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英バークレイズがETF業務を4000億円で売却

kage

2009/04/10 (Fri)

かねてから売却の交渉が行われていることが伝えられていたETF界のガリバー「iシェアーズ」ですが、本日産経新聞が伝えた共同通信の報道によると欧州系投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズに約44億ドル(約4400億円)で売却されることが英バークレイズより発表されたそうです。

ETF業務4000億円で売却 英バークレイズ

英大手金融グループのバークレイズは9日、資産運用部門が手掛ける上場投資信託(ETF)業務を、欧州系投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズに約44億ドル(約4400億円)で売却すると発表した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)によると、22億ドルの売却益で自己資本を充実し、世界的な経済悪化で増加が予想される不良資産の処理に備える。

ETFは、株式と同様に証券取引所で売買できる。バークレイズは日本を含む15カ国でETFを提供しており、資産運用額は世界最大級という。(共同)


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この報道を読んでの私の第一印象は「投資ファンドとETFは相性が悪いのでは?」でした。もちろんこれは何の根拠もない私の偏見に過ぎませんが、投資ファンドといえば利益の追求が至上命題で投機に走ることも厭わないというイメージがあり、長期投資の代名詞であるETFとは相容れないスタンスの違いがあるように感じます。以前読んだある報道によるとiシェアーズを狙っている投資ファンドの目的は転売であるともいわれており、もしかするとCVCキャピタルパートナーズも今はバークレイズの弱みにつけ込んでiシェアーズを安く買い叩き、金融危機が収まるのを待ってどこかに高く売り付けようという魂胆なのかも知れません。いずれにせよ私は老婆心ながらETFのトップブランドであるiシェアーズ自体が投資対象となることによりETF全体のイメージが悪化してしまうのではないかと心配をしてしまいます。

ちなみに今回身売りが決まったiシェアーズの対極にあるといえるのがバンガード社のETFです。以前 「投資先進国」アメリカに学ぶ長期投資でご紹介したようにバンガード社は全株式をバンガード社のファンドが所有しており、ファンドの所有者=株主(ファンドの所有者と株主が同一)という形態になっています。このためバンガード社のETFについては勝手に身売りされる心配はほぼあり得ないといえます。このようにバンガード社が常にファンド所有者全体の利益を考えてくれることはありがたいのですが、この大前提があるばかりに費用対効果の観点から日本市場への単独参入が見送られているという事実もあり、日本の個人投資にとっては痛し痒しという現実もあります。

iシェアーズの今後の動向はETF全体の運命を左右しかねない重大な事項であると思われますので私も引き続き注目を続けたいと思います。



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