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海外株式投信評価額(2009.04.10現在)

kage

2009/04/11 (Sat)

投資信託の基準価額は1円単位で計算されます。そしてこれは基準価額が30,000円であろうと3,000円であろうと変わりません。しかし1円の変動率で見れば当然のことながら30,000円からの1円増減と3,000円からの1円の増減では10倍の開きがあります。これをもっと分かりやすい事例で表現すると、例えばある上場廃止決定株を1円で買って2円で売れば変動率は100%ですが、100円の株を買って101円で売っても変動率は1%に過ぎません。つまりこれは基準価額や株価が下がれば下がるほど1円の値幅変動率が上昇し、値幅変動リスクが増すということです。私は最近の定時報告に書いているとおり、このところ上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)、ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)、ロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)などのETFを使った短期売買を繰り返しているのですが、金融危機の影響で最低売買金額が下がったためにETFの価格変動リスクが格段に上昇していることを実感しています。BRICsに代表される新興国株式で運用する投資信託は一般的にコストが割高なものが多いため相対的に低コストのETFに自然と目が向くわけですが、値幅変動率のリスクを認識しておかないと思わぬ不利益を被る可能性が高いことを私自身痛感しています。

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この値幅変動リスクを分かりやすくご説明するために先に挙げた3つのETFの内、最低売買金額が一番低いロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)を例にしてみます。1324の直近3日間の値動きを調べてみると安値は4/8の87円で高値は4/10の97円であることが分かります。この差の開きは値幅変動率で見るより最低買付価格の絶対値で見た方が分かりやすいと思います。1324の売買単位は100株ですので安値は8,700円、高値は9,700円となります。これを投資信託の基準価額に当てはめて考えればどれだけ値幅変動が激しいかがお分かりいただけると思います。さらにこれに加えて日本の多くのETFに共通の欠点である流動性の低さゆえの値幅変動リスクが存在します。具体的にはちょっと大きな買い注文や売り注文が入ると値段が大きく動いてしまうのです。1324の例を挙げれば4/9の安値は89円で高値は95円となっていますが、一日の内に、しかもロシアの株式市場が開いていないにも関わらず、これほど値幅が開いてしまうのでは売買のタイミング次第で損益が大きく変わってくることになります。私のようなハイリスク投機家はそこに着目して短期売買を繰り返しているわけですが、中長期の保有を前提とする投資家の皆さんにとってはこの荒い値動きは迷惑以外の何者でもないと思われます。

このようにETFは個別株と同じように株式市場に上場して取引されるために価格の形成に参加者の行動や心理が大きな影響を与えます。すなわちあるETFへの期待が高まれば現実の価値以上の値段が付くこともあり、反対に失望が高まれば現実の価値を割り込む値段が付くこともあります。この「現実の価値」は野村アセットマネジメントのETF「NEXT FUNDS」のサイトを見ると各ETFごとに投資信託の基準価額に相当する「一口あたりの純資産額」という名称で公開されています。そこでロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)を見てみると最近のBRICs人気の再燃を反映してか一口あたりの純資産額は91円なのに昨日の終値は95円となっており、現実より4.4%も割高な価格で取引されていることになります。つまりこれは基準価額9,100円の投資信託を9,500円で買っているようなものであり、ETFにはこのようなリスクが伴うことも理解しておく必要がありそうです。

あとETF関連でひとつご報告しておきますと、昨年秋の世界同時株安前後からコツコツと拾ってきた東証REIT指数連動型上場投信(1343)ですが、最近の値上がりを機に一旦すべて利益確定しました。ハイリスク投機家を自認する私ですがこのREIT-ETFは基本的に長期保有の方針でした。しかし最近の値上がりの材料となった政府のREIT支援策に不透明感があることと、今年はもう一度厳しい場面があるという自身の相場観を崩していないことを理由に一時撤退を決断しました。もし予想通りにまた厳しい場面が到来したら買い戻しに動きますし、もしこのまま世界経済が回復に向かうのであれば縁がなかったとあきらめることにします。

今週は引き続き世界の株価は堅調な動きで、私の運用成績も続伸となりました。数字だけ見るといよいよ投資資金1/2レベルが見えてきたようで来週も期待が高まります。しかしいくら一時は1/3にまで落ち込んでいたとはいえ1/2で喜ぶのも寂しいですし、何より最近の急速な回復に何となく納得できないものがありますので、やはり今年は再度厳しい場面が訪れるとの相場観を崩さず臨機応変に対応できる態勢だけは整えておきたいと考えています。

マネックス証券
MX090410

SBI証券
ET090410

冒頭にも書いたとおり今週も引き続き上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)、ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325)とロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324)で短期売買を行いました。最近のBRICsの好調さに支えられて保有ポジションは昨日すべて利益確定できましたので今週末は久しぶりにポジションゼロで迎えています。個人的にはこの根拠なき反発相場はまだしばらくは続くと見ていますので来週も短期売買に励みたいと思っています。



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