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海外株式投信評価額(2010.10.29現在)

kage

2010/10/30 (Sat)

3週間前の定時報告で私はリスクヘッジの重要性を考えるためのひとつの事例として「給料がドル建てになったらと想像してみてください」と書きました。もちろんそんなことが実際にあると思っていたわけではなく関心を引くためにあえて持ち出してきた荒唐無稽な事例でした。ところが下記のニュースを見るとどうも荒唐無稽とはいえなくなってきたようです。

野村HD、幹部社員の報酬をドル建て算定に

野村ホールディングス(HD)は、海外を含む約5000人の幹部社員の報酬について、算定基準をドル建てで行うことにした。東京で債券・株式部門などに勤務する約120人の幹部社員もその対象になり、2010年度の業績をもとに決める11年度の報酬から導入する。

日本では円建てで給与を支払うが、対象となる社員は円に換算する際の相場水準を期中平均にするか、支給日直前の水準にするかを選べる。

野村HDはリーマン・ブラザーズの部門買収で約8000人を受け入れたことで、人事・報酬制度の「国際化」「一本化」を進めてきたが、報酬の算定基準についてはこれまで、拠点ごとに現地通貨建てで決めていた。

たとえば、同じ仕事をしているのに東京の社員とロンドンで働く社員で給与が違うのはおかしいという考え方があり、それを同じモノサシで業績を測るように見直した。(JCASTニュースより)


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記事に「同じ仕事をしているのに東京の社員とロンドンで働く社員で給与が違うのはおかしいという考え方があり」とあるように、例えばある企業の2人の新入社員が今年の4月から1人は東京本社で円建ての給料、1人はニューヨーク支店でドル建ての給料だったとすると現時点で円高ドル安の影響を受けて2人の給料の実質価値には大きな乖離が生じているはずです。これはグローバル企業としては困った事態であることは間違いありません。この状況は企業にとって「適正な評価ができない」という人事面の問題だけではなく日本の社員がドンドン高コストになって行くという経理面の問題もあります。「同じモノサシ」というのであれば日本の企業として外国で勤務する社員の給料もすべて円建てにするという選択肢もあって良いはずですが経理面の問題からドル建てという選択になったのでしょう。それにしても「日本では円建てで給与を支払うが、対象となる社員は円に換算する際の相場水準を期中平均にするか、支給日直前の水準にするかを選べる。」というのはFXの投資判断を求められているのと同じですね。自らが年金の運用方法を決める確定拠出年金では自分の相場観の当たりはずれが将来の年金支給額に影響を及ぼしますがこれからは給料の手取りにも相場観が影響を及ぼす時代になるのかも知れませんね。

しかし良く考えてみれば今は円高ドル安のなので給料をドル建てにする方が企業としても助かるのでしょうが将来為替が円安ドル高に反転したらどうするのでしょうか?そこで円建てに変更するのではあまりにも露骨ですよね。公正な評価を担保しつつ為替リスクを回避するためには国際通貨基金(IMF)の特別引出権(通称SDR)のように主要通貨の価値を加重平均して給料を決めるなどの方法が必要になるのかも知れません。どうせなら社員にもどの通貨で給料を受け取るかを自由に決定できる権利を与えれば良いように思います。社員は自らの判断ですべてを米ドルで受け取るとか円、ユーロ、ドルで1/3ずつで受け取るなどの割合を決定するのです。そうなれば社員にとっても為替リスクの分散を促進できる効果が生まれますから。今は強い円で給料をもらうことが社員にとっては有利であることは間違いないのですが円の強さがいつまで続くのかは誰にも分かりません。現状が有利な内に将来のリスクに備えておくことが大切です。もしかすると円安は永遠に来ないかも知れません。しかしもし来た時にどうなるかを想定してリスクを分散しておくことが肝要であると私は考えます。個人投資家にはこのようなリスク分散の発想はすんなりと受け入れやすいですがこれからは投資に縁のない人でも給料を円だけでもらうリスクや資産を円建てだけで持つリスクなどに敏感になる必要があるといえるのではないでしょうか?

今週も円高ドル安がジリジリと進行しましたが結局猫パンチ投資は繰り出しませんでした。現時点ではあくまでもドル円の史上最高値更新付近(1ドル=80円割れ)を目安にしているのですが来週は世界中の投資家が注目している米FOMCがあるためその結果次第で為替も大きく動くことが予想されますのでもしかすると猫パンチ投資連続発動となるかも知れません。

マネックス証券
MX101029

SBI証券
ET101029

今週のETFを活用した短期売買は先週に引き続き上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)と東証REIT指数連動型上場投(1343)を売買しました。今週に持ち越したポジションの内、1343については水曜日にすべて利益確定したのですが木曜日に日銀のREIT買い取り額が予想より少なかったことで急落したため再度買い直しました。ただし8割方は昨日また利益確定したため来週への持ち越しはわずかです。先週「新興国株やREITは強気で考えているため今回は少し長いスパンで持ってみようかと思っています」と書いたばかりですが外部環境が不透明なため結局利益確定優先で行動しました。一方1681の方は多少の短期売買を織り交ぜつつもコツコツと押し目買いを続けています。実際のところは利益確定する価格まで上がらなかったため結果的にこうなっているのですが来週もコツコツ押し目買いを狙っていきたいと思っています。



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