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海外株式投信評価額(2009.08.14現在)

kage

2009/08/15 (Sat)

100年に一度とも表現される今回の金融危機の影響で日本の年金基金が多額の運用損失を出したというニュースは記憶に新しいところですが、昨日の時事通信の報道によるとノルウェー政府年金基金は未曾有の金融危機を千載一遇のチャンスと捉えて積極的運用に転じて大成功を収めているようです。

全世界の株1%保有=積極買い増し、4~6月の利益4兆円-ノルウェー年金

ノルウェー中央銀行は14日、同国の政府年金基金による株式保有額が、6月末時点で全世界の株式時価総額の1.0%に達したことを明らかにした。昨秋の経済危機以降、世界の株価が急落・低迷する局面で、株式投資を積極化させたため。利益面でも、4~6月期の運用成績は株価反騰を受け12.7%、運用評価益は2700億クローネ(約4兆2500億円)に達し、同基金として過去最高の四半期益を計上した。

同基金は、石油・ガス収入を資源枯渇後も将来の世代に分配する目的で設置されており、運用規模は2兆3850億クローネ(約37兆5000億円)と、国際通貨基金(IMF)の調べでは政府系投資ファンド(SWF)として世界2位。(時事通信より)


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総人口500万人弱のノルウェーの年金基金が全世界の株式時価総額の1.0%を保有しているとは本当にすごいことです。また四半期で約4兆2500億円もの評価益を上げたこともすごいことです(単純計算で国民一人あたり100万円弱の利益になります)。しかしそれより何より私が積極的に評価したいのは「石油・ガス収入を資源枯渇後も将来の世代に分配する」という明確な目的を掲げて年金基金の運用が行われている点です。これを日本に当てはめて考えるなら「貿易黒字を少子高齢化進行後も将来の世代に分配する」ことを目的に年金運用が行われていることになります。もちろん日本の年金基金だってそのような意識を持って運用を行っているはずですが、実際の運用をみるとその意識が形となって現れているとは到底思えません。だからといって私は好成績を目指してハイリスク投機を行えといっているわけではありません。しかし常識的かつ保守的な運用ではこれから本格化する少子高齢湖時代の年金を支えられないことだけは確かです。私が日本の年金運用に求めたいのは明確な目的意識とそれを実現するための行動力に他なりません。

それでは日本の年金運用は相変わらずダメダメかといえば、私は必ずしもそうではないと思っています。なぜなら今春の株価下落場面で「年金の買い」という報道がたびたびされており、それを裏付けるように東証の発表では(一般的に年金の売買が手口として現れるとされる)信託銀行経由の買いが突出していました。その時の買い入れ分をまだ売却していないとすれば現状では結構な含み益となっているはずで、日本の年金運用も今年前半はかなり期待できる結果を残しているのではないかと勝手に想像しています。しかし日本の年金運用がノルウェーと異なるのは今春の株価暴落場面での買いがピンチをチャンスと捉えた積極的な行動の結果ではなく、未曾有の金融危機の影響で大きく歪んでしまったアセットアロケーションを修正するために機械的に株式を買っていたに過ぎないことです。日本国民の一人としてはノルウェー年金基金の運用能力の高さがうらやましくもありますが、長期運用を実践するものの一人としては日本の年金運用のようにアセットアロケーションのリバランスを機械的に実行するだけでも運用の結果は大きく改善されるという事例を示してくれただけでも得るところは大きかったと考えることもできます。今春の株価暴落場面で連日年金資金と思われる信託銀行経由の買い注文が続いた際には「私たちの大切な年金資金を株価暴落阻止に使うとはけしからん!」というような論調がネットにあふれていましたが、今にして思えば危機的な状況であればあるほどリバランスが重要であるという真理を如実に示してくれた好例といえそうですね。

先週の定時報告に書いたとおり今週は夏休みで満足に市場動向をチェックする時間もなかったのですが、結果的に中国の乱高下があっても私の運用成績はほぼ横ばいの状況でした。日米の株価もチャート的にはそろそろ本格的な調整局面に入っても不思議ではありませんので引き続き運用成績の回復に過度な期待を寄せ過ぎないように気を引き締めて相場に向かい合いたいと思っています。

マネックス証券
MX090814

SBI証券
ET090814

今週は特に上海株が軟調であったため私の保有する上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)と上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300(1322)の建玉はいずれも大きな含み損を抱えてしまいました。しかし今週は私が夏休みであったおかげで売り注文だけを出して放置していたため暴落場面を買い下がる「落ちてくるナイフを素手でつかむ」状況にならなかっただけでもラッキーだったと前向きに考えています。来週は通常の生活モードに戻りますが月末はまた所用で株価チェックができない状況が続きますので意地になって暴落に買い向かわないよう気を付けたいと思っています。というわけで当ブログも今月いっぱいは思い切りサボりモードを継続させていただきたいと考えておりますのでご承知置き下さいますようお願い申し上げます。



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