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海外株式投信評価額(2010.03.19現在)

kage

2010/03/20 (Sat)

今週の定時報告は相互リンクさせていただいているrennyさんの「直販」を維持するか、販売チャネルの多様化を目指すかに触発されて独立系投信は直販にこだわるべきかどうかについて私なりの考えを書いてみたいと思います。

それではまず始めに独立系投信が必ずしも直販にこだわっていないという実例からご紹介しておきたいと思います。それは独立系投信のパイオニアであるさわかみ投信の実例なのですが、ずいぶん以前からの話なのでご存じの方も多いと思いますがさわかみ投信が設定運用するさわかみファンドは広島の地場の証券会社ひろぎんウツミ屋証券でも売買が可能です。

ひろぎんウツミ屋証券のさわかみファンド紹介ページ

このさわかみファンドについては以前マネックス証券の松本社長や内藤忍さんが澤上社長にぜひ扱わせて欲しいと何度も直訴したところ「他の株式投信の取り扱いを全部やめてさわかみファンド一本に絞るのならいいですよ」と体よく断れたというエピソードをマネックスメールで読んだこともあります。このように独立系投信と証券会社のどちら側にもお互いの交流を阻害するような明確な壁は存在しないというのが現実なのだろうと私は考えます。

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それでは次に独立系投信としては世界のパイオニアともいえる米国バンガード社の例で考えてみましょう。ご承知のとおりバンガード社は日本の市場においてはいまだに直販を行っていません。順序としては始めにマネックス証券、トヨタFS証券、セゾン投信などの限られた販路限定で参入を果たし、その後ネット証券を通じてバンガード社の海外ETFが売買可能となり今日に至っています。バンガード社が日本で直販を行わない理由について以前日本法人の加藤代表は純粋にコスト対効果の問題であるとの主旨の回答をしておられました。つまりこれはバンガード社の知名度が低い状況で無理に直販を行っても投下したコストに見合う実績は得られないだろうという判断です。バンガード社の株式はすべてバンガード社のファンドに組み入れられており、「ファンド保有者=株主」という図式になっているためバンガード社の経営判断基準は常に「それは顧客の利益になるのか?」という単純明快な一点に集約されます。すなわち顧客のためにならないと判断するのならあのバンガード社ですら直販にはこだわらないというのが現実なのです。

以上のような実例から考えると私は理念を共有できてコスト面で顧客に迷惑をかける心配がない販売会社があるのなら日本の独立系投信も直販にこだわる必要はないと考えます。実はこのコスト面というのが重要で、バンガード社が始めに取り扱い販売会社を限定したのはバンガード側から見て理念を共有できるかという観点と販売会社側から見てバンガード社の低コストが受け入れられるかという観点があったわけで、いくら日本の独立系投信が直販にこだわらないという方針を打ち出しても実際に販売を仲介してくれる証券会社は極めて限定されるのが現実だと私は想像します。

さて、ここで少し話題を変えて独立系投信・ありがとう投信の新しいサービス「分けて買いプラン」のご紹介をしたいと思います。

創立6周年記念 新サービス「分けて買いプラン」スタート(クリックするとPDFファイルが開きます)

これは例えば今手元に10万円の投資資金があった場合に毎月2万円ずつ5回に分けて買い付けを行えるというサービスです。これはかゆいところに手が届くなかなか良い発想のサービスであると思います。しかし実際の仕組みを見ると毎月積み立ての回数限定版に過ぎず、できれば証券会社のようにとりあえず10万円を預けておけば定期購入までの間はMRFで自動運用という形が顧客にとっては便利なはずです。これなら定期購入にこだわらずスポット買いにも臨機応変に対応できますし。このように投資資金を事前に預かることができないという点は独立系投信が販売会社を中抜きしたことで起こる弊害のひとつといえます。

そこでふと私が思い付いたのが私自身が定期積立を継続しているひふみ投信を設定運用するレオス・キャピタルワークスの存在です。以前「本音と建前」でご紹介したとおりレオス社は昨年ISホールディングスの傘下に入っており、少なくとも資本面では独立系ではなくなっています(それを言うならセゾン投信も同じですが)。しかし少し視点を変えてみれば同じグループ内に証券会社があるわけですからそれを独立系投信側に引き入れるような発想があっても良いのではないでしょうか?以下は私の完全な妄想ですが例えばグループ内のアイディーオー証券では投資信託を扱っていませんので独立系投信だけを扱ってもらうという案はどうでしょう?証券会社としては独自性をアピールできますし顧客にとってもひとつの口座開設だけで済む利便性があります。また独立系投信側にしても従来型投信では販売店が担っていた諸業務を委託でき運用や顧客対応に集中できるというメリットがあります。先般の独立系投信3社が合併してクローバー・アセットマネジメントを設立した経緯をみても独立系投信側の立場で諸業務を引き受けてくれる証券会社があればありがたいはずです。これからも以前こちらのエントリーでご紹介した「少額の上場株式等投資のための非課税措置の法制化(日本版ISA)」などの法令改正でその都度システム対応が必要になりますし、現在アナウンスされている内容ではせっかく費用をかけて対応しても小規模な独立系投信では非課税口座に選んでもらえないという事態も考えられますので形だけでもひとつの証券会社に口座を集中させることは独立系投信側にとっても大きなメリットがあるはずです。そう考えると独立系投信と証券会社の連携はもっと前向きかつ真剣に検討すべき課題なのかも知れませんね。

以上、独立系投信が直販にこだわるべきかどうかについていろいろと検討して来ましたが私の出した結論はバンガード社の考え方と同様「それは顧客の利益になるのか?」という判断基準を貫いてもらえるなら販売形態にはこだわる必要はないというものです。個人的にはマネックス証券が過去にセゾン証券を吸収合併した経緯、中野社長と内藤忍さんの個人的な交流関係、バンガード社との関係などからマネックス証券でセゾン投信が扱われても全然違和感はありません。むしろ顧客のためになるのなら積極的に新しい道を切り開いていただきたいと思います。

今週の私の運用成績は結果からいえば先週と比べてほぼ横ばいでした。イメージとしてはまだレンジ内でエネルギーを蓄えている状態だと思います。最近の世界の株価が堅調な理由は景気回復期待よりもむしろジャブジャブの金融緩和がまだ相当期間続くだろう(=簡単に出口戦略に舵を切ることはできないだろう)という思惑が市場に広がっているためであると思われ、ハイリスク投機家としてはもしこれがバブル発生につながるのなら乗り遅れるわけにはいかないという思いが強くあります。過去の事例を見てもバブルは崩壊後の打撃が大きいためできれば緩やかな成長が望ましいのですが世界経済の歴史はバブルの発生と崩壊の歴史と考えることもできますのでバブルになるのならその前提で運用計画を立てておく必要があるのではないかと考えています。

マネックス証券
MX100319

SBI証券
ET100319

先週の定時報告で「もしかして来週の定時報告ではブラジルも持ち越していればと後悔することになるのでしょうか?」と書きましたが結果的に全然後悔はしませんでした。それどころか今週も性懲りもなくブラジルをコツコツ拾い集めていおり、また以前のように埋まらないマイナス乖離に泣くことになるのではないかと心配しています。今週は上海系とインドにも少し買いを入れましたので久しぶりに新興国系ETFの比率が高まって来ました。なおロシアは出来高の少なさが気になりますので現状では見送りという判断です。来週も利食い売りの注文を出した上でコツコツ押し目買いに励みたいと思います。



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kage

ひふみ投信の間接販売

こんにちは、いつも楽しく読ませていただいています。

ところで、reosの組成商品をIDO証券で扱うというお話は、昨年夏時点でprojectが走っていたはずです。
ただし、この商品は「ひふみ投信」ではなく、間接販売専用のものとされていました。
この「別の商品を用意する」というのが、「投信はこれ一つでOKというものを作る」という信念に抵触し、いかんとも受け入れがたい、というのが、立田氏のFM辞任の表向きの理由だったはずです。

FM交代もやむなしと進めたこのprojectが既にご破算になっているのなら、氏の辞任はなんだったのやら、ということになりますね。

Posted at 16:06:01 2010/03/20 by gadgetster

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kage

gadgetsterさん

コメントありがとうございます。

実は私もその案件がその後まったく音沙汰なしであることを不思議に感じていました。予想外に顧客の反発が強くて一時停止状態になっているのでしょうか?それならいっそのことご破算にして立田氏を呼び戻して欲しいものです。

ただ以前の計画だとグループ内の証券会社でも「向こう側」というイメージでしたが今回のエントリーに書いたように「こちら側」に取り込めるのなら大いにグループ関係を活用して欲しいものです。

Posted at 16:40:07 2010/03/20 by おやじダンサー

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kage

向こう側とこちら側

FM交代の説明会席上、藤野氏のコメントで、「買収に伴って、groupの各社とお話をする中、ITのすごさを目にして感服した。ぜひ技術協力を仰いで、購入・売却などをInternetで即時に行えるようなservice向上を積極的に検討していきたい」というようなお話があったと思います。

いや、今更そんなことにびっくりするなんて、あんた大丈夫か、と正直唖然としてましたが、なにはともあれ、onlineでの即時購売却はとっとと実装して欲しいのは間違いないので、本件についてもその後音沙汰無いのは遺憾ですね。管理人さんが期待する「こちら側に呼び込む」というのは、こういったことなのかな? とも思いました。

FMについては、数字として現れる限りは、遺憾ながらやはり交代を境に運用成績が悪化していることは否めませんし、可能であるならばやはり面子にこだわらずもとの鞘に戻していただきたいところではありますけれど。

立田氏とmailでやり取りをする機会を得ましたが、氏としては、今回の経験を生かした、次のbusiness modelも頭にあるようでしたので、まぁ時計の針は元には戻らんわなぁ、とは思います。

Posted at 17:32:19 2010/03/20 by gadgetster

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kage

やはり信用できないさわかみファンド

総会で、確認できないことをいいことに、数字まで虚偽の数字を用いるとは
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/market/1266250285/267

Posted at 20:08:06 2010/03/20 by

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kage

gadgetsterさん

コメントありがとうございます。

向こう側とこちら側は単純に協力的かどうかの違いというイメージです。ですからもし独立系投信に協力的な証券会社があるのならグループ外でも積極的に提携を考えて良いと思っています。特にシステム関連投資は小規模な独立系投信にとって重圧になると思われますので集団で丸投げという判断もあって良いのではないでしょうか?

いくらグループ内のIT技術が進んでいるとはいっても回収見込みの高いところから投資するでしょうからレオスの順番はなかなか回ってこないのかも知れません。

立田氏は日経ビジネスONLINEに連載を持ち講演活動も精力的に行っているようですから確かにもう元には戻れそうもありませんね。

Posted at 07:25:17 2010/03/21 by おやじダンサー

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kage

やはり信用できないさわかみファンドさん

もし本当に顧客に不誠実な対応をしているとしたらいつかはその報いを受けるはずです。

Posted at 07:28:21 2010/03/21 by おやじダンサー

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kage


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