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GM株最終売買日

kage

2009/06/02 (Tue)

昨日、米自動車最大手ゼネラルモーターズは大方の予想通り米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して経営破綻しました。これによりGM株が上場しているニューヨーク証券取引所(NYSE)は2日の寄り付き前に同社株の売買を停止し、その後上場廃止とすると発表しました。すなわち6月1日が事実上GM株の最終売買日となりましたのでこれまで追跡を続けてきた時価総額を更新しておきたいと思います。なお下記の計算式は発行済株式数×最新の株価×為替レート(1ドル=96.5円)です。またごカッコ内の数字は左から2008/12/3時点、12/22時点、2009/1/23時点、3/6時点、3/30時点、5/1時点、5/29時点の時価総額です。

ゼネラルモーターズ:531百万株×0.75ドル× 96.5円=384億円
(2,222億円/1,545億円/1,509億円/870億円/1,173億円/1,096億円/380億円)

1日のGM株は破産法申請を受けて寄り付き直後から急落、一時は0.27ドル(27セント)まで下落しました。しかしその後は急速に値を戻し1ドル台を回復する場面もありました。この乱高下の要因は破綻懸念のあったGM株には一時は貸株が不足するはど空売りがたくさん入っていたことにあると思われます。空売りは買い戻して決済しなければなりませんので最終売買日に空売り決済の買いが殺到したことが乱高下につながったのではないでしょうか?そして最終的には先週末と変わらずの0.75ドル(75セント)でGM株はその長い歴史に幕を下ろし、時価総額は円安進行分だけ増加して終わりました。

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GM株は上場廃止となるため米国株の代表的指数であるダウ工業株30種平均(ダウ平均)の構成銘柄から除外されることになりました。

ダウ平均からシティとGM除外、トラベラーズとシスコ採用へ

ニューヨーク 1日 ロイター:ダウ・ジョーンズ・インデクシズは1日、ダウ工業株30種の構成銘柄について、米シティグループと自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)を除外し、損害保険大手トラベラーズとネットワーク機器大手シスコシステムズを採用する方針を明らかにした。

銘柄変更は8日の取引開始から実施する。

ダウ・ジョーンズの編集統括者ロバート・トムソン氏は、GMについて「ダウ(構成銘柄)から除外する以外に選択肢がなくなった。社歴や文化的象徴としての役割にかかわらず、破産法適用申請によって即(構成銘柄にとどまる)資格を失った」と話した。

シティグループについては、政府の出資比率が依然として高いことを除外の理由として挙げた上で、同行が安定性を回復すれば構成銘柄への復帰を検討すると述べた。


ご覧のとおり今回は経営再建のため多額の公的資金の注入を受けているシティグループも除外され、30社中2社が入れ替わることになります。たった2社の入れ替えでも30社しかないダウ平均では全体の1/15が変わることになりますので指数の連続性に何らかの悪影響が出ないのか少し心配になります。

構成銘柄の入れ替えで指数の連続性に悪影響を与えたといえばかつての日経平均株価の事例が思い浮かびます。以下はインターネットフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」からの引用です。

2000年4月24日に、構成銘柄を30銘柄入れ替えた際には、発表から実施までタイムラグが1週間あって除外30銘柄が売り浴びせられる一方、採用30銘柄が買い込まれて高騰した後に指数採用となったため大きな不連続性が発生し、実質的に入れ換えのみによってそれまでに比して日経平均が15%ほど低い水準になってしまったことは話題となった。当時の大蔵省や経済白書では、これをもって日経平均の不連続性を認めている。以上の様なことで、過去の指数と単純には比較できない。

銘柄の入れ替えで比率が高まった、いわゆるハイテク株の値動きに左右されやすい「ハイテク株指数」ともなっている。また、修正方式の影響で、相場全体の動きが誇張した形で表れる傾向があるとされる。(Wikipediaより)


この時は225銘柄中30銘柄の入れ替えですから比率は2/15となり、ダウ平均でいうと今回の倍である4社入れ替えに等しいことが分かります。今にして思えば日本経済新聞社もずいぶん無茶をやったなという印象を受けます。またWikipediaの指摘にもあるとおりこの時の入れ替えでITバブルの影響で存在感の低下した重工業や建設業の銘柄を除外してハイテク銘柄を組み入れたため日経平均株価が「ハイテク株指数」となってしまったことは代表的な株価指数として問題が残ります。私はこれらの事実をもって日経平均株価は長期投資の対象として不適格であると判断しています。



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