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海外株式投信評価額(2009.02.20現在)

kage

2009/02/21 (Sat)

一昨日のエントリー「金の世界需要が急増」で私は「ここ数日の金価格は再度1トロイオンス=1000ドル突破をうかがう動きになっています」と書きましたが、昨日一時的にではありますが1000ドルの大台を回復し、投資資金の流れが金(Gold)に向かっていることを再確認できました。事実、下記の日本経済新聞の報道にあるとおり、昨年の全世界の金取引量は前年比で58%増となっており、金投資の裾野は個人にも確実に広がっているようです。

金の取引最高、08年1900兆円 金融危機で「安全資産」シフト

金融危機を背景に金の取引量が急増し、国際価格が20日、一時1トロイオンス1000ドルを回復した。ロンドンの国際金融サービス協会(IFSL)の推計によると2008年の全世界の金取引量は前年比58%増の20兆2000億ドル(約1900兆円)と過去最高を更新した。昨年秋以降、主要通貨から安全資産として信用リスクのない金に資金を移す動きが加速した。投資家が広がり、個人による金貨・地金の買いも活発になっている。

20日のニューヨーク金先物相場は急反発し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は朝方の取引で、昨年3月中旬以来の1トロイオンス1000ドル台に乗せた。期近物は08年3月に1014.6ドルと過去最高値を記録した後、ファンドの換金売りなどで10月下旬には一時700ドルを割り込んでいたが、今月12日には約7カ月ぶりに950ドルを上回った。 (日本経済新聞より)


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以前私は当ブログで「現在の通貨制度を根本的に見直して、各国がGDP比に応じた自国通貨を国際通貨基金(IMF)に積み立て、IMFが世界共通通貨・ワールド(仮称)を発行して準備通貨や決済通貨の役割を持たせてはどうか」と書いたことがありますが、すでにIMFは信用力の裏付けとして金(Gold)を大量に保有していますから文字通りの「金券」を発行して準備通貨や決済通貨の役割を持たせる方が簡単かつ効果的かも知れませんね。

歴史をひもといてみると鎖国前の日本では盛んに海外貿易が行われていたことが分かります。現在のような為替の仕組みが成立していなかったにもかかわらず貿易が可能になった理由は日本の貨幣が金や銀で作られていたからに他なりません。このように言葉や文化風土が違っていても世界中で誰もが同じように価値を認められるモノを信用力の裏付けとすることを、世界中が未曾有の金融危機に翻弄されている今だからこそ私たちは原点に立ち帰って見直すべき時に来ているのではないでしょうか?

もっとも現在世界中に流通している通貨の総額を考えるとそれに見合うだけの金や銀を準備することは現実的ではありませんので、昔の金本位制のように貨幣を金で作ったり金との交換を保証した兌換紙幣を発行することは事実上不可能です。ですからそこは現在の信用制度とのハイブリッドで、保有する金(Gold)はあくまでも発行元の信用力の裏付けであり、「金券」の価値は必ずしも金(Gold)の時価とは連動しないと考える方が自然かも知れません。重要なのは基軸通貨としての米ドルの信任が揺らいでいる現状では世界の誰もが同じ価値を認める新たな基軸通貨候補を一刻も早く見付けることであろうと私は考えます。

現在の金人気の大きな要因は冒頭の記事にもあるように「信用リスクの回避」です。つまり有価証券も紙幣も元を正せば単なる紙切れに過ぎないという現実に多くの人が過度に恐怖を感じてしまっているという状況なのでしょう。ポートフォリオに金(Gold)を加えている私にとっては金人気の上昇は喜ぶべきことなのですが、この状況を放置したままだと下手をすると世界中の通貨の信用が失われる「世界同時通貨危機」を招きかねないという危惧を持ちます。通貨価値の下落は相対的に物価の上昇を招きますので世界同時通貨危機は世界同時ハイパーインフレを引き起こすことになります。つまり世界中で第一次世界大戦後のドイツや現在のジンバブエのようにいくらお金を積んでもコーヒー一杯すら買えないという状況になってしまう恐れがあるということです。そうなると金融危機下で資産を守るためには最善の策であった「現金保有」や「債券投資」が一転して最悪の策になってしまいます。世界経済の急激な冷え込みでデフレスパイラル入りの恐れが現実的になっている現状において対極にあるハイパーインフレの心配をすることには無理があるかも知れません。しかし今回の金融危機で私たちは「混乱の中では何が起こるかわからない」という現実を痛感させられました。ですから可能ならばできるだけ早い内に混乱の芽は摘んでおくべきであろうと考える次第です。

今週は日米欧の株価が昨年秋の大幅下落時の最安値水準に近付いたこともあり新興国の株価も軟調だったのですが為替が予想外の円安に振れたため、結果的に私の運用成績も先週比でほぼ横ばいの結果となりました。日米欧の株価はいよいよ正念場に差し掛かった感がありますので、新興国の株価がどう動くか(連動するのか?しないのか?)に注目しています。

マネックス証券
MX090220

SBI証券
ET090220

先週の定時報告にも書いたように私自身は現時点で買うとしたら上海株であろうと考えているのですが、結果的に今週は調整となりました。現在の世界的な株価低迷の一因はヘッジファンドの解約売りが依然として止まらないことにあると解説されていますので、ヘッジファンドとの縁が薄いと思われる上海株が株価回復の先行指標となる可能性を来週も引き続き探っていくつもりです。



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