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海外株式投信評価額(2008.12.30現在)

kage

2008/12/31 (Wed)

日本の株式市場は昨日の大納会で年内の取引は終了し、大発会の来年1月5日までは私が保有する投資信託の基準価額も更新されませんので毎週末行っている定時報告を前倒しして年末のごあいさつに代えさせていただきます。

改めて言うまでもなく世界経済が100年に一度の金融危機に直面した今年は個人投資家にとっても大逆風の年となりました。このため私の運用成績も定時報告で公開している部分は下落幅が大きかった新興国投資が中心だったこともあり評価額が投資金額の1/3にまで落ち込む惨状となりました。もちろんブログで公開していない国内個別株運用でも大きな被害を受けており、現時点でまともな運用成績を残せているのは年間を通じては金(Gold)のみで、あとは10月の大暴落前後に買い付けを始めて結果的にタイミングが良かったREIT-ETFとひふみ投信が辛うじて黒字を維持しているのみです。最終的に今年は多額の譲渡損失を計上する結果となりましたので年度末の確定申告で損失を繰り越すつもりです。これによりしばらくは証券取引に関する税金は気にする必要はなくなるのですが、できることなら3年間延長された証券優遇税制が生きている内に何とか損失の相殺を終了して優遇の恩恵に預かりたいものです。

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激動の一年を締め括るに当たって厳しかった2008年のことはいったん忘れて来る2009年への期待を書き連ねたいと思ってみたのですが、現実を直視すればするほど明るい話題は出てきません。ただほぼ間違いないと思うのは今回の金融危機はさまざまな面でのパラダイムシフト(価値観の転換)を促すであろうということです。これは「セゾン投信定期積立経過報告」でご紹介した1929年の世界大恐慌の後にも見られた現象で、資本主義という仕組み自体が世界大恐慌を引き起こしたという教訓から多くの人々が共産主義や全体主義を支持する結果となりました。もっとも当時と比べると世界経済のグローバル化が格段に進んでいる現状を考えれば再び共産主義や全体主義が復活して東西冷戦や世界大戦の時代に戻るとは到底考えられません。しかしこれが個人のレベルに降りてくるとその消費行動に大きな変化をもたらすのではないかという考えが浮かんできます。具体的にいえば大量生産・大量消費という20世紀の経済成長スタイルから個別生産・個別消費という新たなスタイルへの転換が起こるのではないかと私は考えます。つまりこれからは多くの消費者に支持される大ヒット商品を生み出す企業より、消費者一人ひとりのニーズに応じた個別最適の製品やサービスを数多く積み重ねることのできる企業が生き残る時代になるのではないでしょうか?

今回の金融危機により消費者の志向も物質的な幸福より精神的な幸福に変化するように思います。つまりお金持ちになって欲しいモノをすべて所有するという物質的な幸福より、温暖な地域で気の合う仲間たちに囲まれた自給自足の生活を送るというような精神的な幸福が重視される時代になるのではないでしょうか?例えば最近では金融危機の影響でコストカットの観点から自動車は個人で所有するよりレンタル・リース・シェアリング(共同保有)という選択をする消費者が増えていますが、いずれこれが欲しい自動車を買うより使いたい時に使いたい自動車を使える方が嬉しいという感覚が広がって行くのではないかと個人的には考えています。所有するよりレンタルやリースの方が適してる例としては携帯電話も挙げられます。数年ごとに数万円を払って頻繁に機種変更するユーザーが多い現状を考えれば、おそらくレンタルやリースにして手数料を取って自由に最新機種への乗り換えをしてもらう方がお互いにメリットがあると思われます。そうすれば多くの希少金属を含んでいるため都市鉱山とも称される使用済みの携帯電話の回収も一気に進むはずですから一石二鳥です。あとはある程度規模がまとまるのであれば生活家電類もレンタル・リース・シェアリング(共同保有)という形態が適しているようにも思えます。もしかすると来年以降は「モノを所有しない」がキーワードとなる消費革命が起こるのかも知れませんね。

もっとも個人の消費行動を考える前に下手をすると氷河期に突入しかねない世界経済を暖めるための燃料(消費拡大のタネ)を確保することが全人類に課せられた緊急の課題です。1929年の世界大恐慌の後はこれを軍拡に求めたため第二次世界大戦という最悪の結果を生みました。非常に不適切な表現ですが戦争は大量生産・大量消費を実現する効果の高い公共事業という側面も持っていますので昨今のイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆やインドとパキスタンの緊張を見ると人類はまた同じ過ちを犯すのではないかという不安が高まります。

翻って日本国内の現状を見ると政治の停滞が私たちにとって最大のリスク要因になっているように思えます。しかし幸いにも2009年秋までには必ず衆議院選挙が行われますので現在私たちの多くが持っている閉塞感を打破するひとつのきっかけにはなってくれるはずです。100年に一度の危機に見舞われている現状であるからこそ無駄が多くすでに制度疲労を起こしている官僚制度や政治制度を一度分解して再構築するくらいの覚悟を私たち一人ひとりが持たなければならないと感じています。おそらく2009年は雇用調整が正規社員にも及び未曾有の大失業時代が訪れることになることでしょう。その対策として日本の将来にとって重要な分野でありながら就業者が増えない介護や農林水産業を魅力的にして雇用の受け皿にする政策が強く望まれます。これは極端な外需依存の日本の経済構造を内需重視に転換するきっかけにもなり一石二鳥です。また民間が大失業時代になっても自分たちの天下り先だけは死守しようとする官僚組織や人口減少時代になっても定数削減に動かない国会議員たちには私たちも断固とした態度で臨む必要があると考えます。もっともぶっちゃけていえば日本の消費拡大に最適な処方箋は医療や年金などの社会保障制度の不安解消であり、これが解決すれば日本の将来はずいぶん明るいものになることは確実です。個人投資家が投資する目的のひとつに「将来の不安」が挙げられる現状はどこかおかしいということをまず私たち自身が認識するところから始めなければなりませんね。

マネックス証券
MX081230

SBI証券
ET081230

今回の定時報告は前回から2日しか経過していませんので運用成績について特にコメントはありません。来年はとりあえず1月20日のオバマ新大統領就任を市場がどう評価するかを見極めた上で2009年の投資方針を再度練り直すつもりです。それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。



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この記事へのコメント

kage

明けましておめでとうございます。

私も昨年の投資は過去最悪でした。同じ様に確定申告して、これから3年の利益と相殺しとうと思います。

Posted at 09:11:32 2009/01/04 by レバレッジ君

この記事へのコメント

kage

レバレッジ君さん

遅ればせながら謹んで新春のお慶びを申し上げます。

今年は世界の経済や政治にとって将来に向けての重要な節目の年となりそうですので激動に負けず乗り切りたいのもです。

Posted at 08:35:39 2009/01/05 by おやじダンサー

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kage


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