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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2011/01/23 (Sun)

一昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,225円 (先月比で8円の低下)
●騰落率 : -4.2% (先月比で1.4%の改善)


先月の約定日からの1カ月間も引き続き世界経済には問題が山積状態であるにも関わらず株価の方は不思議な力強さを見せており今月の約定価額は先月より114円高い7,891円となりました。これにより私個人の騰落率も昨年春以来久しぶりにマイナス5%を切ってきており今年もまた春の訪れと共に黒字化にチャレンジしてくれるかも?との期待も膨らみつつあります。それにしてもこのところの「世界経済は問題山積なのに株価は強い」という状況を見て改めて感じるのは底値で買うのがいかに難しいかという現実です。現状はまだまだ懸念材料が多すぎて本気で投資するには早いと考える人もいるでしょう。一方で世界の株価が予想外に力強いので完全に乗り遅れたと焦っている人もいるでしょう。結局は絶好の買い時は後になってからしか分からないものであり、絶好の買い時にはほとんどの人が怖くて買えないのが現実なのです。「投資の極意は安く買って高く売ること」ですがこれは「言うは易く行うは難し」の典型といえます。そう考えると投資タイミングを一切考えない定期積み立ては絶好の買い時を逃さないための現実的な対策であることは間違いないですね。

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先日普段はあまり聞かないラジオ放送をたまたま聞いていたら興味深い話題が放送されました。それはある地方都市のリスナーからの投稿でした。その地方都市は社会的弱者の保護に積極的に取り組んでおり特に母子家庭には手厚い保護が行われているそうです。そこに世界的な大不況の余波が到来した時に何が起きたかといえば「偽装離婚」の多発だったそうです。つまり実際の家庭は崩壊していないのに手厚い母子家庭保護を受けるために離婚届を提出する夫婦が激増したというのです。その結果どうなったかというと学校が荒れてしまったそうです。子どもたちは大人たちのずるさを敏感に察知しますから「お前のところの父ちゃんと母ちゃんはずるいことをしている」といじめに発展したりしたのでしょうね。どんなに努力したにも関わらず本当に生活に困窮したら生活保護を申請するのが筋であり誰もが偽装離婚で母子家庭保護に頼ろうとすれば制度の維持ができなくなり本当に保護が必要な母子家庭まで巻き込んでしまいかねません。しかし本来ならセーフティーネットの役割を果たすべき生活保護も最近は申請者が激増して地方自治体は対応に苦慮しているそうです。申請理由がすべて不況の影響であれば仕方ないともいえるのですが先日テレビで紹介された事例ではまだ19歳の若者が一度は就職したものの仕事がきついと3カ月で辞めてその後はいくら勧められてもハローワークにも行かずずっと生活保護の申請を続けているというのです。少し前には縁者を頼って来日した外国人が入国後すぐに生活保護を申請していたという報道もされていましたし。このような事例が多発するようでは制度の維持が困難になってしまいます。

これらの事例を聞いて私が感じたのは性善説の限界です。私たちの社会は理想を追求している建前もあって性善説を前提に構築されていますがそれが通用しなくなっているのが悲しい現実です。そういえば私自身昨年ある地方都市で性善説の限界を印象付ける光景を目撃しました。それは一戸建て住宅を分譲販売するためと思われるキレイに区画整理された土地の真ん中に苗木が一本ずつ植えられているという異様な光景でした。その地方都市の知人に「あれは何ですか?」と尋ねたところ返ってきた答えは「農地です」というものでした。「いくら何でもあれでは収穫量が少なすぎて採算に合わないでしょう」と私が言ったところ返ってきた答えは「採算は関係ありません。農地であると認められれば良いのです。」というものでした。ここで私はようやく事態が飲み込めました。農地は農家保護の観点から税制面で非常に優遇されているのです。だから更地の間は農地ということにしておいた方が税金が安く済むのです。

性善説の限界を印象付けるこれらの事例は実際にはほんの一部で他にも似たような事例がたくさんあることは皆さんご承知のとおりです。白と黒の間にある灰色(グレー)の部分を「黒ではないのでOK」とするのか「白ではないのでNG」とするのかは一人ひとりの価値判断、あるいは道徳観に委ねられているのが現実です。では性悪説を前提に規制を強化すれば良いのかと問われればそれはそれでまた問題が大きいような気がします。何でも規制でガチガチに固められてしまえば社会全体が萎縮してしまいかねませんし。自由と規制のバランスは人類にとって永遠のテーマなのかも知れませんね。

それで今回の話題を長期投資とどう関連付けるかというと「きれい事だけでは済まない」という現実がまさにインデックス運用を活用した長期投資にも当てはまるという現実です。「経済成長に乗る」とか「人類の英知に賭ける」と立派な理想を掲げていてもインデック運用であればグレーゾーンを上手に突いて収益を拡大するような企業にも投資せざるを得ません。私たちが投資しているのは誇り高きエクセレントカンパニーばかりではなくドロドロした部分も含めて「清濁併せ呑む」投資を行っているのだという認識は常に持っておく必要があると感じます。個人的にはそれはスッパリと割り切るしかないと思っています。インデックス運用の目的はキッチリと市場平均を取ることであり投資先の企業を取捨選択することはできないし目的でもありません。市場は時に参加者の行きすぎた感情(過信や楽観や恐怖)によって非効率になりますが平均してみれば「おおむね効率的」であるといえます。個々の企業についても一時的にはグレーゾーンビジネスで業績を拡大するところも出てくるでしょうが長期的には顧客の信頼を失って退場していくケースも多いと思われますのでやはり「おおむね効率的」と信じて長期投資を続けるしかないのではないかと私は考えています。





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