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海外株式投信評価額(2010.08.27現在)

kage

2010/08/28 (Sat)

約1ヵ月前のエントリー「円高」で私は「(ドル円相場が)いよいよ正念場に来ていることが素人目にも分かります」と書きました。そしてその認識はその後ドル円が一時1ドル=83円台に突入して15年ぶりの円高ドル安状態になったことで間違っていなかったことが分かりました。現時点では日米の追加金融緩和期待からドル円相場は一時的に反転して1ドル=85円台に戻っていますがトレンドとしての円高基調に変化はないと思われます。先週の定時報告では先の大戦について触れましたが各国が通貨政策や財政政策を駆使して行われている現在の為替市場の攻防は「現代の戦争」とも表現される国家(あるいは地域)間のエゴのぶつかり合いであるとの見方もあります。この「現代の戦争」においても日本は戦争放棄の精神を頑なに貫いており、いくら攻められても現時点では自衛の行動すら起こしていません。最近の円高は製造業の想定為替レートを遙かに超えた水準であり産業界からは規模の大小を問わず悲鳴が聞こえ始めています。このまま日本が「戦争放棄」を貫いていては日本経済が再び焦土と化す恐れすら出てきました。

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リーマンショックから欧州財政危機に続く世界経済のクラッシュから抜け出すため米国も欧州も自国通貨を安く誘導して輸出産業の価格競争力を高める政策を執っています。その政策が顕著な効果を上げている実例がドイツです。ユーロ安を追い風にドイツの高級車は中国を筆頭とした新興国で飛ぶように売れているそうです。これによりドイツの今年のGDP成長率は年率10%に迫ろうかという先進成熟国としては信じられない水準となるという予想も出ています。これに対して日本はデフレの苦しみに円高が追い打ちをかけて製造業の疲弊が続くという悪循環に陥っています。先の大戦では同盟国だったドイツもイタリアも今回の通貨戦争ではユーロ圏という敵陣営にあり日本は完全に孤立無援状態ですです。もし世界経済の意向を多数決で決めるとすればドル安、ユーロ安支持が大多数を占めることは明白であり、もし仮に日本が単独為替介入に踏み切ったとしても効果は限定的で、世界各国から「余計なことをしてくれた」と白い目で見られることになりそうです。

実際に過去の為替介入を検証してみても効果は限定的であり、長期的には効果はなかったと判断するのが妥当のように思えます。為替介入で買ったドルは米国債に化けて国庫に眠っているわけですが、最近の円高で評価損が巨額になり完全に塩漬け状態になっているそうです。この失敗を考えると今回日本が単独で為替介入に踏み切り、また米国債やユーロ債を買うのは極めてハイリスクであるような気がします。日本の為替介入は一時的に為替市場にサプライズを与えるかも知れませんが所詮多勢に無勢でいずれまた円高トレンドに戻るでしょう。それに日米欧が通貨安を競い合う状態が続けばハイパーインフレやバブルの発生といった懸念も出てきます。それなら日本は独自に円高を逆手に取った作戦を考えるべきなのではないかと私は思います。

かつて日本がバブルに踊っていたころ、米国の不動産、美術品、企業などを手当たり次第買い漁って「アメリカの魂を金で買った」と大顰蹙を買いました。しかし今の通貨安競争が戦争であるのなら手段を選んでいる場合ではありません。今こそ日本は円高を最大限に活用して海外の優良資産を買い漁るべきです。つまり「為替介入=円売りドル買い」などという固定概念に囚われず、「円売り外国株買い」「円売り資源権益買い」「円売り金(Gold)買い」でもいいではないですか。象徴的意味を持たせるとしたら例えばグーグルやアップルの株を買い付けるのがいいかも知れません。本来なら政府が海外の個別企業の株式を持って影響力を保持することは避けるべきことなのかもしれませんが「戦争」であれば十分に検討に値する戦略であると思います。要はこのまま円高が進めば自国の優良資産が日本に買い占められてしまうという恐怖を相手に与えればいいのです。企業にとってはもし日本政府が安定株主となって経営に協力してくれるならメリットの方が大きいかも知れません。日本の立ち位置を考えるなら世界経済の発展こそが自国の繁栄につながることは明白ですから外国の国債だけでなく株式、不動産、権益、実物資産などに投資することは決して国家としての大義名分に反した行動ではないと思います。そしてこれは私たち日本人一人ひとりについても同じなのではないでしょうか?

先週の定時報告で「上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)が大きく値下がりしたところで性懲りもなく新たな買い付けを行いました。これが吉と出るか凶と出るか戦々恐々としています。」と書きましたが結果的にこの行動は「凶」と出ました。しかし冒頭に書いたように昨日は日米ともに新たな金融緩和策への期待から株価も為替も反発して終わっていますので改めて来週の動きに期待したいと思います。

マネックス証券
MX100827

SBI証券
ET100827



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