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忙しいあなたのためのシンプル&スマート投資 Vol.2

kage

2010/12/14 (Tue)

前回のエントリーに引き続きセゾン投信&バンガード共催のセミナーから山崎元氏の講演の途中からレポートを続けます。

「スマートでシンプルな個人の投資運用法」
山崎元氏(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員)


・このたび「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)」という本を出した。帯を見たら「賢者の投資術」と書いてあった。こちらのタイトルの方が良かったような気がする(笑)。今日はこの本に書いた内容を惜しみなく披露する。

・長期投資を可能にする根拠は人的資本価値。これはその人が将来稼ぐであろう金額を含めた価値で一種の債券のようなもの。これを保有しているからリスクを取ることができる(長期投資が可能になる)。

・「レバレッジ=借金」と心得よ。

・有効フロンティアを追求していけばリスク資産の中身は同じで良いという結論に達する。一番効率の高い組み合わせをひとつ知っておけば良い。

・投資は中身が増減する財布を持っているようなもの。財布なのだからお金が必要になった時は迷わず引き出せば良いし当面使う予定のないお金があれば入れておけば良い。運用への対応はそれくらいドライで良い。

・投資で経済成長を下支えしたり企業活動を応援したりという立派な動機も大切だが「投資はギャンブル」という認識も必要。ただし(主催者のピンハネ分だけ確実に期待リターンがマイナスになる一般的なギャンブルとは違って)投資は回収率が100%を越えることが可能なギャンブルである。(筆者注:ベットすることが合理的なギャンブルということですね。)

国内株:リスク18.04%、期待リターン6%
先進国株:リスク19.51%、期待リターン6%
新興国株:リスク26.99%、期待リターン8%
国内債券:リスク2%、期待リターン1%
先進国債券:リスク10%、期待リターン1%

相関係数:日本-0.62-先進国-0.87-新興国-0.62-日本

以上から導き出される合理的なアセットアロケーションは国内株34%、先進国株18%、新興国株5%、国内債券42%。(筆者注:急いでメモしたため数字が間違っている可能性があります。詳しくは「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)」でご確認ください。)

・外国債券はポートフォリオに組み入れる必要なしと考える。通貨価値と金利はセットで考えるべき。(筆者注:長期的には金利はインフレによる通貨価値の毀損で相殺されるという考え方ですね。)国内債券と海外債券の期待リターンは同じ。海外債券は為替リスクを高めるだけの存在。為替は基本的にゼロサム。なるべく自分のポートフォリオには為替リスク要因を入れない方が良い。外国債券をポートフォリオに組み入れている人はキチンとリスクと期待リターンを把握しているのだろうか?(本に書いてあることや人から言われたことをそのまま鵜呑みにしてはいないか?)

・リスク資産の部分は国内株5:先進国株5で良い。新興国株を組み入れたいなら国内株5:先進国株4:新興国株1でも良い。想定リスクは若干高くなるが前者が17%弱で後者が17%強と大差はない。

・金融業のメカニズムにはバブルがビルトインされている。(筆者注:バブルがなければ商売あがったりという意味でしょうか?)

・(市場が合理的であれば)悲観論はすべて織り込み済み。悲観論がある時がむしろ投資の好機。悲観が前提なのでポジティブな材料に反応しやすい。FRBの金融引き締め転換はまだまだ先。今は投資には良いタイミング。

「アクセクしないガツガツしない スマートインベストのすすめ」
加藤隆氏(バンガード・インベストメンツ・ジャパン代表取締役)


(筆者注:以前のセミナーレポートでも書きましたが加藤さんは毎回ブレることなく同じ内容を話されますので講演の要点については割愛させていただきます。関心のある方はこちらこちらのエントリーをご参照ください。)

・バンガードの社訓の第1に書いてあるのが「Do the right thing.(正しいことをせよ)」。

・多くのフィクションが投信業界を支えている。一生懸命に勉強して情報を集めれば他人より優れた運用成績を得られるというのもフィクションである。(筆者注:現実にはインデックス運用であってもどの指数に連動するものを選ぶかアセットクラスごとの組入比率はどうするかで運用成績は違ってきますのである程度の勉強や情報収集は必要であるような気がしました。)

・「普通」の投資はアクセク・ガツガツ型。時間とカネをかけて他人より高い成果を狙う。スマートインベストはムダを無くしてその分確実に成果を上げる。

・運用に上手、下手はない。コストの分だけ確実に成績は悪くなる。

・私は山崎さんと違ってポートフォリオに外国債券も組み入れる派。実際に国内債券と外国債券は違った値動きをしており分散効果はある。

ここまでレポートしてようやくメモ全体の2/3を消化できました。「第2部・トークセッション&質疑応答」は次回に続きます。





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