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定期売却サービスに関するメモ

kage

2009/12/17 (Thu)

相互リンクさせていただいている「レバレッジ投資実践日記」の高齢化時代には重宝される?「自動けいぞく解約サービス」を拝見して連想した事柄を今後の検討課題(ブログネタ)とするために以下にメモしておきます。

業界内の熾烈な競争を背景にドンドン利便性が高まっている投資信託の定期積み立てに対して、資産を取り崩す際に定期的に解約・換金してくれる定期売却(解約)サービスの提供は(販売側に直接的なメリットがないためか)遅々として進んでいないのが現実です。このような逆風下で定期売却(解約)サービスを提供している会社として私が現時点で把握しているのは以下の2社です。

ひとつは当ブログでも何度か紹介している独立系投信・ありがとう投信の「ライフサポートサービス(定期売却サービス)」です。具体的な内容は満60歳以上の顧客を対象に(例外もあり)、顧客が決めたタイミング(毎月、隔月など)と金額(10,000円以上1,000円単位)で自動的に売却を行います。

そしてもうひとつは先頃三井住友フィナンシャルグループに入った大手証券会社の日興コーディアル証券が提供する「定期引出サービス」です。こちらは毎月か隔月のタイミングであらかじめ指定した金額か口数で売却を行うことができます。

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以前私は当ブログで何度か「資産形成時に定期定額の積み立てが合理的なのであれば、リタイア後に資産を取り崩す際にも定期定額の売却が合理的といえるのではないか」と書きました。しかし最近は少し見解が変わっています。定期定額積み立て(いわゆるドルコスト平均法)は対象となる投資信託の価額が高ければ買い付ける口数が少なく、逆に安ければ口数が多くなるため、口数を一定にする定期定量積み立てと比べて平均購入コストを低く抑えられる効果があるとされます。であれば単純に考えて購入時のメリットは売却時にはデメリットになってしまうのではないでしょうか?つまり売却する際にはできるだけ平均売却単価を高くする方法を選択すべきであり、そのためには定期定額売却ではなく、口数を一定にする定期定量売却の方が合理的な選択といえるのではないか、というのが現在の私の考えです。そう考えると金額しか指定できないありがとう投信より口数も選択できる日興コーディアル証券の方がより理想的な仕組みであるといえそうです。

とはいえ現実には一人ひとりの資金余裕度やリスク許容度により最適の売却方法は異なりますので、場合によっては「必要な時に必要なだけ取り崩すのがもっとも合理的」という結論が出ることもあるわけですから、上記の考えはたくさんある選択肢の中のひとつに過ぎないとご理解いただければ幸いです。



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この記事へのコメント

kage

数学的に正しい判断かと。

定額購入が購入平価の押し下げ効果があるのは、数学的に調和平均が相加平均より同等以下となるからです。

したがって、売却時には反対に同一口数で売却する戦略をとれば、相加平均は調和平均より数学的に同等以上であることが期待されるので有利になります。

というのは、勝手ながら引用させていただいたblog記事にご説明がありますね。


ところで、管理人さんは「いわゆる」とお断りになっているのでご承知なのだと思いますが、定額購入戦略のことを「ドルコスト平均法」と故障する風潮を個人的にはとても苦々しく思っています。特にプロを自称する人間が、恥ずかしげも無く大いに使っているのが。米国の教本を機械翻訳して自分の頭で考えていないのかと。「なんでドルコストなんだろう?」とは考えないんですかね。「彼らはドルと引き換えに資産を買うんだからドルコストなので、円建てで投資してる自分の場合は円コスト平均になるんだよね?」とは思わないんですかね。

Posted at 00:42:19 2009/12/19 by gadgetster

この記事へのコメント

kage

gadgetsterさん

コメントありがとうございます。

漠然と考えていた内容が数学的に裏付けられ、心強い限りです。

用語としての「ドルコスト平均法」に対する私の考え方は、デジカメ(三洋電機の登録商標)やセロテープ(ニチバンの登録商標)と同様に誕生した経緯から離れてすでに普通名詞化していると思っていますので、この言葉を使うこと自体には実はあまり違和感を持っていません。ただし短縮して「ドルコスト」と表現するすることには大いに違和感を覚えますので、使う時には必ず「ドルコスト平均法」と表現するのが私のこだわりです。

Posted at 11:21:05 2009/12/19 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

知らなかったのですが、いろいろサービスがあるのですね。勉強になりました。

Posted at 19:57:24 2009/12/23 by レバレッジ君

この記事へのコメント

kage

レバレッジ君さん

コメントありがとうございます。

定期売却の仕組みはシニア世代に大人気の毎月分配と基本的に同じといえますので、私が考える理想は投資信託の分配を全廃して定期売却サービスで顧客が自由に分配額を設定する形です。そうなれば投信会社は分配を気にせず運用に集中できますし、顧客も自身の生活スタイルに合わせた分配を自由に設定できますので。

Posted at 07:37:58 2009/12/24 by おやじダンサー

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kage


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