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海外株式投信評価額(2010.03.05現在)

kage

2010/03/06 (Sat)

驚きの低コストを実現したインデックスファンドとして昨年秋にセンセーショナルなデビューを果たした三菱UFJ投信のeMAXISシリーズが早くも第一期の決算を迎えました。その内容についてはすでに多くの投信ブロガーの皆さんが分析されていますので今さら私の出る幕はないのですが少額とはいえ私自身がeMAXIS新興国株式インデックスのホルダーですのでこのセクターについてのみ少し詳しく見てみたいと思います。それではまずライバルファンドとのコスト比較からです。なお下記の数値はいずれも1万口あたりの費用明細となります。

項目
eMAXIS
STAM
年金積立
(a)信託報酬
 (投信会社)
 (販売会社)
 (受託銀行)
15円
(6)
(7)
(2)
104円
(47)
(49)
(8)
56円
(27)
(27)
(3)
(b)売買委託手数料
 (株式)
 (投資信託証券)
 (先物・オプション)
29円
(26)
(3)
(0)
33円
(18)
(7)
(8)
5円
(5)
(0)
(0)
(c)有価証券取引税
 (株式)
6円
(6)
5円
(5)
1円
(1)
(d)保管費用等51円37円20円
 合計101円179円82円

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ひとつ前のエントリーにも書いたようにこの数値は1万口あたりの費用明細ですので基準価額が高ければ高い数字が出ることになるため単純な比較は無意味です。また今回のeMAXISシリーズの決算は2009年10月28日から2010年1月26日までの3カ月足らずの実績ですからますます絶対値での比較は意味がありません。そこでひとつ前のエントリーで使った毎月末の基準価額を元に期中平均基準価額を算出するというザックリとしたやり方でおおよその実質コストを算出してみました。ご参考までに各ファンドの決算対象期間は以下のとおりです。eMAXIS=2009年10月28日から2010年1月26日まで。STAM=2008年12月15日から2009年11月10日まで。年金積立=2008年11月18日から2009年11月16日まで。

eMAXIS新興国株式インデックス:101円÷9,714円=1.04%
※約3カ月の実績であり年率ではない。
STAM新興国株式インデックスオープン:179円÷13,462円=1.33%
年金積立インデックスファンド海外新興国株式:82円÷6,441円=1.27%


eMAXISシリーズのコストはあくまでも約3カ月の実績に過ぎませんので上記実質コストの数値でも単純な比較はできません。何かとイレギュラーなコストが発生しやすい設定から3カ月間の実績を基準に年間の実質コストを予想するのも難しいと思われますのでシビアにコストを追求する方は1年後の第二期の決算を待って比較検討されることをおすすめいたします。イレギュラーなコストが発生するという意味ではSTAMも上記数値は第一期の決算ですので第二期の決算である年金積立との比較では多少割り引いて考えてあげた方がよいのかも知れません。具体的な注目点としてはeMAXISとSTAMの売買委託手数料が二期に入って年金積立並に落ち着いてくるのかどうかですね。売買高が落ち着いてくれば有価証券取引税も減少して総合的なコストダウンにつながるはずですから。さらにeMAXISのホルダーとして気になるは保管費用等が他のファンドとくらべても突出して大きいことです。この費用が具体的に何に使われているのか気になって運用報告書の隅々まで探したのですが残念ながら記載はありませんでした。ちなみにこの保管費用についてはひとつ前のエントリーでご紹介したセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでは0円になっていますのでその多寡は何かファンドの仕組みに関係しているのかも知れません。いずれにせよライバルファンドと比べてこのコストが継続的に突出して多いということになれば間違いなくeMAXISの弱点となりますので私もホルダーの一人として改善を強く希望します。あとこうして実際のコストを並べてみて改めて浮かんでくるのが販売会社の信託報酬が果たして適正なのかという疑問です。確かに買い付け、売却、資産管理、報告書や案内の交付などで販売会社にはいろいろとお世話になっていますが、保有を続ける限り継続的に投信会社(運用会社)と同等の報酬を払い続けなければならないという現実に私はどうも納得できません。日本の長期投資家の課題として今後この部分をいかに中抜きできるかが重要になるような気がします。

それでは最後にパフォーマンスの比較もご紹介しておきます。ただし同じベンチマークを採用している無分配のファンドですからYahoo!ファイナンスからお借りした1年チャートで見ても大きな差は現れていません。

em20100305

緑:STAM新興国株式インデックスオープン
赤:eMAXIS新興国株式インデックス
青:年金積立インデックスファンド海外新興国株式


ご覧のとおり差はわずかではありますが結果的に過去1年でもっとも成績が良かったのはSTAMでした。この実績はすべてのコストを差し引いた後の結果ですので過去1年間に限っていえばSTAMを選ぶのが正解であったという結論になります。ただし投資の世界では「過去の実績は未来を保証しない」のが常識ですので今年もSTAMが最優秀とは限りません。そこがファンド選びの面白いところでもあるわけですね。

今週は市場に立ちこめていた欧州の信用不安が多少は薄らぎ米国の株価や為替も落ち着きを取り戻したため私の運用成績も先週と比べて多少回復に向かいました。ただしギリシャを筆頭とする欧州の信用問題に大きな進展があったわけではありませんからこれから先まだしばらくは市場の一喜一憂に私たち個人投資家も翻弄される状態が続くのだろうと思います。私自身の当たらない相場観では依然として米国が出口戦略を模索し始めるころに一波乱ありを想定していますのでまだ今は動く時ではないという判断です。

マネックス証券
MX100305

SBI証券
ET100305

今週の新興国系ETFを活用した短期売買は先週久しぶりに買った上海系とブラジルを細々と回転させました。また新興国株マニアとして表敬買い付けを行った上場インデックスファンド海外新興国株式(1681)は新規上場時の価格を上回ったところでいったんすべて売却しました。週末の新興国株と為替の動向を見ると少し早まったような気もしますが短期売買では「利益を確定してなんぼ」ですからそこは割り切って来週はまた他のターゲットを探したいと思います。具体的にはこのところマイナス乖離が続いているブラジルがねらい目だと思っているのですが全然理論値に近付く気配を見せてくれないのが悩みの種です。



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