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セゾンVS住信 バランスファンドコスト比較

kage

2010/03/01 (Mon)

以前こちらのエントリーでご紹介したとおり、私も少しだけ保有している世界経済インデックスファンド(本エントリーでは以後「世界経済」と表記)が1月20日に設定以来初めての決算を迎えました。そして今週末運用元である住信アセットマネジメントのサイトを確認してみたところ運用報告書が公開(クリックするとPDFファイルが開きます)されていましたので当ブログでたびたび比較しているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(本エントリーでは以後「セゾン」と表記)とのコスト比較を行ってみました。なお下記の数値はいずれも1万口あたりの費用明細となります。

項目
セゾンVGBF世界経済IF
(a)信託報酬
 (投信会社)
 (販売会社)
 (受託銀行)
36円
(20)
(13)
(3)
86円
(38)
(42)
(6)
(b)売買委託手数料
 (株式)
 (新株予約権証券)
 (投資信託証券)
 (先物・オプション)
4円
(2)
(0)
(1)
(1)
(c)財産維持手数料
 (投資証券)
2円
(2)
(d)有価証券取引税
 (株式)
 (投資信託証券)

1円
(1)
(0)
(e)保管費用等0円12円
 合計38円103円

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コスト合計額の絶対値だけで比較するとセゾンが圧倒的に安いように見えますが先に記述したとおりこれは1万口あたりの費用明細ですので基準価額が高ければ高い数字が出ることになるため単純な比較は無意味です。運用報告書に絶対額だけでなく1万口あたりの実質費用比率を明示してもらえれば比較も簡単なのですが残念ながらありませんので下記の計算方法でザックリとしたコスト比較をしてみました。

Yahoo!ファイナンスの時系列データを元に決算期中の毎月末の基準価額から平均基準価額を算出(セゾンは2008年12月から2009年12月まで13カ月、世界経済は2009年1月から2010年1月まで13カ月のデータを使用)し、コスト÷平均基準価額で1万口あたりの実質費用比率を割り出しました。本当なら毎日の基準価額から厳密に平均基準価額を算出すれば良いのですがさすがにそこまでの熱意と根気はありませんでした。済みません。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:38円÷7,359円=0.52%
世界経済インデックスファンド:103円÷11,957円=0.86%


<追記>
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用報告書に記載されている各組み入れファンドの運用管理費(年率)を期末の組入比率で按分すると約0.38%になります。この結果から0.52-0.38=0.14%がセゾン投信のコストだとどう考えても少なすぎますので、0.52(セゾンのコスト)+0.38(バンガードのコスト)=0.9%(実質コスト)と考える方が自然ではないかと思われます。


<さらに追記>
上記の真相が私としてもどうも気になりましたので思い切ってセゾン投信のお客様窓口に電話で確認してみました。結論としてはこの38円が費用のすべてである(バンガード社の費用も含んでいる)という回答でした。もしそれが真実なら素晴らしいことです。しかし私はまだオペレーターのお姉さんが勘違いしているのではないかと半信半疑です。いずれにせよセゾン投信に問い合わせた結果は以上のとおりでしたので謹んでご報告させていただきます。


このザックリとした比較ではご覧のとおりセゾンが圧倒的な低コストという結果が出ました。セゾン投信が公表している実質コストは0.77%程度であることを考えるとちょっと出来過ぎのような気もします。ファンド・オブ・ファンズの投資信託では投資先のファンドにかかるコストと本体にかかるコストを別々に表記する場合もあるため運用報告書を隅々まで探してみたのですがコストに関する表記はこれしかないためおそらくこれで正しいのだと思います。であればセゾンの第3期はコスト面では非常に優秀な成績を残したといえそうです。一方の世界経済については一般的に設定後初めてとなる第1期の決算ではさまざまな要因から高コストとなりがちな傾向がありますので多少割り引いて考えてあげるべきなのかも知れません。しかし両者の明細を比較すると明らかな差も見えてきます。具体的にはまず信託報酬の販売店の部分です。ご承知のとおりセゾンは直販ですので投信会社=販売会社となり販売にかかるコストを軽減することができます。これに対して世界経済は販売を各金融機関に委託しなければなりませんのでどうしても割高になってしまいます。次に保管費用等にも大きな差が出ています。運用報告書を見る限りは保管費用等が具体的にどのようなコストなのかは不明ですがセゾンが0円ですので何か根本的なところで違いがあるのでしょう。あと有価証券取引税の有無についてはセゾンの投資先がすべてアイルランド籍のファンドであることと関係があるのかも知れませんね。

以上の結果から今回のコスト比較ではセゾン圧勝との印象を受けます。しかし投資信託選びにおいて重要なのはコストだけではありません。コンセプトや運用実績も十分に考慮する必要があります。例えば過去1年の実績でセゾンと世界経済を比較すれば今度は世界経済に軍配が上がります。このように投資信託を選ぶ際にはさまざまな観点から総合的に判断したいものですね。なお世界経済に関しては先般ポートフォリオ比率の定期見直しで新興国比率を5%引き上げると発表したことが報道されました。この変更を受けてまた改めてこれまで何度か行ってきたセゾンと世界経済の組入比率比較を行ってみたいと考えています。

住信AM「世界経済インデックスファンド」、先進国比率を5%引き下げ新興国に

東京 15日 ロイター:住信アセットマネジメントは、「世界経済インデックスファンド」の基本資産組入比率について、先進国(除く日本)のウエートを5%引き下げ、そのウエートを新興国に振り向けた。新興国では株式と債券のウエートをそれぞれ2.5%ずつ引き上げた。

変更後の基本資産組入比率(%)は、株式50(国内5、先進国30、新興国15)、債券50(国内5、先進国30、新興国15)──となっている。

同ファンドは、世界経済全体の発展を享受すべく、先進国・新興国・日本の投資比率(基本資産組入比率)を、地域別の国内総生産(GDP)総額の比率を参考に決定。原則年1回見直しの検討を行っている。

住信アセットによると、今回の変更はIMF(国際通貨基金)の直近データに基づいたもので、IMFの09年実績予測ベースでは、世界のGDP構成比は先進国は60.4%、新興国30.7%、日本8.8%となっている。

「世界経済インデックスファンド」の設定は09年1月16日。基準価額は12日時点で1万2463円。


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この記事へのコメント

kage

ちょっと気になります。

いつも参考にさせて頂いています。

セゾンの安さについてちょっと気になったにですが、これってやはりバンガードの分がないのではないでしょうか?

推定が0.77%の信託報酬なので、
0.77-0.4935%(セゾン投信の取り分)=0.2765%(バンガードの信託報酬)

今回の0.52+0.2765=0.7965%ぐらいが実質ではないのでしょうか?

Posted at 18:17:37 2010/03/01 by かえる

この記事へのコメント

kage

かえるさん

コメントありがとうございます。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用報告書を見ると組み入れている各ファンドの運用管理費(年率)が書いてあります。これを期末の組入比率で按分してみると約0.38%になります。となると0.52-0.38=0.14%がセゾン投信のコストだといかにも少なすぎますので、0.52(セゾンのコスト)+0.38(バンガードのコスト)=0.9%(実質コスト)と考える方が自然ですね。とりあえず本文中に追記しておきます。ご指摘ありがとうございました。

Posted at 20:48:46 2010/03/01 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

はじめまして。
虫取り小僧さんのコメントより此方のエントリを教えて頂き拝見させて頂きました。
非常に分かりやすいコスト比較がとても参考になりました!
これからもちょくちょく拝見させて頂きたいと思います。
ありがとうございました。

Posted at 23:02:21 2010/03/01 by じろらも

この記事へのコメント

kage

じろらもさん

コメントありがとうございます。

ハイリスク投機家が思い付くままに戯れ事を書き連ねていますので本エントリーのように不明瞭な内容も多いですがお気軽にご訪問いただければ幸いです。

Posted at 06:57:49 2010/03/02 by おやじダンサー

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kage


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