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上海証券取引所にグローバルETFが上場

kage

2009/12/08 (Tue)

先日こちらのエントリーでご紹介したNYダウETFが明後日(12/10)いよいよ東証に上場しますが、昨日のロイターの報道によると上海株式市場にもNYダウを含めた複数のグローバルETFが間もなく上場することになるようです。

上海証取、グローバルETFの開発を国内投信に許可=新聞

上海 7日 ロイター:上海証券取引所は、ダウ工業株30種など海外の6株価指数に連動したグローバルETF(上場投資信託)の開発を国内投信会社に認めた。上海証券報が7日、上海証取幹部の話として報じた。

同紙によると、グローバルETFの計画は証券監督当局に提出され、上海証取が立ち上げに必要な技術面およびシステム上の準備を行った。

グローバルETFは適格国内機関投資家制度(QDII)に基づいて立ち上げられる。

仏ソシエテ・ジェネラルの中国投信部門は11月、TOPIXコア30に連動したETFを開発していると明らかにした。

上海証券報によると、このほか、日経平均や香港のH株指数に連動したETFが開発されている。


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上記報道によると今回開発が認められたグローバルETFは6種類あるそうですが、記事にはその内NYダウ・TOPIXコア30・日経平均・香港H株指数の4種が紹介されています。東証一部銘柄の中で時価総額や流動性が特に高い30種で構成されるTOPIXコア30のような日本の個人投資家でもあまり狙わないマニアックなETFに本当に需要があるのかどうか老婆心ながら心配になりますが、日経平均を含めて6種の中の少なくとも2種が日本関連のETFであることはそれだけ日本企業の注目度が高いことを意味しているように思えます。あと個人的には香港系のETFを上海市場に上場するならH株指数ではなくハンセン指数だろうと思いました。いずれにせよ残りの2種が何かも含めて今後の動向がも大いに気になるところですね。

ご承知のとおり日本の株式市場にはすでに上海株式指数・上証50連動型上場投資信(1309)と上場インデックスファンド中国A株CSI300(1322)の2本の上海系ETFが上場していますのでお互いの比較では日本が少し先行しているといえそうです。しかし上記記事と同じ適格国内機関投資家制度(QDII)関連の下記の記事を見て、私は早晩日本の株式市場は時価総額や売買高だけでなくグローバル化競争でも中国の株式市場に抜き去られることになるのだろうと感じました。

中国QDII、1月16日から台湾株売買が可能に=報道

台北 5日 ロイター:台湾のメディア報道によると、中国の投資家は1月16日から台湾株式を売買できるようになる。Commercial Times紙は、最近調印された中台間の覚書により、中国の適格国内機関投資家(QDII)が、台湾株の取引を認可されると伝えている。

同紙によると、台湾当局は、一定のセクターの企業について中国による投資に制限を設ける見通し。

台湾の中央通信社が台湾金融監督委員会(FSC)の陳冲委員長の情報として報じたところによると、QDIIは総資産の最大10%を台湾株に投じることが認められる。10%までとすると、QDIIによる台湾株投資額は300億台湾ドル(約9億3000万米ドル)となる。


中国と台湾の歴史的緊張関係を考えれば中国で台湾株が買えるようになることは本当に画期的な出来事であると思います。台湾も今回の未曾有の金融危機の影響で外需産業が打撃を受け、今は中国の内需に頼らざるを得ない状況ですので好むと好まざるとに関わらず台湾と中国の関係は接近することになるのでしょう。もっともこれは台湾に限った構図ではなく、今は世界経済全体が中国の成長に依存せざるを得ない状況になっていますので今回の報道にあるように中国の投資資金がグローバルに流れる仕組みが確立されることは世界経済の回復に限って見ればポジティブな要因といえます(一方で世界中が中国にモノを言えなくなるというネガティブ要因もあるのですが)。

ちなみに台湾株式市場関連では先日下記のような報道もありました。

「台湾で上場を」 台湾証取が都内で上場セミナー

台湾証券取引所と野村総合研究所は2日、台湾の市場環境に関心のある金融関係者らを対象にした上場セミナーを都内の経団連会館で開いた。半導体などのIT関連企業が集積する台湾の特徴をアピールし、日本の製造業を中心とした中堅・中小企業の上場ニーズを掘り起こすのが狙い。(中略)

日本企業は液晶分野の中で、部品製造に欠かせない材料や生産設備、検査装置で強みを持っているため、「台湾での注目度は高い」(野村総研)と分析。高い技術を持つ日本の中堅・中小企業の資金調達や、中国市場開拓の足掛かりに台湾証券取引所を活用できる可能性を指摘した。上場コストについても「アジアの他の取引所よりも低い」(同)と指摘した。(産経新聞より)


これなら上場コストの安い台湾株式市場に上場して直接中国からの投資を呼び込む方が資金調達が容易であると判断する日本企業も出てくるかも知れません。日本の株式市場がモタモタしてグローバル化の流れに乗り遅れるようだと携帯電話のように「ガラパゴス化」して世界から取り残される恐れがあることを関係者にはぜひ自覚していただきたいと思います。



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この記事へのコメント

kage

中台の雪解け

ためになる記事をありがとうございます。

> 中国と台湾の歴史的緊張関係を考えれば中国で台湾株が買えるようになることは本当に画期的な出来事であると思います。

同感です。
同じ言語でコミュニケートできるのは
大きな強みだと思います。

Posted at 19:38:46 2009/12/08 by カン・チュンド

この記事へのコメント

kage

カン・チュンドさん

コメントありがとうございます。

経済のグローバル化が進み、国境に縛られないお金の動きが実体経済にさまざまな変化をもたらしています。

私たちも中台は相容れないという過去の概念に囚われていると現実の変化から取り残されてしまいそうですね。

Posted at 23:17:26 2009/12/08 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

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