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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2010/04/22 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,381円 (先月比で3円の低下)
●騰落率 : -1.2% (先月比で3.5%の改善)


先月の定期積み立てが8,000円で約定した後も世界的に堅調な株価動向を背景に基準価額の上昇は続き4月14日には8,390円まで上昇してついに私の個別元本を超えました。ただし信託財産留保額を考慮した解約価額で計算すると紙一重で黒字化には至らず、その後は一時的な「ゴールドマン・ショック」の影響もあり基準価額は下落に転じ今月の定期積み立て約定価額は8,289円となりました。 このように今回は水面スレスレで浮上に失敗しましたが来月の定期積み立て約定日に向けて再度浮上にチャレンジすることに期待しつつ基準価額の動向を見守りたいと思います。

株の売買をする人たちの間で使われる慣用句のひとつに「ヤレヤレ売り」という言葉があります。これは大きな含み損を抱えていわゆる「塩漬け」になっていた株の価格が戻って損益がゼロになった時点で「ヤレヤレやっと塩漬けから解放されたか」という安堵感からその株を売ってしまうことを指します。このような言葉があるということはこの行動が人間心理に基づくありがちな行動であるという証明といえるでしょう。そしてこの「ヤレヤレ売り」がセゾン投信においても見られたことが中野社長のブログ「社長日記」に書かれていました。

長期投資の基本再確認

4月13日(火)、個人の投資マネーは昨年ブラジル一辺倒でしたが、桜の開花と共に、徐々に私たち長期投資ファンドにもお金が動き始めました。郵貯限度額引き上げという悪政に嫌気が差して、預貯金からのシフトが起き始めているのであれば、これは嬉しいこと。

ところが残念ながら、せっかくリーマンショックを強い意志で乗り越えてきたのに、相場が戻ってきたことで基準価格がプラスに転じた途端のやれやれ売り、そしてもう投資は真っ平御免!と預貯金に資金を戻してしまう人もいる。小生にとって本当に寂しく悲しいことであります。

100年に1度の大暴落、そしてその下落分が大方リカバリーされてきた今こそ、長期投資をなぜ始めたのか、その目標はどこにあるのか、そして実体経済の此の先の行方は、といった長期投資の基本に立ち返ることが出来るメッセージの必要性を痛感しています。



実は私自身も個別株取引で「ヤレヤレ売り」をしたことが何度かあります。しかし過去の経験では売った後も株価の上昇が続き後悔したケースが多かったような印象があります。そこでYahoo!ファイナンスからお借りしたセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの2年チャートからヤレヤレ売りが合理的な行動なのかを検討してみたいと思います。

セゾンバンガードグローバルバランスファンド

冒頭でご紹介しているとおり私の個別元本は約8,400円でしたので現時点でまだ損益ゼロは実現していませんが仮に個別元本が8,000円の人であれば昨年10月末、年末年始、今年3月末に「ヤレヤレ売り」のチャンスがあったことになります。もしそこで売ったとしたら結果論ではどのタイミングを選んだにしても現時点の基準価額は売却時点を上回っていることになります。つまり現状の結果だけで判断するならば「ヤレヤレ売り」は裏目に出ているわけで私が過去の経験から得た印象と合致します。

それではなぜ「ヤレヤレ売り」は裏目に出ることが多いのでしょうか?それは基準価額が上がるのにはそれなりの理由があるからだと私は考えます。上記チャートをご覧いただければセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額は2009年の2月から3月を大底にして上昇トレンドに変わっていることが分かります。その理由は世界的に金融危機の最悪期は脱したとの認識が市場のコンセンサスを得たことと大底を形成したあたりが売られ過ぎであったことの修正という側面があると私は考えます。すなわち含み損が消えてヤレヤレと感じるような評価額の回復があったとすればそれなりの理由があるのは当然であり、自分の個別元本を超えたところでその上昇力が消えることはないと考えるのが妥当であると考えます。そして先ほど「売られ過ぎ」と書いたように往々にして指数の上昇と下落は行き過ぎる傾向にあります。ですから私の経験則では「ヤレヤレ売りをしたくなったらもう少し待て」が正解のように感じています。

この「往々にして指数の上昇と下落は行き過ぎる傾向にある」という現実はリバランスにも大きな影響を及ぼすように思います。つまり評価額が上昇している資産は上昇するだけの理由があって上がっているのであり往々にしてそれは行き過ぎる傾向にあると考えるのであればその資産を売るのは先延ばしにした方が合理的といえます。ということは当然反対に評価額が下落している資産を買い付けるのも先延ばしにした方が合理的ということになり、長期運用の教科書によく書いてある「リバランスは1年に1回程度で良い。場合によっては2年から3年に1回でも良い。」という根拠がここにあるような気がしています。ちなみに住信アセットマネジメントが運用するSBI資産設計オープン(愛称:スゴ6)などはリバランスを緩やかに行うことを運用方針として打ち出していますのである程度指数の行き過ぎに身を任せることも長期運用には大切なことではないかと感じています。





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この記事へのコメント

kage

ヤレヤレ売りを経済合理性から説明しようとすると、税金でしょうか。含み損を確定損にしてしまうと3年しか損失を繰り越せないので、できれば確定損は出したくない。
例えばインデックスファンド→ETFの乗り換えの時も損失が-20%の時ではなく±0の時に乗り換えたい、なんて考える人はいそうな気がします。
そういう私も税金を考えて基準価額がある程度上がったところでアクティブファンドの売却などを行ってもいます。(ただでさえ繰越損益がたまっているのに、さらに損失を増やすと3年間で消化しきれない恐怖・・・)

Posted at 22:31:59 2010/04/22 by 吊られた男

この記事へのコメント

kage

吊られた男さん

コメントありがとうございます。

確かにリレー投資することを前提に考えれば損失の確定も税金の支払いも生じない損益ゼロは絶好の乗り換えチャンスといえますね。最近は低コストインデックスファンドやETFの品揃えが充実してきましたのでセゾン投信にも乗り換え目的のヤレヤレ売りがあったのかも知れません。

Posted at 23:15:15 2010/04/22 by おやじダンサー

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kage


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