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海外株式投信評価額(2010.06.04現在)

kage

2010/06/05 (Sat)

今では遙か遠い昔の記憶となってしまった高校生最後の夏、私は受験生として夏休みも返上して地元の予備校の夏期講習に通っていました。ある日の国語の授業の最後に講師の先生がこう言われました。「今日は皆さんにひとつだけ宿題を出します。情けは人のためならずという言葉の意味を調べてきてください。言っておきますが情けをかけることは人のためにならないという意味ではありませんよ。」実は私、誠に恥ずかしいことながら高校3年生のこの時まで情けをかけることは人のためにならないという意味だと思っていました。そこで帰宅後すぐに国語辞典で調べてみると「情けを人にかけておけば巡り巡って自分によい報いが来るということ」と書いてあり自分の早合点を大いに恥じた記憶が今でも鮮烈に残っています。この経験があったがゆえに私は当ブログでもたびたび「情けは人のためならず」という言葉を使ってきました。これは個人が投資をする目的を考える時にこの言葉が私の考えに合致するからです。例えば先般こちらのエントリーでご紹介したセミナーにおけるさわかみ投信・澤上社長の「投資の本質はまず自分のお金を世の中を良くするために使ってくださいと差し出し実際に世の中が良くなったらどうもありがとうと返ってくるものだ。」がまさにこれに該当するものといえます。

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個人が投資や資産運用をする目的は資産形成、つまり端的に言えばお金を殖やすことです。しかしここで(理想論ではありますが)少しでも世のため人のため経済活動に必要な資金を提供しますという気持ちを一人でも多くの人が持ってくれてそれを実行に移してくれれば経済活動は活発になり経済成長が実現してその効果が巡り巡って投資した人たち一人ひとりにさまざまな形で恩恵をもたらすことになる。これが私の考える投資における「情けは人のためならず」思想です。

このような考えに関連して私は以前、長期投資を地球環境保護運動(エコ活動)に例えて表現したこともあります。以下はリーマンショックの大混乱期に書いたエントリー「私が投資を継続する理由」よりの引用です。

私は世界経済が安定的に成長するためには長期投資が環境保護活動のようなムーブメントに発展する必要があると考えています。例えばゴミの削減や二酸化炭素削減活動で自分一人の力ではどうにもならないと考えて活動をやめてしまう人が多ければ結果的に環境悪化に拍車をかけることになります。逆に自分が努力した効果はなかなか見えないけど一人ひとりが力を合わせて活動を続けることが大切だと思う人が増えれば環境悪化の抑止力となり、その力が結集すれば改善に転じることも可能です。私たちがどんな状況にあっても長期投資を継続することはこれと同じ効果を生むはずです。長期投資の裾野が広がれば経済成長の原動力となるのはもちろん、金融危機の抑止力にもなります。こう考えると長期投資を続けるモチベーションを高めることができるかも知れません。


私たちが現在の社会構造で生活を続けていく限り豊かな生活を実現するための近道は経済成長に他なりません。地球環境保護運動(エコ活動)で一人ひとりのゴミの分別・節電・節水などの地道な活動が結集して大きな効果を持つように一人ひとりが経済活動にお金を投じることで世界経済の成長への大きな助けとなります。投資をするのは自分のためであり投資先の企業や国のためでもあります。さらに微力ながらも投資により世界経済を支えて経済成長に寄与することもぜひ投資の目的のひとつに加えていただきたいと思います。個人が投資することは経済成長に寄与することで社会的責任を果たすことに他なりません。投資家自身が投資は自分のお金を殖やすためにするものだと考えていると周囲からもあいつは自分の利益しか考えていないヤツだと見られてしまいます。投資は自分のためだけでなく世のため人のために行っているのだと考える個人投資家が増えれば「情けは人のためならず」理論で投資したことが多くの恩恵となって投資家自身に返ってくる流れを造ってくれるのではないかと私は妄想しています。

日本は失われた10年で長く続くデフレに苦しめられました。その後遺症は今も続いており、失われた10年は失われた20年になるのではないかとも言われています。デフレは物価(モノの価値)が下がることを意味します。モノの価値が下がるから企業は利益が減る。利益の減った企業はリストラで給料を下げたり人員整理を行う。そのため消費者の生活が苦しくなるためますますモノを買わなくなる。そして物価(モノの価値)はますます下落する。これがいわゆるデフレスパイラル(デフレがもたらす悪循環)です。このデフレスパイラルにおける消費はそっくりそのまま投資に置き換えることが可能です。すなわち投資家は株価が下がるから株を買わない。投資家が株を買ってくれないので株価が下がり企業は資金繰りに困る。その結果新たな設備投資・研究開発・採用などが抑制される。これにより企業の成長が鈍化して株価が下がる。この負のスパイラルを打破することは簡単ではありません。しかしこのままの状況を放置しておけば座して死を待つだけです。デフレを克服することや株価を上げることが私たちの幸せにつながることを是非一人でも多くの人にご理解いただき、まず自分ができることからコツコツと始める人が増え、やがてそれが大きな流れとなって頑強な負のスパイラルを打ち崩す力となり得ることを心から願うものです。

今週は世界同時株安や為替の日本円独歩高がひとまず納まりホッとしていたのですが、今朝終わった米国株式市場は米国の雇用統計が事前予想を下回ったことがハンガリーの財政が危機的状況にあるという要人の発言で大きく下げており、ダウ指数はまた1万ドルの大台を割り込んでいます。何か材料が出るたびに市場が一喜一憂して株価や為替が大きく動くのは市場参加者がまだ景気回復に疑心暗鬼である証拠ともいえある意味では投資のチャンスともいえます。しかし難しいのは絶好の買い場は後になってみなければ分からないこと。どうせ私が判断する投資タイミングなど当たるはずもないので来週はまた市場が総悲観に包まれたら猫パンチ投資を繰り出す対応で行こうと考えています。

マネックス証券
MX100604

SBI証券
ET100604

今週の新興国系ETFを活用した短期売買はインドだけを細々と回転させました。週末の欧米株の大幅下落の影響で昨日買った分はまたしばらく塩漬けになってしまうかも知れませんがインドは1単位の価格が安いため多少のリスクは覚悟で底を拾いに行ってみようと思います。なお上海はブラジルはまだしばらく様子見スタンスでロシアには当面触れるつもりはありません。



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この記事へのコメント

kage

いやあ、少なくとも澤上篤人のいう爺よりも、おやじダンサーさんのほうがかっこいいわ。ここ読んでいると。

Posted at 02:38:54 2010/06/06 by

この記事へのコメント

kage

コメントありがとうございます。

私は自己資金でハイリスク投機を行っていますので無責任に好き勝手なことが言えます。その点で顧客の大切なお金を預かって運用して結果で評価される澤上社長とは背負っているものが違います。もし私が澤上社長の立場だったらプレッシャーに押しつぶされてしまうでしょうね。

Posted at 08:22:22 2010/06/06 by おやじダンサー

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kage


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