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本音と建前

kage

2009/02/05 (Thu)

私自身も定期積立を行っているひふみ投信を運営しているレオス・キャピタルワークスが昨日付で外為オンラインやアイネット証券などを傘下に置くISホールディングスの子会社となりました。この動きについては突然のことで大変驚いているというのが正直な気持ちです。

昨日付でレオス・キャピタルワークスから出されたリリース「親会社の異動に関するお知らせ」には今回の資本提携に至った理由が下記のように記されています。

今後更に、お客様の利便性を高め、よりよいサービスを提供し、さらには安心してお客様にお金をお預けいただくためには、資本の増強ならびにIT技術拡充の面でもサポートを享受できる新たなパートナーが必要であると判断いたしました。そしてこのたび、ITを利用した金融のイノベーターである株式会社ISホールディングスによる資本参加へと至りました。



個別株投資を行っていると企業から出されるニュースリリースに書かれている数字や事実は正しくても、それに関する説明は限りなく建前に近い表現であると疑ってかかる習慣が自然と身に付いてしまいます。つまりそこに書かれた説明を素直に信用すると痛い目にあうから裏に書かれた本音を読むように務めよというのがハイリスク投機家の常識といえます。このような観点で改めて上記の説明を読むと、私自身は「金融危機の影響でレオスの業績が低迷しているためISホールディングスに財務援助を求めた」というのが本音であると判断します。レオスの事業の大部分はいわゆる投資顧問業ですので、金融危機の影響は甚大であったと容易に想像できます。昨年10月に立ち上げたひふみ投信は金融危機の中でも優れた運用成績を残していますがまだまだ業績に寄与できるような段階ではありませんし。

ひふみ投信の顧客としては今回の資本提携でレオス・キャピタルワークスの経営が安定することは歓迎すべき点であると考えます。またレオスがISホールディングスの傘下に加わることで、他のグループ企業との間で何らかのシナジー効果が生まれれば私たちにも大きなメリットとなるでしょう。しかしもし親会社の意向で運用方針に何らかの影響が出るようでは困りますし、効率化という名目で無理矢理傘下の証券会社と統合されても困ります。しかしISホールディングスがレオス・キャピタルワークスの第三者割当増資を引き受けた(=出資した)ということはレオスの価値を認めているということに他なりませんし、個人投資家がひふみ投信にどのような期待を寄せているのかについても理解してくれていると信じたい思っています。この考えはちょっと甘いかも知れませんがしばらくはこれからの展開を静観したいと思います。その上で期待に反するような動きがあれば絶縁をためらうことはありません。

今回の出来事から私は「高い志だけでは生き残れない」というのが独立系投信に突き付けられた厳しい現状なのだろうと痛感しています。



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この記事へのコメント

kage

その高い志も実はすべて虚像であったとしたら、どうしましょう。

Posted at 15:46:31 2009/02/07 by

この記事へのコメント

kage

コメントありがとうございます。

記事にも書いたとおり、私たちにはいつでも絶縁する自由があります。期待が裏切られた時にはやはり絶縁がささやかにして最大の対応策となるのではないでしょうか?

Posted at 19:23:48 2009/02/07 by おやじダンサー

この記事へのコメント

kage

確かにそうですよね。しかし本音の部分がディスクローズされないと、やはり投信自体の継続性がつかめないので、本質的にはリスク分散がなされていない気がします。

レオス社のPLは見れるので危ないとは思っていましたが。

Posted at 02:45:32 2009/02/08 by

この記事へのコメント

kage

コメントありがとうございます。

銀行・証券・保険などの金融業にとっては信用が第一ですから特に財務関係の本音は表に出にくいのではないでしょうか?

レオス社は支援先が現れただけラッキーだったともいえるわけで、私たちは投信には運用会社や信託銀行が破綻すれば強制償還のリスクがあることを改めて肝に銘じる必要がありそうですね。

Posted at 09:43:47 2009/02/08 by おやじダンサー

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kage


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