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海外株式投信評価額(2011.02.04現在)

kage

2011/02/05 (Sat)

今朝この定時報告のために保有投資信託の評価額を確認しようとSBI証券のサイトにアクセスしたところトップページのお知らせの欄に「ファンド オブ ザ イヤー2010が決定!」という項目が追加されていることに気付きました。「これはたぶんあのファンド オブ ザ イヤーのことなのだろうな」と考えながらクリックしてみると案の定「モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010」のことでした。

投資に関心の高い方ならご存じの方も多いと思いますがモーニングスター株式会社はSBI証券を傘下に置くSBIホールディングスの子会社です(モーニングスター社の会社概要を見ると資本構成は「SBIホールディングス 49.6%、米国モーニングスター 34.2%」となっています)。つまりモーニングスター社とSBI証券は兄弟同然の関係といえるわけです。それなら今回選出されたファンドはどれもSBI証券で取扱いのあるものなのかとちょっと意地悪な視点で調べてみたところモーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010で選出された28ファンド(運用会社としてFund Management of the Year 2010を受賞した三菱UFJ投信株式会社を除く)の内SBI証券で取扱いがあるものは20本でした。この結果を見る限り独立性と公正性は担保されているのだろうと見ることができそうですね。

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モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010の受賞ファンドを見るとアクティブファンドばかりであることが一目で分かります。そういう観点ではインデックスファンドの存在感が圧倒的だった投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010の結果とは対照的ですね。ちょうど前回のエントリーでアクティブファンドについて触れたこともありましたので今回の定時報告では完全に私の興味本位ではありますがモーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010の各部門最優秀賞ファンドとインデックスファンドの成績比較を行ってみたいと思います。

トップバッターは国内株式型部門で最優秀賞を受賞した「ストラテジック・バリュー・オープン(愛称:真価論)」です。比較対象は同じ野村アセットマネジメントが運用するETFである「TOPIX連動型上場投資信託(1306)」とします。比較チャートはいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしました。

ストラテジック・バリュー・オープン1年 ストラテジック・バリュー・オープン10年
青:ストラテジック・バリュー・オープン
赤:TOPIX連動型上場投資信託


左が1年、右が10年の比較チャートです。ご覧のとおりどちらもアクティブファンドであるストラテジック・バリュー・オープンが勝っています。なお過去10年間にストラテジック・バリュー・オープンは1,420円の分配金を出しておりTOPIX連動型上場投資信託は12,022円(10単位あたり、1単位に直すと1,202円)の分配金を出しているためその差はさらに拡大します。ご承知のとおりこのチャートはすべてのコストを差し引いた後の基準価額で比較していますので高コストのアクティブファンドであっても長期(ここでは10年)でインデックスファンドの成績を上回ることができるというひとつの証明になっているのではないでしょうか?

次は国際株式型部門で最優秀賞を受賞した「PCA インドネシア株式オープン」です。実はこのファンドは過去1年で分配金を4,000円も出しているのでYahoo!ファイナンスのチャートで比較しても意味がないことに気付きました(分配金を出した分だけ基準価額が下がるのでチャート上はそこで成績が急落したように見える)。そこでファンドの月報からチャートをお借りしてきました。一応ご参考までにeMAXIS新興国株式インデックスの1年チャートを右に並べておきます。

PCAインドネシア株式オープン eMAXIS新興国株式インデックス

ご覧のとおりPCA インドネシア株式オープンは設定からわずか1年1カ月でプラス40%超という凄まじい運用成績を残しています。ただしすでに言い尽くされているように事前にこの成績を予測することはできませんのでアクティブファンドが優れている証明とはならず「持っていた人はラッキーでしたね」としか言えないのが現実です。

国内債券型部門と高利回り債券型部門はインデックスファンドとの比較にあまり意味はないように思えますし私自身が投資対象としの魅力を感じていないため勝手に割愛させていただき国際債券型部門で最優秀賞を受賞した「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」に進ませていただきます。比較対象は同じ毎月分配型ということで「上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(1677)としました。

短期豪ドル債オープン
青:短期豪ドル債オープン
赤:上場インデックスファンド海外債券


これは過去1年間の比較チャートです。掲載してから言うのも何なのですが実はこの比較にもほとんど意味はありません。なぜなら短期豪ドル債オープンは現在の基準価額が8,016円でありながら毎月100円の分配を出し続けているからです。これに対して上場インデックスファンド海外債券は昨日の終値が43,550円で直近の分配金は203円ですので基準価額と比較した分配金の割合が違い過ぎますので基準価額での単純比較は無意味ということになります。つまりこれも「持っていた人はラッキーでしたね」という結論になりそうです。

次はオルタナティブ型部門で最優秀賞を受賞した「新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)」です。比較対象は「STAMグローバルREITインデックス」としました。ただし新光 US-REITオープン(愛称:ゼウス)も毎月気前よく分配金をばらまいていますので同じ時期の月報に掲載された分配金分を含む騰落率で比較してみたいと思います。

新光 US-REIT オープン STAMグローバルREITインデックス

左が新光 US-REITオープン、右がSTAMグローバルREITインデックスの騰落率です。ご覧のとおりどの期間でも新光 US-REITオープンの方が良いパフォーマンスを残しています。ただしこれも海外REITの対象をアメリカに絞るか全世界に広げるかの選択が必要になりますので単純にアクティブファンドの可能性を示している訳ではない点に注意が必要ですね。

最後は長期投資のツールとして活用されることも多いバランス型部門で最優秀賞を受賞した「野村 世界6資産分散投信(安定コース)」です。比較対象は私が毎月積み立てを行っている「セゾンバンガード・グローバルバランスファンド」とします。

野村世界6資産分散投信1年 野村世界6資産分散投信5年
青:野村 世界6資産分散投信
赤:セゾンバンガード・グローバルバランスファンド


ご覧のとおり1年(左)でも5年(右)でも野村 世界6資産分散投信が勝っています。実際には野村 世界6資産分散投信は毎年180円の分配金を出していますのでこの差はさらに拡大します。セゾンバンガード・グローバルバランスファンドを毎月積み立てている身としては残念な結果となってしまいましたがその要因は野村 世界6資産分散投信の資産分配比率で国内債券が圧倒的に高い(約58%)ため円高の影響を受けにくく日本国債が値上がりした恩恵を受けたためであると推測されます。ただしこれも「結果的にそうだった」という結論にしかならないのではないかと思います。

以上「モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010」最優秀賞受賞ファンドとインデックスファンドの比較を試みたわけですがアクティブファンドが有望な投資先を絞り込むという性格や分配金をたくさん出すファンドが多いという状態からどうしてもチャートによる単純比較が困難なことを改めて確認する結果となりました。ただし最初の国内株式型部門のように投資対象となる範囲が同じであれば10年程度であればアクティブファンドがインデックスファンドに勝ち続ける可能性もあると判断できるのではないでしょうか?後は当然といえば当然のことですが絞り込んだ投資対象に集中投資ができるアクティブファンドはうまくはまった時には短期間で驚異的なパフォーマンスを実現できることも改めて確認できました。ただし先にも書いたように事前にそれを予想することが難しいことが最大の問題です。それでもハイリスク投機家としては色々と考えて有望な投資先を探すことはそれはそれで楽しいのではないかと感じます。「過去の実績は未来を保障しない」が投資の常識ですがサテライト部分で今年は多少リスクを取ってみようかとお考えの方は「モーニングスターアワード・ファンド オブ ザ イヤー2010」の結果を参考にして次の有望投資先を探してみるのもいいのではないでしょうか?

マネックス証券
MX110204

SBI証券
ET110204

先週、先々週と金曜日の日本株式市場は大幅下落に襲われたため昨日も警戒していたのですが終日堅調な値動きでとりあえずはホッと一安心でした。おかげさまで塩漬け状態だった純銀上場信託(現物国内保管型)(1542)とJASDAQ-TOP20上場投信(1551)は半分以上薄利で処分できました。来週も堅調な値動きが続くようなら残った塩漬け分もサッサと片付けてしまいたいと思っています。



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