含み損を抱えたまま塩漬け状態になっている上記の新興国ファンドをきれいサッパリ売り払って全額投機に投入したいという誘惑と毎日戦っているところです。この定時報告が続いている限りはその誘惑に負けていない証拠であるとお考えください。



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