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プロが語る!インデックスファンドの使い方 Vol.1

kage

2010/12/16 (Thu)

前回までのセミナーレポートもまとまっていなかった今週の月曜日、性懲りもなくモーニングスター社が主催して東京丸の内で開催された標記のセミナーに参加して参りました。なお事前に案内されていたプログラムは下記のとおりでした。

「プロが語る!インデックスファンドの使い方」

第1部・基調講演 「インデックスファンドの魅力と活用術」

モーニングスター株式会社 代表取締役COO 朝倉 智也

第2部・パネルディスカッション「インデックスファンドで分散投資」
・パネリスト
ファイナンシャル・ジャーナリスト/LIFE MAP,LLC代表 竹川 美奈子氏
晋陽FPオフィス代表 カン・チュンド氏
・コーディネーター
モーニングスター株式会社 代表取締役COO 朝倉 智也


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前回までのレポートもまとまっていなかったくせに次のセミナーもレポートする気満々で会場を訪れた私でしたが、実は会場に到着していったんはレポート中止に気持ちが傾いていました。その理由の第一はこのセミナーの内容がモーニングスター社から後日動画配信されると案内があったこと。それなら直接その動画を見ていただいた方がハイリスク投機家である私の偏光レンズを通したようなレポートを読むよりよほど合理的であると思ったことでした。そして理由の第二は会場の座席が椅子だけだったこと。これでは詳細なメモを取ることが容易ではありません。さらに理由の第三は第1部の講演者である朝倉さんが自ら詳細なレジュメ(要約)を用意してくださっていたこと。このレジュメはお宝データが満載でメモの必要がほとんど感じられないような素晴らしい完成度でした。ですから実際に第1部が終わるまでは完全に聞き役に徹していました。ところが第2部になって朝倉さんのコーディネートでテンポ良く展開されるディスカッションを聞いている内に我慢できずにメモを取り始めてしまい、終わってみれば当日会場で配布されたチラシ2枚の裏面がメモで埋まっていました。というわけで今回のセミナーは第1部はまったくメモを取らず第2部だけメモを取った形になってしまったのですが、せっかくなので第2部のメモだけでもご紹介したいと思い本エントリーを起こした次第です。

という訳で第1部の朝倉さんの講演についてはメモがありません。時間の関係で最後の方が駆け足になってしまったことが残念でしたが内容は大変参考になるものでしたのでモーニングスターの動画配信が始まったらぜひご覧いただきたいと思います。特に当日配布されたレジュメはお宝資料になること請け合いです。個人的に朝倉さんの講演内容で特に印象に残ったのは「優れた成績を上げているアクティブファンドも人気化して預かり資金が増えると組み入れ銘柄を増やさざるを得ず自然とインデックスファンドと似たような運用成績になる」という現実です。この現実は以前独立系投信のパイオニアであるさわかみファンドでも指摘されていたことですね。同じような運用方法で同じような運用成績になるならあえて高いコストを支払う合理性はないということになりますね。あと数年前まで素晴らしい運用成績で人気化していた某国内アクティブファンド(私のようなおじさん世代にとってはその愛称はかつて富士フイルムが発売していたカセットテープのブランドを連想させます。斉藤由貴さんがCMをやっていました。)の成績が低迷するターニングポイントになったのはファンドマネージャーの交代だったという指摘も興味深かったです。

すっかり前置きが長くなってしまいましたがここから第2部のメモをご紹介します。毎度毎度のご注意になりますが以下のレポートは私のメモをまとめたものであり出演者の本来の発言主旨と異なる場合があることをあらかじめご承知置きください。

竹川美奈子さんの参考ポートフォリオ
(筆者注:竹川さんも冒頭で補足されていましたが人によって最適なポートフォリオは異なるためあくまでも参考という認識でお願いします。)

国内株式:30、先進国株式:20、新興国株式:20、国内債券:15、先進国債券:15

・別途預貯金、MMF、MRFなどで生活防衛資金を月収の6カ月分程度確保する。
・最悪の場合ここまでなら耐えられるという最大損失額を考えて運用額を決める。
・リスクをもう少し下げたい場合には先進国株式:30、新興国株式:10でも良い。
・新興国債券は為替リスクを取る価値を認めないためコアの運用部分には入れない。

カン・チュンドさんの参考ポートフォリオ

国内株式:5、先進国株式:25、新興国株式:25、海外REIT:5、国内債券:20、先進国債券:20

・国内債券が元本保証資産枠という位置付け(生活防衛資金は不要)。
・国内債券と先進国債券の役割は「守り」でリターンは求めない。
・新興国債券は期待リターンと為替リスクが釣り合わないので入れない。
・世界経済のパラダイムシフトを考慮して新興国株式のウエイトを高めた。

インデックスファンドとETFはどちらが優れているか?との質問に対して。

竹川「ETFは低コストだが配当金(分配金)の自動再投資ができない、海外ETFはネット証券で特定口座に入らず自分で為替レートを調べて売買報告書を作成して確定申告しなければいけないなどのデメリットもある。ETFの管理に時間がかけられる人はETFを選べば良い。最近はインデックスファンドのコストも下がってきたので手間をかけたくない人はインデックスファンドのみも正解。」

積み立て方法について

カン「積み立ては自分のペースで決めて良い。苦しくなったら金額を減らしたり一時休んでもいいのです。」

竹川「価格変動が大きい株式は時間分散効果が高いので株式のみ毎月積み立てて債券はボーナス時にまとめて買うという方法もある。」

インデックス投資の特長、欠点について。

竹川「自分が投資したお金の行き先を考えてみると意外な国やよく知っている大手有名企業の株などに自分のお金が流れていることが分かる。」(筆者注:これはインデックスファンドに関心を持って長く投資を継続するためのご意見だったかも?)

カン「インデックス投資は変化がないように思われるが参照する指数の中身は組み入れ国や銘柄の入れ替えで常に変わっている(筆者注:インデックスファンドに投資していれば自動的に投資先が現状に合わせて変化していくということですね)。インデックス投資で注意すべき点は比較的安定した運用法だからといってリスクはなくならないこと。第1部で朝倉さんが指摘されていたように投資である限りは市場リスクは背負うことになる(筆者注:リーマンショックのような事態になれば大きな影響を受けるということです)。インデックス運用の最大の欠点は面白くないこと。でもワクワク・ドキドキはプライベートに任せて投資は淡々と行うのが良いと思う。」

退職金の運用法について。

カン「リスクを取り過ぎて株価が心配で夜も眠れないような状態にならないように。リターンの最大化を求めるより夜安心して眠れる方が大切。」

竹川「とりあえず目の前から消す。半年なり1年なり定期預金に入れてその間に冷静に運用方法を考えるべき。」

日本株に悲観的だがポートフォリオに組み入れる必要はあるか?との質問に対して。

カン「日本に住んでいると投資でも必要以上に日本にこだわる例も多い。自分が宇宙人で地球に投資する場合はどの地域を選ぶかと考えてみてはどうか?日本株に望みがないと思うのであればゼロでも良いと思う。」

竹川「新興国の成長の恩恵を受けるのは新興国株だけか?私は先進国にも新興国の成長を取り込める企業はたくさんあると思う。誰もが悲観的になって割安に放置されているのならいずれそれを修正する動きが出るはず。私は組み込むべきだと考える。」

ここまででまだメモの半分しか消化できていませんが長くなりましたので今回のレポートも分割させていただきます。実は1枚目のメモを取り始めた時にはまだ本気でレポートする気はなかったため時系列通りにキチンと買いておらずもしかすると実際の議論と発言の順番が違っているかも知れません。質問も勝手に作ってしまったような気もしますし。実際の内容につきましては後日公開予定の動画でお確かめ下さい。というわけでセミナーレポートは次回に続きます。



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