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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2009/05/22 (Fri)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,628円 (先月比で66円の低下)
●騰落率 : -15.4% (先月比で3.5%の改善)


先月のご報告からの1カ月も引き続き世界の株価は堅調な動きを続けたため今月の約定価額は先月比251円アップの7,310円となりました。今からわずか4カ月前の1月末のご報告では約定価額6,291円で騰落率-30.7%となっており、この4カ月間の投資環境の改善がいかに急であったかが分かります。これはリーマンショック以降の株価下落が市場の総悲観が行き過ぎた結果であったことを示していると見ることもでき、ここ数ヵ月の堅調な動きはその修正局面であると捉えることも可能ではないかと思います。しかしこのまま世界経済が一気に回復に向かうとはとても思えず、この積み立てについても今年いっぱいは月々の成績に一喜一憂せず、じっくりと個別元本の引き下げに取り組んでいるのだと考えることにしたいと思います。

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投資の説明をする際によく「自分の代わりにお金に働いてもらう」という表現が使われます。この観点では私たち個人投資家はそれぞれ人材派遣業ならぬ資金派遣業を営んでいることになります。人材派遣業には最終的に社員として雇用してもらうことを目的とした長期労働重視の会社から日雇い専門の短期労働重視の会社までさまざまな形態が存在しますが私たち個人投資家が営む資金派遣業にも個々の投資方針によりさまざまな特色が出ることになります。すなわち長期投資は派遣した資金には終身雇用に近い形で頑張って働いてもらおうという発想であり、デイトレードなどの短期投資(というよりはむしろ投機)はとにかく時給(場合によっては分給、秒給)重視という発想になるのではないかと思います。

かつて日本の高度成長期を支えた団塊の世代の雇用形態は終身雇用が当たり前でした。この日本独特の雇用形態は企業が従業員の一生を支える代わりに従業員は企業に忠誠を尽くすことで日本企業の強さの根源ともいわれました。この企業と従業員のギブ・アンド・テイクの関係は昔の武士の「御恩と奉公」の関係と似通っており、日本文化にはピッタリの仕組みだったのかも知れません。しかし皆さんご承知のとおり、その後日本経済が成熟期を迎えて少子高齢化が進行するにつれて終身雇用が当たり前という常識はもろくも崩れ去ってしまいました。そして今回の100年に一度の金融危機では短期契約の派遣社員などの雇用条件の弱い立場の人がまず斬り捨てられ、その後は業績の低迷を背景に人員整理の波は正社員にも及んでいます。このように私たちの雇用形態は時代の流れと共に否応なく流動化の波に飲み込まれてしまいました。つまりひとつの企業に人生のすべてを捧げるリスクが高まったことを受けて私たちも自己責任で転職のタイミングを計りながら世界経済の荒波を乗り切っていかなければならない大変な時代になったと自覚すべきなのではないのかと思います。

そう考えると投資の世界だけは終身雇用(=長期投資)が相変わらず正解であるという考え方に個人的には少々疑問が湧いてきます。例えば私が積み立てているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドなどは世界経済という大企業に終身雇用に近い形で資金を派遣しているのだから安心であるという発想になるのだと思います。しかし今回の100年に一度の金融危機でどんな大企業であっても決して安心はできないという現実を私たちは知りました。長期投資は世界経済の長期的な成長を信じると共に人類の英知を信じることで成立します。確かに人類はこれまでさまざまな困難を乗り越えて長期的に経済成長を実現して来ました。しかし歴史はまた人類の愚かさを示す数々の実例も記録しています。事実戦後に限定してみても世界経済は性懲りもなくバブルの発生と崩壊を繰り返しています。そしてそれぞれの規模は徐々に拡大していく傾向にあるように思えます。つまり100年に一度の金融危機は100年に一度のバブルを生み、そのバブルの崩壊は今回の金融危機を軽く凌駕する規模となりその後のバブルはまた、などと考えると私たちはこれからも益々激しくなる世界経済の荒波に翻弄され続けることになるのではないかとの懸念が私には拭えません。投資に対するスタンスは人それぞれですが私は現実の労働環境と同様にひとつの投資方法に資産運用のすべてを捧げるリスクが高まったと判断して自己責任で投資資金の回収や対象の変更のタイミングを計りながら世界経済の荒波を乗り切っていかなければならない大変な時代になったと自覚すべきなのではないのかと考えています。





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