2020 03 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2020 05

セゾン投信定期積立経過報告

kage

2009/03/25 (Wed)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,782円 (先月比で117円の低下)
●騰落率 : -22.5% (先月比で5.5%の改善)


先月の定期積み立て約定日以後も世界の株価は下落を続け、一時はこのまま世界経済は崩壊に向かうのかと不安になったりもしましたが、3月上旬に目先の底を付けて上昇に転じ、結局今月の約定価額は先月より401円も高い6,810円となりました。これにより騰落率も先月比で一気に5.5%も改善し、来月は久しぶりの-10%台入りも視野に入ってきました。ただし6千円台という基準価額の絶対値はまだまだ低い水準であることは間違いなく、今はコツコツと個別元本の引き下げ作業を行っていると考えるようにしています。

<<ブログランキング参加中>> にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ 人気ブログランキング FC2ブログランキング
ここ数日は世界の株式市場は米政府の不良資産買い取り計画を好感して堅調でしたが、そもそも3月上旬からの株価反発はよく理由が分からないままにスルスルと戻してきたというのが私の正直な印象でした。一般的に株式市場は実体経済の半年先を行くといわれますので現在の動きは今年秋ごろに実体経済が回復に転じることを先取りしている可能性もあります。しかし米国が抱えるGM、AIG、シティなどの時限爆弾が未処理のままでは安易な楽観論に乗ることはできません。詰まるところ最適な買付タイミングは誰にも分からないのだから毎月コツコツと積み立てて行くしかないと結論付けるのがインデックス運用を活用した長期投資理論というわけです。

しかし私が最近セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに感じている不安は株式、債券ともに市場の時価総額に応じた比率でポートフォリオを組む「世界経済ポートフォリオ」理論が本当に良い結果を生むのかどうかについて疑問が生じていることです。具体的には以前「海外株式投信評価額(2009.03.06現在)」にも書いたように数々の時限爆弾を抱えて現時点では投資不適格と判断せざるを得ない米国への投資比率が極端に高くなってしまうことへの不安です。そして中でも特に強く不安を感じるのが多方面からバブル懸念を指摘されている米国債のゆくえです。

一般的に長期運用では年齢とともに債券の比率を高めてリスクを抑えるべきとされています。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは株式と債券の比率が50:50ですので、もし自分自身でこの比率を調整しようとするのならSTAMグローバル債券インデックス・オープンやSTAM新興国債券インデックス・オープンなどの他の債券投信と組み合わせて自身のポートフォリオの債券比率を高めることになります。しかし時価総額なりGDP比率なりに応じた比率に合わせるという世界経済ポートフォリオ理論に従う限りバブル懸念が高い米国債を積極的に買い増すことになってしまいます。現状を見る限り私にはこれがリスクの抑制になっているとはとても思えません。もしこのまま世界経済が回復に向かい米国株も順調に回復して行けば、リスク回避で米国債に流入していた資金が株式市場に戻り米国債バブルの崩壊(=債券価格の急落)を招く可能性が高まります。また米国の政策が上手く回らず日本の失われた10年の二の舞となるのであれば米ドルの急落を招く可能性が高まります。いずれにせよ現時点でリスク抑制を目的にして米国債の比率を高めることは結果的に逆効果となってしまう可能性を否定できません。そもそも当ブログでも何度も指摘してきたようにわが国の外貨準備はほぼ米国債への一極集中となっていますので、もしかすると個人のポートフォリオはできるだけ米国債の比率を下げるべきなのかも知れません。

あと漠然と感じているのは今後も株式と債券だけのポートフォリオで長期投資は安心なのかという疑問です。今回の金融危機で世界的に「証券化」という手法への疑念が広まりました。それが株や債券などの有価証券全体への不信となったのが現在のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額に現れているようにも思えます。また昨年夏の商品(コモディティ)価格急騰や昨今の金(Gold)価格高騰も有価証券への不信が現れた結果とも考えられます。現在世界中が政策を総動員して大恐慌入りを回避するために市場に流動性をジャブジャブに供給している実状を考えればハイパーインフレの懸念もあり、これからは穀物・金属・水を含む資源などの値動きにも注目して必要とあれば積極的にポートフォリオに組み込むことも必要になるのではないかと感じます。

投資に時間を割けない人や投資より仕事や趣味に時間を割きたい人にとってはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのようなバランスファンドにすべておまかせという選択肢も確かにあると思います。しかし100年に一度の金融危機でもしかすると過去の常識が通用しないかも知れない現状を考えると、積極的に投資に関心を持って自分の将来の生活を守るためにはどのような投資行動を取るべきなのかをじっくりと考える必要があるように思います。





関連記事

この記事へのコメント

kage

惣菜も必要

初めてコメントさせていただきます。

中野社長も言っているように、セゾンVGBFをあくまでも
主食として惣菜があっていいのではないでしょうか。
私もセゾンVGBFがメインですが、それに全部おまかせ
はさすがに怖いです。長期で見た場合に、エネルギー・
資源の不足が予想されるので、エネルギー・資源関連
株ETFをサテライトとしてホールドしています。設備投資、
技術開発を応援する意味もありますが。

Posted at 10:50:24 2009/03/28 by 遠藤ヨウイチ(SRK)

この記事へのコメント

kage

遠藤ヨウイチ(SRK)さん

コメントありがとうございます。

ライフプランは十人十色ですので本来ならポートフォリオも個人最適を追求すべきなのに資産運用はコア(主食)だけに任せきりの人が少なくないのではないかと老婆心ながら心配しています。一人でも多くの人が遠藤さんのようにサテライト(惣菜)選びという次のステップに進んで行けば日本人の投資に対する理解も進むように思います。

Posted at 11:43:37 2009/03/28 by おやじダンサー

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック