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海外株式投信評価額(2009.02.06現在)

kage

2009/02/07 (Sat)

前回のエントリーで心配していたひふみ投信の今後についてですが、昨日ファンド購入者向けの月次報告書「睦月 ひふみのあゆみ」の案内が届き、その中でレオス・キャピタルワークスがISホールディングスの傘下に入ってもひふみ投信の運用やサービスに変更はまったくなく、引き続き藤野-立田体制が維持される旨の記述があり顧客の一人としてホッと一安心しています。ただしこれにも当然のことながら本音と建前があると思われますので、あくまでも現時点では変更なし(=将来の変更を否定するものではない)と認識しておきたいと思います。

ご承知のとおりひふみ投信は昨年の10月1日に設定され、金融危機がもたらす荒波の中を航海して来たわけですが、昨日時点の基準価額は10,118円となっており設定時から+1.2%の立派な成績を残しています。+1%強の成績で立派と表現するのはどうかとも思いますが、この間のTOPIXは-28.2%ですから相対的に十分立派な成績であると思えます。このひふみ投信に1月はちょっと大きな変化がありました。一般向けの月次報告書がまだ公開されていないため詳細を書くことは控えさせていただきますが、私自身はこれこそアクティブファンドの醍醐味であると立田氏の決断を支持したいと思っています。そして改めて今後もこのような運用が許されるひふみ投信であって欲しいとの期待を強くしています。

レオス・キャピタルワークスはISホールディングスの傘下に入ることでとりあえず資本面の不安は解消されたわけですが、その点の不安が依然としてくすぶり続けているのがマネックス証券です。ご承知のとおりマネックス証券が属するマネックスグループの筆頭株主は発行済株式の26.2%を保有する日興シティホールディングスであり、その親会社の米シティグループの経営危機のあおりを受けて傘下の日興コーディアル証券が売却される可能性が高まっている現状を考えると日興が保有するマネックス株のゆくえも流動的と考えざるを得ません。現在のシティグループの状況を考えると売られる前提で考えた方が良いと思われ、マネックスがこれまでどおりあくまでも経営の独自路線を堅持したいと考えるなら日興が保有する株式をすべて自社で買い戻す必要があります。しかしそれにはいくらマネックスの株価が低迷しているとはいえ多額の資金が必要になりますし、金融危機の影響でネット証券の再編が不可避である現状を考えると日興が保有する株式をまとめて引き受けた上で経営の独立は認めてくれるような提携先を探す方が現実的といえます。しかしそれが無理なら独自路線はあきらめて大手金融グループの傘下に入るという決断を迫られることになるでしょう。

あとマネックスグループにとってはソニーが持つ5%も頭痛の種なのではないでしょうか?ソニーがマネックスグループの株式を保有している理由は松本社長がソニーの出井社長(当時)に直談判して共同出資という形でマネックス証券を立ち上げたという経緯にあるのですが、現在ソニー自体が未曾有の経営危機に陥っていることや独自の金融グループを抱えていることを考えればこれもいずれは売られると考えておく方が自然であると思われます。

私自身は以前こちらのエントリーで書いたように、かつてマネックス証券がセゾン証券を買収した縁で資本関係のあるクレディセゾンの傘下に入ればお互いにバンガード社との縁が深いセゾン投信とのシナジー効果も生まれるのではないかと勝手に妄想を膨らませていたのですが、どうもクレディセゾンにはそんな余裕はないようですから、現実的には3%を保有するみずほ証券のつながりからみずほグループ入りの方が可能性はあるのだと思います。あるいはネット証券業界におけるSBI証券独走態勢に対抗するために楽天+松井+マネックス連合を結成するくらいの思い切った決断が必要なのかも知れません。いずれにせよ金融業界を取り巻く現在の外部環境を考えればマネックス証券が単独で生き残るのことは簡単ではないと思われますので顧客の一人として今後の動向には注目を続けたいと思っています。

今週は特に中国株が底堅かったことと為替で円安が進行したために私の運用成績も先週と比べて多少改善に向かいました。為替の円安進行は世界中の金融機関がお互いに疑心暗鬼になっているため決済通貨である米ドルの流動性が依然として低下したままであるという現状が改めて意識されたことも一因にあると思われますが、誰もがドル安を信じて疑わなければ往々にして相場は逆に動くという市場の特性が表れているようにも思えます。

マネックス証券
MX090206

SBI証券
ET090206

直近の世界の株式市場を見ると実体経済がドンドン悪化しているにもかかわらず株価は底堅く推移しており、いったん当面の悪材料を織り込んだように思えます。ただしこのまま株価が回復に向かうとはとても思えず、やはり今年も何度かは市場が総悲観に覆われる場面があるように思います。しかしハイリスク投機家としてはそのような場面こそ勇気を持って買い出動する場面であると考えています。そのために今はじっと待つべき時であると判断しています。



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この記事へのコメント

kage

はじめまして

貸株サービスの注意点ありがとうございました。
さて、それにしてもひふみ投信心配ですね。
http://www.gaitameonline.com/pdf/kokusaigraph_20060531.pdf
今時、ITを利用した金融のイノベーターもないでしょうに。それに国際グラフに嬉しそうに載っているのも何だかなー。得難い分析と情報いつもありがとうございます。

Posted at 10:47:03 2009/02/10 by frogmouth

この記事へのコメント

kage

frogmouthさん

コメントありがとうございます。

ひふみ投信に対する私のスタンスは実は単純明快で、現在の藤野-立田体制が崩れた場合は絶縁を考えるつもりです。こうして自らの決意を明らかにすることで微力ながらISホールディングスへ意思表示となることを願っています。

Posted at 12:37:36 2009/02/10 by おやじダンサー

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kage


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