乱高下
2010/04/05 (Mon)
以前「上場インデックスファンド海外先進国株式 上場3日目」で上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)の異常な値動きについてご紹介したことがあるのですが本日も盛大にやらかしてくれたようですので記録のためにエントリーを立てておきます。まずはSBI証券のサイトからお借りした下記2日間チャートをご覧いただければ本日午前中の乱高下ぶりがよくお分かりいただけると思います。<<ブログランキング参加中>>
なお上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)の本日の高値は1,227円、安値は1,145円、終値は1,158円でした。日興アセットマネジメントのサイトで公開されている基準価額速報によると本日は110,893円ですので上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)の適正価格は約1,109円となります。本日の終値ベースで計算すると約4.4%のプレミアが上乗せされていることになり、本日の最高値で買った人は実に10.6%も割高な価格で購入したことになるわけです。
実は本日盛大にやらかしてしまったのは上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)だけでなく兄弟銘柄である上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)も律儀にお付き合いしていました。それではこちらもSBI証券のサイトからお借りした下記2日間チャートをご覧ください。
なお上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)の本日の高値は1,310円、安値は1,244円、終値は1,252円でした。日興アセットマネジメントのサイトで公開されている基準価額速報によると本日は121,614円ですので上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)の適正価格は約1,216円となります。本日の終値ベースで計算すると約3.0%のプレミアが上乗せされていることになり、本日の最高値で買った人は実に7.7%も割高な価格で購入したことになるわけです。
私はこの乱高下をリアルタイムで見ていた訳ではありませんがこのような「事故」が起きてしまった理由は株式用語でいうところの板が薄い(売買注文の数量が少ない)状態で大きな注文が出たことにあるのだと想像できます。すなわち日本の多くのETFに共通の悩みである流動性の低さが引き起こしたイレギュラーといえます。このような「事故」を目撃するとまだまだこれらのETFには安心して投資できないなと感じます。
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この記事へのコメント
乖離大きいですね。
私は海外株式については、海外ETFへの投資を続けるつもりです。
Posted at 22:22:44 2010/04/05 by レバレッジ君
この記事へのコメント
レバレッジ君さん
コメントありがとうございます。
1680と1681は空売りも可能ですのでリスクヘッジが必要になった際の売り建てにぜひご活用ください。
Posted at 22:42:11 2010/04/05 by おやじダンサー
この記事へのコメント
はじめまして。
リサです。
株 初心者ですが、おじゃまして
とても参考になりました。
ありがとうございます。がんばってね!
Posted at 14:48:09 2010/04/07 by りさ
この記事へのコメント
りささん
コメントと激励、誠にありがとうございます。
ハイリスク投機家が戯れ事を書き連ねるブログですがよろしければまたご訪問ください。
Posted at 22:54:08 2010/04/07 by おやじダンサー
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