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草食系投資は生き残るための知恵である

kage

2010/06/16 (Wed)

当ブログの書籍紹介にも掲載させていただいている「運用のプロが教える草食系投資」から生まれた草食系投資という言葉は著者のお三方がセミナーの全国行脚をしながら地道に個人投資家への浸透を図る努力をなさっている成果もあり徐々に認知度が高まってきたように思います。しかし草食系という言葉の印象から草食系投資は消極的で受動的といったネガティブなイメージを持たれている方も多いのではないか?とふと疑問に感じたことが本エントリーを立てた理由です。

今さら改めて言うまでもないことですが草食動物は毎日のんびり草を食べながら安穏に一生を送るわけではありません。毎日肉食動物の襲撃におびえつつ身に付けた本能や知恵で何とかそのリスクを回避しながら生き延びて子孫を残すために一日一日を一生懸命生きているのです。この草食動物が生き残るために身に付けた本能や知恵を投資に応用したのが草食系投資であるというのが私の考えです。

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世界経済はリーマン・ショックやギリシャ・ショックのような大小さまざまな混乱要因の攻撃をたびたび受けています。これを肉食動物からの攻撃に例えるなら一攫千金を狙うようなリスクの高い運用を行っていた投資家の中には捕らえられて食べられてしまう(=市場から強制退場させられる)事例も少なくなかったことでしょう。ハイリスク投機家を自認する私は投資においてもっとも大切なことは強制退場させられないことであると考えています。すなわちどんな猛獣の攻撃を受けてもとにかく生き残ること(=投資を継続できること)が大切だということです。禅問答のようになってしまいますが「投資で成功する秘訣は成功するまで続けること」なのですから。

生き残ることがすべての大前提になる。これは至極当然のことです。特に草食動物にしてみれば生命の継続を意味する本当の意味での生き残りですからこの課題は切実です。そこで肉食動物が出没する危ない場所には近付かない、常に団体で行動する、周囲への警戒を怠らずどんなに些細な状況の変化も見逃さないなど身に付けた本能や知恵を駆使して生命の継続と子孫の繁栄を目指す。草食系投資は草食動物が身に付けたこれらの危機管理能力を投資に応用したものと考えることもできます。渋澤健氏率いるコモンズ投信は30年間という長期視点で生き残って成長を続けることが期待できる企業を選別して投資を行い、中野晴啓氏率いるセゾン投信は国際分散投資の徹底で地域ごとに成長力の濃淡があってもトータルで世界経済が成長すればその果実を手にすることができる投資を行い、藤野英人氏が率いるひふみ投信は「守りながら増やす」をモットーに草食動物の警戒心と俊敏性を生かした投資を行っています。私は草食系投資が持つ生き残るための知恵こそが実は個人投資家にとってもっとも重要なのではないか?と考えるものです。

そう考えるとひふみ投信のモットーである「守りながら増やす」はまさに草食系投資にピッタリの言葉に思えてきます。すなわち草食動物にとっては「命を守りながら子孫を増やす」であり、個人投資家にとっては「資産を守りながら成果を増やす」である。こう考えてみると草食系投資の元になった「草食系男子」の意味も時代や価値観の変化に合わせて理想的な家庭を築くために起こった男性の変化と思えてくるから不思議です。



ひふみ投信



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