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マネックスはオンライン投信販売No.1?

kage

2009/05/21 (Thu)

昨日更新されたマネックス証券の「厳選!マネックスのセレクトファンドリニューアル」の中で「マネックスは、2008年度、オンライン専業証券で投信販売No.1に!」と書かれているのを見て私はおや?と思いました。なぜなら4月末に書いた「マネックスはどこへ行く?」でご紹介したようにマネックスグループの平成21年3月期決算説明会資料(クリックするとPDFファイルが開きます)の30ページに掲載されている資料を見ると、下記のとおり2008年のインターネット経由投信販売額でマネックス証券はダイワダイレクトに次いで2位であったからです。

monex2008_30

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もっともすでに気付いておられる方も多いとは思いますが、「マネックスは、2008年度、オンライン専業証券で投信販売No.1に!」という表現は間違いではありません。すなわち対象をオンライン専業証券に絞ることで実店舗営業が主力である大和証券の存在を意図的に排除しているのです。ちなみにちょうど一年前の投信手数料キャッシュバックキャンペーンの案内を見ると「マネックスは、2007年、オンライン証券で投信販売金額No.1に輝きました」とあり、今回は「専業」という文字が追加されていることが分かります。つまりオンライン販売ではトップではなくなったがオンライン専業証券の中ではトップであるという解釈なのです。販売促進のために意図的に自社にとって都合の良い表現をすることはどんな業界においても決して珍しくないことですが、顧客第一のイメージが広く定着しているマネックス証券がこのような姑息な手段を使うとその反動で失望感が大きくなることもありますので気を付けていただきたいところです。

ここで昨年の決算説明会資料(クリックするとPDFファイルが開きます)はどうなっていたのかがちょっと気になって調べてみたところ22ページに下記の資料がありました。

monex2007_22

2008年と2007年のグラフを比較してみるとマネックス証券が投信のオンライン販売1位の座から転落してしまった理由がよく分かりました。ご覧のとおり2008年の資料では対象が「主な金融機関及びネット専業証券」となっているのに対して、2007年の資料では「主な銀行及びネット専業証券」となっており、店舗営業が主力である証券会社は今回初めて対象となったようですね。つまり昨年までの資料はマネックス証券にとって大変都合のよい切り口であったものが今年から少し都合の悪い切り口に変わってしまったというのが真実で、一概にマネックス証券の販促手法を責めるのもかわいそうかなという気はします。

ただこの2つのグラフを比較すると、2008年はどこも100年に一度の金融危機の直撃を受けて販売額が激減しているという事実やマネックス証券はSBI証券の猛追を受けているという事実が分かります。もし2009年の実績でSBI証券に逆転を許した時に、「SBI証券は実店舗を持っているのでオンライン専業証券ではない」などという言い訳は使わないようにお願いしたいものです。



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この記事へのコメント

kage

今晩わ。
大変厳しいご指摘ではありますが、本質的な所を追求されていて逆にある意味、マネックス証券さんに対する「LOVE?」も感じられました。
確かに業界内では熾烈な競争にさらされているとは思いますが、企業として、個人投資家の資産形成のパートナーとして、マネックス証券さんには基本を忘れずに顧客と真っ直ぐ対峙して真摯な姿勢で居て貰いたいですよね。

Posted at 23:41:11 2009/05/21 by ふるぴょん

この記事へのコメント

kage

ふるぴょんさん

コメントありがとうございます。

私にとってマネックス証券は生まれて初めて口座を開設した証券会社であり、深い愛着を持っています。そんな「マネックスファン」の私ですから常に高い理想を求めて厳しい目で見てしまいます。今回のエントリーは愛深きゆえの愛の鞭であると思っていただければ幸いです。

Posted at 07:44:38 2009/05/22 by おやじダンサー

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kage


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