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海外株式投信評価額(2009.06.19現在)

kage

2009/06/20 (Sat)

前々回のエントリー前回のエントリーでは合理的な選択が常に最良の結果を生むとは限らない可能性について私の意見を述べさせていただきました。そこで今週の定時報告でも引き続き「合理的な選択が常に最良の結果を生むとは限らない」可能性についての検証を続けたいと思います。ただし今回は投資に関する事例ではなく、マイホームを持つという夢を実現するツールである住宅ローンに関する内容です。

ちなみにこれからご紹介する内容は以前あるセミナーで独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の方から聞いたもので、すべて受け売りです。私自身は住宅に関しては信念を持って一生賃貸で良いと考えていますので住宅ローンともおそらく一生縁のないままであろうと思いますが、マイホームを持つことを夢見ている方々にとっては非常に身近な存在であると思います。住宅ローンを組むと毎月の返済額を記した返済計画書が渡され、その計画に従って返済を実行していくことになります。ただしもし手元資金に余裕があれば返済計画に従うことなく将来の返済分を繰り上げて支払うことも可能です。繰り上げ返済を実行するとローン残額が減りますのでその分支払利息も減ることになりお得です。今回ご紹介する事例はこの住宅ローンの繰り上げ返済に関する考え方で、具体的には「繰り上げ返済は必ずしも有利ではない」という事例です。

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住宅ローンに縁のない私は繰り上げ返済の金利削減効果も考えず、ただ「借金は一刻も早く返済すべき」という先入観を持っていましたので、「繰り上げ返済は必ずしも有利ではない」と言われても最初は素直に信じることはできませんでした。しかし詳しい説明を聞くとローン返済の損得という観点に絞れば繰り上げ返済は間違いなく合理的な行動だが実際の生活に当てはめて総合的に判断すると必ずしも最良の結果を生むとは限らないという現実が見えてきました。そのキーとなるのが実は 「団体信用生命保険」の存在です。住宅ローンを組む際にはほとんどの場合で契約者は団体信用生命保険に加入することになると思います。この保険は契約者に万が一の事態(=死亡)があった場合、保険金で残債を一括返済してくれるものです。つまりこの保険があればもし契約者が死亡しても遺族にローンは残らず、貸し出し元の金融機関もローンが焦げ付くことがない仕組みになっています。このような仕組みがあることを念頭において下記の2つのケースを想定してみてください。

A家族:手元資金に余裕があればすべて繰り上げ返済に充当し貯蓄はゼロ。

B家族:手元資金に余裕があればすべて貯蓄に回し繰り上げ返済はゼロ。


契約者に万が一の事態もなく無事にローンの返済を終えた場合のトータルの収支ではA家族が繰り上げ返済によって削減できた金利からB家族が貯蓄で得た金利を差し引いた分だけA家族が得をした計算になります。このように契約者に何事もないという前提では間違いなく繰り上げ返済が有利です(厳密に比較する場合はローンに対する税制優遇への影響なども考慮する必要があります)。

それでは不幸にして契約者に万が一の事態が起こってしまった場合はどうでしょう?A家族には保険金でローンが完済され完全に自分のものとなったマイホームだけが残り貯蓄はゼロです。これに対してB家族にはマイホームに加えて貯蓄も残ります。つまり契約者に万が一の事態が起こるという前提では一転して繰り上げ返済は不利という結論になってしまうのです。

もちろん以上は両極端な例ですので現実的には各家庭の実態に照らしてA家族とB家族の間にある最適の解を探しましょうというのがファイナンシャルプランナー(FP)的な解答となるわけです。もしかするとこのような発想は住宅ローンを契約する方にしてみれば常識なのかも知れません。しかし住宅ローンに縁のない私にとっては正直目から鱗が落ちる思いでした。このようにある側面だけで判断すれば間違いなく合理的な行動でもさまざまな条件を加味して総合的に判断すれば必ずしも最適な解とはいえない事例が投資に関しても数多く存在すると思われます。だからこそ私は持ち前の天の邪鬼的視点でこれからも重箱の隅をつついて行きたいと考えています。

今週は久しぶりに世界の株価が一斉に調整局面入りしたため私の運用成績も先週と比べて大きく後退しました。もしかすると現在は短期的には押し目買いの絶好のチャンスのようにも思えます。しかしもう少し長い視点で考えると以前こちらのエントリーでご紹介したエコノミストの斎藤精一郎氏の予測のように、しばらくは世界各国が打ち出している劇薬級の金融緩和政策の効果で実体経済の回復が続くがグリーン・ニューディール政策に代表される環境関連ビジネスが世界経済の成長エンジンに育つまでには時間がかかるため現在の金融緩和政策の効果や期待が剥落した後に世界経済はもう一度停滞期に入ると考えるのが妥当であると私は判断しており、まだしばらくは安易な追加投資は控える方針を継続するつもりです。

マネックス証券
MX090619

SBI証券
ET090619

先週末の大引け前ギリギリに買った上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)を抱えたまま今週は基本的に様子見で行こうと思っていたのですが、木曜日に比較的大きな調整が入ったため久しぶりに上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)、ロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)、ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)の3銘柄に揃って買いを入れました。そして昨日は上海株だけ元気よく上昇してくれましたので上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)はすべて決済し、ロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)とブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)には逆に押し目買いを入れて来週に持ち越しています。このため来週は上海が先導する形になってロシアとブラジルの株価も調整が終了することに期待したいところです。



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