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金価格が史上最高値を更新

kage

2010/05/12 (Wed)

このところ当ブログでたびたび触れている金(Gold)の動向ですが欧州のソブリンリスク拡大を背景についに本日昨年12月に付けた史上最高値を更新しました。

NY金:上昇、終値ベースで過去最高値-欧州不安ぬぐえず逃避需要

5月11日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は上昇。欧州債務危機への懸念の高まりから資金の逃避先として金が買われ、終値ベースで過去最高値を更新した。

金はオンス当たり1220.30ドルで取引を終了。昨年12月に付けた日中の過去最高値との差は0.2%に縮まった。ユーロの対ドル相場は一時0.9%下落。ユーロ圏が取りまとめた最大7500億ユーロの支援策はソブリン債リスクを抑えるには不十分との懸念が背景となった。

ラサール・フューチャーズ・グループのトレーダー、マシュー・ジーマン氏(シカゴ在勤)は、「世界中にこれだけ先行き不透明感が広がっていれば、金より優れた代替投資先はない」と指摘。「欧州の債務は嵩む一方であり、取り付け騒ぎが発生するのは時間の問題だ」と付け加えた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物相場6月限は前日比19.50ドル(1.6%)高の1オンス=1220.30ドルで取引を終了。一時は1225.20ドルまで上昇する場面もあった。


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下記は当ブログでは毎度おなじみのマネックス証券・ワールドマーケットナビからお借りしたCOMEX金先物チャートです(左・日足6カ月、右・月足10年)。ご覧のとおりこの10年は長期資産運用に理想的な右肩上がりのチャートになっていることがお分かりいただけると思います。

金先物6カ月 金先物10年

ここにきて金価格が史上最高値更新した要因のひとつには先の米国株式市場の混乱でFRBの利上げがさらに先に伸びたという市場の思惑があるともいわれています。ご承知のとおり金(Gold)はそれ自体が新たな価値を生まない(=保有していても利子や配当はもらえない)ことがデメリットです。しかし現状では米ドルと日本円は事実上ゼロ金利でユーロは多少の金利は付いてもギリシャなどの財政危機でさらなる下落リスクにされされています。このため金(Gold)のデメリットは相対的に薄れる結果となり、国家財政や金融政策に左右されないメリットに注目が集まる形になり今回の史上最高値更新につながったのではないかと想像できます。

金融不安の高まりを背景に為替で円高が進むと「リスク回避の円買い」と説明されます。しかし円建ての金価格も上昇を続けていますのでもし仮に世界の物価の基準が金(Gold)であったとすれば日本円の通貨価値も下落していることになるわけです。未曾有の金融危機から立ち直るために今は世界中の多くの国が借金を肩代わりして(=国債発行を増やして)経済を下支えしようとしています。これは株式でいえば昨日のみずほフィナンシャルグループのように大型増資による株式希薄化懸念で株価が下がったのと同じで借金を増やした国や地域が発行する通貨には下落圧力がかかっているのだと私たちも認識しておくべきだと思います。つまり通貨全体の信任が揺らいでいる状況下の資産運用ではドル建てや日本円建ての資産評価額が増えた減ったを論じても意味がなくなる恐れがあることを頭の片隅に止めておく必要があるのではないでしょうか?



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