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海外株式投信評価額(2010.09.17現在)

kage

2010/09/18 (Sat)

ついにやりましたね、為替介入。今回は為替市場関係者や個人投資家の多くが「もし為替介入をやるとたら1ドル=80円割れの水準だろう」と予想して完全に油断していたタイミングで行われたため一時1ドル=82円台に突入していたドル円は投機筋の買い戻しや個人投資家のロスカットを誘発して現在1ドル=85円81銭にまで戻っています。この結果から今回の「奇襲攻撃」は成功したと見て良いのではないでしょうか?ちなみに日本の為替介入は実に6年半ぶりとのこと。前回の為替介入では結果的に円高の流れを止めることはできませんでしたが今回はどうなるのでしょうか?参考としてInfoseekマネーよりお借りしたドル円の20年チャートで過去の動きを再確認しておきたいと思います。前回の為替介入は2003年から2004年にかけて実施されましたがご覧のとおり介入中も円高は進行しており、介入終了後にさらに円高が加速して1ドル=100円に近づいたところで底を打ち円安方向に転じています。

DY20100918

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今回の為替介入後のさまざまな解説を聞いてみても「現状の円高ドル安の要因がアメリカの景気減速懸念にある以上日本の単独為替介入で円高トレンドを止めることはできない」という考えが主流のようです。そして多くの専門家やアナリストがいずれまた1ドル=79円75銭の史上最高値を試しに行くことになるだろうと予想しています。それでは結果的に円高を止められなかった前回の為替介入や日本単独介入では所詮焼け石に水と思われている今回の為替介入は政策として失敗なのでしょうか?私は一概にそうとは言えないと思っています。

菅総理や野田財務大臣の発言を注意深く聞いてみれば「円高の進行を阻止する」とか「円安に誘導する」とは言っておらず、あくまでも「急激な為替変動に対しては断固たる処置を執る」と言っていることが分かります。つまりこれは「円高進行を遅らせて企業が対応できるだけの時間稼ぎをします」という意図であると私は受け止めました。例えば同じ1ドル=90円から80円に円高が進行するにしても1ヵ月で変動してしまっては企業はとても対応できませんが1年であればそれなりの対応策が打てるはずです。ドル円相場を超長期で見れば日本が戦後の焼け野原から立ち上がり、新興国として成長し、高度経済成長期やバブル期を経て成熟国に至る過程で1ドル=360円が80円になるまでの円高は甘んじて受け入れなければならなかった宿命といえます。そして現在、日本に住んでいる人の多くが将来に不安を感じており、「こんな国の通貨がなぜ高くなるのか分からない」というのが実感ではないかと思いますが、経常収支が黒字で国民が1400兆円もの莫大な金融資産を保有している日本は相対的にアメリカやユーロ圏よりもまだマシであるとの判断で円高が進行しているものと思われます。そうであればアメリカや欧州の状況が改善するか日本の状況が悪化するかしない限りは現在の円高トレンドは変わらないことになります。従って私たちも為替介入で円高は止まるなどと甘い幻想は抱かずに時間稼ぎに過ぎないとの認識で円高に備えなければならないのだろうと思います。

このように日本円が史上最高値に迫る中で連日史上最高値を更新しているモノもあります。それは当ブログでもたびたび触れてきた金(Gold)です。下記は金取引で有名な田中貴金属工業のサイトからお借りしてきた2005年1月から現在までの金価格推移です。赤が日本円建て/1グラム当たり、青がドル建て/1トロイオンス当たりです。

月次金価格

ご覧のとおり金価格は円建てでもここ5年間で右肩上がりに値上がりしています。つまり円高円高と叫んでいても金価格を基準にして考えてみれば日本円もこの5年かで価値を失い続けていることになります。今回日本が為替介入に踏み切ったことは全世界通貨安競争に参入したことに他なりません。世界各国が通貨安競争を加熱させれば良くてバブルの発生、悪ければ悪性のインフレ(ハイパーインフレ)の懸念が高まります。最近の金価格の高騰はその懸念を反映しているのではないかと個人的には感じています。以前にも書いたように私もわずかながら金(Gold)を保有しているのですがこのような状況ですので売るに売れない状態です。しかし客観的に考えれば史上最高値を更新してもどこまで上がるのか分からないので売るに売れないとは贅沢な悩みですね。下記の新興国系投信は含み損を抱えすぎて売るに売れない状況(俗にいう「塩漬け」)ですので。

マネックス証券
MX100917

SBI証券
ET100917

このように塩漬けだらけの銘柄の中で今回マネックス証券で保有している損保ジャパンフォルティス・トルコ株式(愛称:メルハバ)が久しぶりに黒字転換しました。これも為替介入のおかげでしょうか?おかげさまで同じく塩漬け状態となっていた短期売買ポジションの上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)も昨日めでたく全数救出することができました(厳密にいうと指し値に届かなかった建玉が数枚残っていますが含み益に転換したので救出したものと見なします)。そして決済したポジションに代わって昨日からは久しぶりに日経225連動型上場投資信託(1321)に空売りを入れ始めました。私もいずれドル円は史上最高値を試しに行くと考えていますので来週以降もコツコツと売り上がって行く予定です。



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