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海外株式投信評価額(2010.12.10現在)

kage

2010/12/11 (Sat)

いよいよ年末が近付いて参りましたので今週の定時報告では久しぶりに世界主要株価指数のチャートチェックを行ってみたいと思います。ただしこの1年間の成績ではなく中長期的な「株価の勢い」を判断するためにあえて途中に「未曾有の金融危機」が発生した過去5年のチャートで比較してみたいと思います。それではまずアメリカS&P500(左)と日本TOPIX(右)の週足5年チャートからご覧ください。なお今回ご紹介するチャートはいずれもマネックス証券のサイトからお借りしています。

アメリカS&P500 TOPIX

アメリカ株はFRBの大規模な金融緩和策も下支え効果もありこのところ堅調な動きを続けていますがそれでもミニ住宅バブルを謳歌していた2007年の水準には戻っていないことが分かります。一方の日本株は金融危機以降の値動きは明らかに低迷を続けており、相場解説でよく聞かれる「出遅れ」が鮮明になっています。

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それでは次にギリシャやアイルランドの信用不安拡大が懸念される欧州からイギリスFTSE100(左)とドイツDAX30(右)のチャートを確認してみましょう。

イギリスFTSE100 ドイツDAX30

どちらもアメリカと似た形になっていますね。ドイツはユーロ安の恩恵を受けて輸出産業が絶好調ですから株価も目に見えて元気なのだろうと想像していましたがイギリスとそれほど変わりません。おそらくユーロ圏全体の信用不安が拡大すると支援負担も増加するため株価的にはイーブンなのでしょう。それにしてもこうして実際に米英独の株価と比較するとますます日本株の出遅れ感が鮮明になってきますね。

次は今年にも日本を抜いて世界第2位の経済大国になることが予想されている中国の株価を確認してみましょう。左が上海総合で右が香港ハンセンです。

上海総合 香港ハンセン

このチャートだけで判断するとアメリカに代わって世界経済を牽引することが期待されている中国にしては勢いが弱いようにも見えます。しかし今にして思えば2007年の高値は明らかにバブル状態でしたのでそれを越えるのは簡単ではないというのが現実なのでしょう。むしろ2007年がバブルであったと判断するのであれば香港ハンセンの健闘ぶりが目立っているような印象を受けます。

次は中国と共にBRICsを構成するブラジル、ロシア、インドです。左がブラジルボベスパ、中がロシアRTS、右がインドムンバイSENSEXです。

ブラジルボベスパロシアRTSムンバイSENSEX

ご覧のとおりブラジルとインドの株価は金融危機前の新興国株が絶好調だった時期の水準に戻っています。ロシアについては金融危機時の下落幅が極めて大きかったためピークの水準までには戻り切れていませんがそれでも5年前の水準を超えています。新興国の株式市場は先進国に比べて未成熟で規模も小さいため良くも悪くも外国からの資金頼りとなっています。このため金融危機による資金の流出の影響も強く受けましたがひとたび景気回復期待が高まれば外国からの資金が戻り急回復するという構図になっているものと思われます。このような構図が新興国株特有のジェットコースター相場を演出しているのでしょう。

このように景気回復を先取りする形で元気の良いBRICs株ですがそれでも2007年や2008年の高値を超えるところまでは行っていません。しかし新興国の中にはすでにそのレベルを超えた株式市場も存在します。今回はその一例としてインドネシア、トルコ、アルゼンチンのチャートをご紹介しておきます。左がインドネシアジャカルタ総合、中がトルコイスタンブールナショナル100、右がアルゼンチンメルバルです。

ジャカルタ総合イスタンブールナショナルアルゼンチンメルバル

これらの国々は金融危機前の注目度がBRICsと比べてまだ低かったという点には留意する必要がありますがそれでも金融危機前の水準を超えて株価チャートが上抜けていることは注目に値すると思います。これらの国の株価はおそらく世界的な景気回復を先取りする動きになっているものと想像できます。ということは現実に景気回復の状況が明らかになってくればBRICsの株価も後を追うことになるのではないでしょうか?そして景気回復がいよいよ本物だとなる頃には先進国の株も金融危機前の高値を超えることになるのではないかと期待しています。この期待は紛れもなくリスク資産を抱え過ぎている私のポジショントークであり希望的観測であるのですがすでに景気回復を先取りして走り始めた株式市場が存在することは十分に可能性があるシナリオであるとも感じています。私自身がハイリスク投機家として日々実感している感覚を元にした想像では多くの個人投資家は「まだ本格的にリスクを取れる状況ではない」と感じていると思います。しかし「もうリスクを取っても安心だ」と感じた時にはすでに遅く、「リスクを取らないことがリスクだ」と感じる頃にはすでにひとつの相場が終わっているというのが現実です。今回のチャートチェックを通じて私は市場に不安や懸念があるからこそ投資の期待リターンが高まるという現実を個人投資家は改めて認識する必要があると感じました。

今週はこれまで好調だった新興国株が軟調で軟調だった先進国株が堅調という状況となったため新興国株中心の私の運用成績は低調を余儀なくされました。しかしこれはあくまでも短期的な調整であり、景気回復が鮮明になるにつれて新興国株が世界の株価を先導する形も鮮明になると期待して今はじっと我慢する時期であると思っています。

マネックス証券
MX101210

SBI証券
ET101210

今週のETFを活用した短期売買は毎度おなじみの上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)、東証REIT指数連動型上場投(1343)に加えて先週ご紹介したJASDAQ-TOP20上場投信 (1551)を加えて売買しました。なお上海株式指数・上証50連動型上場投資信(1309)については値動きが乏しかったためまったく売買していません。結果的に1343と1551は面白いように利益確定ができて良い回転ができたのですが1681はほとんど回転できませんでした。やはり今は新興国株全体が調整局面にあるということなのでしょう。ただし上でも書いたように個人的にはいずれこの調整は終わると期待しているためしばらくはポジションを抱えたまま我慢してみるつもりです。1343には日銀の買い取りという支援材料があるにせよそろそろ高値警戒が必要だと思いますので年末は1551を主力に据えて短期売買にチャレンジしてみるつもりです。



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