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海外株式投信評価額(2009.06.26現在)

kage

2009/06/27 (Sat)

最近になって世界の株価は調整局面に入ったとはいえ今年の春以降は不思議な力強さで上昇を続けてきましたので国内市場においても個人投資家の動きが活発になっています。その事実を示す象徴的な事例として今週は野村アセットマネジメントが新規設定する投資信託2本が多くの資金を集めて市場の話題となったそうです。

野村AMの2ファンドの設定額1000億円超、市場で話題に

東京 23日 ロイター:野村証券が募集し、24日に野村アセットマネジメントが設定するファンド2種の設定額が、合計で1000億円を超える見通しとなった。市場関係者がロイターに対して明らかにした。

いずれも国内株式を含む世界の株式に投資するファンドで、海外資産への投資比率が高く為替ヘッジをしないため、為替市場では円売り材料として注目されているほか、株式市場でも関連銘柄が物色されるなど話題になっている。


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24日に野村アセットが投入する新ファンドは「野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド」(設定上限額1000億円)と「野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム マネープール・ファンド」(同1000万円:自己設定)、「野村RCM・グリーン・テクノロジー・ファンド」(同1200億円)と「野村RCM・グリーン・テクノロジー マネープール・ファンド」(同1000万円:自己設定)──の2種。

関係者らによると、それぞれのファンドの設定額は「野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド」が約700億円程度、「野村RCM・グリーン・テクノロジー・ファンド」は4-500億円程度となっている。(中略)

昨秋のリーマンショック以降、投資行動が凍てついた個人マネーだが「09年に入り徐々に新規投信の大型設定が相次ぐなど、特に5月以降、リスク許容度の改善がみられる。今後も同様の流れが続くかどうかは景気次第とみるが(大型設定の続く)足元の状況はまずは歓迎したい」(外資系投信)という。09年の新規ファンドで設定額が最大だったのは野村アセットが5月27日に設定した単位型の「野村グローバル半導体株0905」(販売は野村証券)で約876億円、2位はDIAMアセットマネジメントが同日設定した「DIAM先進国金融株投信0905」(販売は野村証券)の約782億万円。3位は野村アセットが3月に設定した「野村新中国株投資」(販売は野村証券)で約577億円──となっている。(後略)(ロイターより)


記事にあるとおり野村アセットマネジメントが新規に設定する投資信託が予想以上の資金を集めて市場の話題になったのは今回が初めてではなく、ちょうど1カ月前にも同じような報道がありました。またご覧のとおり今年の新規ファンド設定額トップ3はすべて野村證券で販売されるファンドが独占しており、まさに「証券界のガリバー」の面目躍如といったところです。しかしこの結果を見て、「いくら野村證券の販売力が強力だといってもなぜこのような圧倒的な差になるのか?」という疑問を持たれる方も多いのではないかと思いますが、私にはその理由についてひとつ思い当たる節があります。

ちなみにその「思い当たる節」も先週の定時報告に続いて以前あるセミナーで聞いた話の受け売りなのですが、「証券界のガリバー」と称される野村證券には私たち一般庶民の常識を遙かに超えた莫大な資産を保有するスーパー富裕層の顧客がたくさんいるそうです。そのような方々の資産運用となると一般的な株式・債券・不動産だけではとてもカバーできず、「旅客機を買って航空会社に貸し出しましょう」というような案件が当たり前のように転がっている私たちには縁のない別世界だというのです。そこで新規設定の投資信託の販売に力を入れるという会社の方針が出た場合、担当者はこれらのスーパー富裕層顧客を当てにして営業に行き、下記のような会話が交わされるそうです。

担当:今回新規設定するこの商品を何卒よろしくお願いいたします。

顧客:あなたにはいつもお世話になっているからいいですよ。で、いくら買えばいいの?

担当:できれば1,000万円お願いできないでしょうか?

顧客:本当にそれだけでいいの?2,000万円にしておこうか?

旅客機を買って航空会社に貸し出すようなスーパー富裕層顧客にとって1,000万円と2,000万円の差はほとんど誤差の範囲であるため、担当者が清水の舞台から飛び降りる覚悟で提示した1,000万円がいとも簡単に2,000万円になったりするわけです。しかしここで注意しなければならないのはスーパー富裕層顧客がすべてとんでもないお人好しばかりで担当者の言いなりになってお金を出しているわけではないという点です。例えば上記の会話でキーワードとなるのは「あなたにはいつもお世話になっている」という部分で、担当者と顧客の間にギブ&テイクの関係が存在することを暗示しています。具体的にはここで新規設定投信をたくさん買って担当者に恩を売っておけば、後で顧客にとって有利な条件の新規公開株や公社債を優先的に割り当ててくれるという、「持ちつ持たれつ」の関係が成立しているわけです。上記記事で紹介された今年の新規ファンド設定額トップ3にはこのような性格の資金がかなり流入しているのではないかと私は勝手に想像しています。

つまり動かしがたい事実として日本の投資信託を支えているのはこのような投資信託の中身やコストはあまり気にしない資金であることを私たちは直視する必要があるのだと思います。またその次に大きな割合を占めるのが金融機関に勧められるままに投資信託を買う資金であり、他の人も買っているから(=売れているから)という理由だけで投資信託を買う資金であるため、結果的に真に顧客本位で設定され運用される投資信託がなかなか現れない土壌を守り育てることになっています。スーパー富裕層の壁を崩すことはなかなか容易ではありませんが、「金融機関に勧められるままに投資信託を買わない」とか「他の人も買っているから(=売れているから)という理由だけで投資信託を買わない」という行動が私たち一般個人投資家に浸透すればそれなりの効果は期待できると思いますので、私も微力ながら当ブログを通じて真に顧客のためになる投資信託拡大のために小さなことからコツコツと草の根運動を広げていきたいと考えております。

冒頭でも書いたとおり今週の世界の株価は調整局面でしたので私の運用成績も先週と比べてほぼ横ばいの結果で終わりました。その中でも今週は新興国を代表するBRICsの中で明暗が分かれる結果となりました。具体的には中国の好調さが目立ち、逆にロシアの軟調さが目立つ形になっています。この流れを作った要因のひとつと考えられるのが原油価格の推移であり、今週は原油価格も調整局面に入ったため産油国であるロシア株は軟調となり、原油の輸入国である中国の株価にはプラスに働いた部分もあるのではないかと思います。ただし中国経済が元気であれば原油価格を下支えする効果が生まれロシア株にも元気を与えることになると思いますので、新興国投資大好き人間としてはそのような好循環に期待したいと思っています。

マネックス証券
MX090626

SBI証券
ET090626

今週はBRICsの株価に明暗が分かれたため、先週から持ち越していたポジションも銘柄によって明暗が分かれる結果となりました。具体的は上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)は1回転した上で押し目買いにも成功して含み益を持ったまま来週に持ち越し、ロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)は何度か押し目買いと利益確定を繰り返したものの先週買った分については含み損を抱えたまま来週に持ち越し、ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)は昨日すべて利益確定という結果となりました。このところの動向を見る限りは上海株の強さが突出していますので来週は無理にロシアやブラジルに触ろうとせず、上海に集中するスタンスで臨みたいと思います。



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