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海外株式投信評価額(2009.03.19現在)

kage

2009/03/20 (Fri)

今週は引き続き堅調に推移した米国株に支えられて世界の株価もおおむね順調に上昇してくれたのですが、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が向こう6カ月で最大3000億ドルの長期国債を買い取ると発表したことが市場にサプライズとして受け止められ、為替が一気に米ドルの独歩安に転じました。しかしいくらサプライズがあったとしても基軸通貨である米ドルが短期的にこれほど大きく変動するようではワールドワイドにビジネスを展開する企業や積極的に海外に投資している私たち個人投資家にとってはいい迷惑です。こうなるとやはり一国の通貨を基軸通貨とする現在の仕組みを抜本的に見直す時期に来ているように思えてきます。私は以前、各国がGDP比に応じた自国通貨を拠出して「世界共通決済用通貨・仮称ワールド」を創設せよとか、IMFが保有している金(Gold)を裏付けとして「世界共通決済用通貨・仮称ゴールド」を創設せよ、という素人考えを当ブログに書いてきましたが、18日付のロイターの報道によるといよいよ本当にそのような動きが出てきたようです。

米ドルに代わる準備通貨となる新たな通貨バスケット創設を提案=国連有識者会議

ルクセンブルグ 18日 ロイター:国連の有識者会議は、米ドルに代わる準備通貨となる新たな通貨バスケットの創設を提案する。同会議のメンバーで通貨専門家のアビナッシュ・パーサウド氏が18日、明らかにした。

パーサウド氏は当地で開催されたロイター・ファンド・サミットに出席し、ユーロ導入に先立ち使用されたバスケット通貨のヨーロッパ通貨単位(ECU)、もしくは国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)に類似したバスケット通貨の創設を念頭に置いていると語った。

同氏は「共通の準備通貨の導入に動くには、時宜を得ている」と述べた。


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この提案は、同有識者会議(U.N. Commission of Experts on International Financial Reform)が3月25日に国連に対し提出する一連の提言の中に含まれるという。

準備通貨としての米ドルの地位は他の通貨をしのいでいるが、米国の双子の赤字が膨らむなか、米ドル相場はここ数年下落傾向にある。

国連の有識者会議による提案に関連して、CMCマーケッツはリサーチノートで「2002年から2008年半ばにかけて米ドル相場の下落が顕著になって以来、主要国の中央銀行が外貨準備のリバランスを開始するとの思惑が台頭していた」と述べている。

ロシアもまた、米ドルに代わる準備通貨の創設を提案する予定だ。16日に公表された、来月の20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に向けたロシア政府の提言によると、ロシアは複数の国際機関が後ろ盾となる新たな準備通貨の創設を提案する。ロシアは近年、外貨準備の中の米ドルの割合を大幅に引き下げている。

パーサウド氏は、こうした動きの背景には、ユーロの成功もあると分析した。また同氏は長らく、米ドルに代わり中国人民元が新たな準備通貨として台頭するとの持論を展開していたが、新たなバスケット通貨の創設はその予測に逆行すると述べた。


以前からたびたび書いているように、私は次の金融危機が起こるとしたらそれは基軸通貨である米ドルの信任崩壊をきっかけとする世界同時通貨危機(=すべての通貨が同時に下落してハイパーインフレを誘発する)であろうと想像していましたので今回の動きは素直に歓迎したいと思います。今回の提言はまず外貨準備に使う準備通貨としての構想ですが、それが定着すればいずれは決済通貨としての役割も担えるはずです。そもそもすでに外貨準備として巨額の米国債を保有している中国、日本、英国などにとっては米ドルが基軸通貨であるがゆえに否応なく米国経済と一蓮托生の状況に置かれてしまうという現状から脱却できるという意味でも新たな準備通貨を創設することには大きな意義があるといえます。

余談ですが記事の中にロシアも米ドルに変わる新準備通貨創設案を独自に提出するとありますが、以前読んだロイターの報道によるとロシアは自国通貨・ルーブルの地位を高めるために東欧諸国にルーブルを共通通貨とするように提案したところすげなく断れたそうです。そのおかげで自国の利益を追求することに熱心なロシアも各国が共同する方向に方針転換を余儀なくされたようです。

経済のグローバル化の流れは今後拡大することはあっても縮小することはないと思われます。つまり経済に限ってみればすでに世界が共同体化しつつあり、国境も大きな意味をなさなくなりつつあるのが現実です。そのような変化の中では基軸通貨についても世界各国が応分の責任を分担して共通通貨を創設することが自然な流れともいえます。そしてその共通通貨は準備通貨から決済通貨に育ち、さらに私たちが日常使用する現金としても定着すれば「為替」という概念自体が必要なくなるかも知れません。もしかすると私たちが生きている内に「そういえば昔はFXという投資法があったな」などと懐かしく語ることになるかも知れませんね。

世界経済がドンドン共同体化してもし通貨も統一されるのなら株式市場や債券市場が国ごとに別々に存在することも不自然に思えてくるはずです。そう考えると世界共通市場で24時間取引可能という時代ももしかするともう目前に迫っているのかも知れません。そしてそうなると「そもそも国境ってどんな意味があるの?」という人類の根源的な問題にスポットライトが当たる可能性も高まり、世界各国が本当の意味で共同体となる方向に進むことも十分にあり得ると、個人的には大いに期待しています。

今週は冒頭にも書いたとおり世界的に株価推移が堅調だったおかげで私の運用成績も先週と比べて改善に向かいました。しかし依然として実体経済の悪化は続いており決して安心して投資できる環境ではないことは間違いありませんので安易な楽観論に染まらぬように気を引き締めています。

マネックス証券
MX090319

SBI証券
ET090319

今週も引き続き本格的な投資再開に備えたリハビリを兼ねて上海株式指数・上証50連動型上場投資信託(1309)の短期売買にチャレンジしました。そして週の中頃に一度すべて決済したのですが昨日の引け前にたまたま株価を確認したところ上海総合指数は上昇しているのに1309は下落していたので少し買いを入れて珍しくこの3連休を持ち越しています。連休明けに果たしてこれが吉と出るか凶と出るかハラハラしつつ今日の値動きに注目しています。



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