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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2008/12/25 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,271円 (先月比で183円の低下)
●騰落率 : -26.9% (先月比で4.9%の改善)


今月の約定価額は先月の6,457円より330円高い6,787円でした。先月までは漂流する船が滝壺に転落するように毎月毎月約定価額が下がっていましたが、とりあえず今月でいったん歯止めがかかりました。しかしこれが滝壺に落ちた後の浮上なのか、たまたま滝の途中の岩に当たっただけなのかはまだ判断できませんので手放しで喜ぶわけにはいきません。

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今、私たちが直面している金融危機は100年に一度の規模であると表現されるだけによく1929年の世界大恐慌と比較されます。1929年の大恐慌の後には経済に大打撃を受けた世界各国が自国の利益を守るために保護貿易に走り、その利益確保の対立が第2次世界大戦の一因となったとされています。大恐慌の大打撃から抜け出すために米国のルーズベルト大統領が打ち出したのがかの有名なニューディール政策であり、大規模な公共事業によって景気回復を図るものでした。しかし客観的に見れば世界経済が大恐慌の混乱から抜け出すことができた大きな要因のひとつは国家間の緊張が高まる過程における軍需産業の拡大にあったことは歴史的事実であり、大恐慌から第2次世界大戦の流れは起こるべくして起こったと捉えることもできます。

世界大恐慌の後は政治にも大きな変化がありました。資本主義という仕組みが大恐慌を引き起こしたことへの反動から世界各国で共産主義や全体主義が台頭することになりました。できるだけ政府は経済に関与しないという姿勢を堅持してきた米国がニューディール政策により国家が強力に主導する経済活動を推進しなければならなくなったこともその一面を表す事例といえますが、もっとも顕著な例はナチスが台頭したドイツの例でしょう。第1次世界大戦に敗れて多額の賠償金を背負わされたドイツはただでさえ国内経済がどん底の状態にあったのにそこに世界大恐慌が追い撃ちをかけたためほとんど国家は破綻状態に陥っていました。そのような状況で急速に国民の支持を得たのが共産主義を掲げた共産党と国家社会主義を掲げたナチスでした。そして皆さんよくご存じのとおり最終的にはナチスが権力を掌握するわけですが、歴史的評価は度外視して客観的な事実だけを捉えるのであればほとんど滅びかけていた国家がヨーロッパ全土を征服する一歩手前まで行ったわけですから全体主義と軍拡を選んだドイツの国力の回復ぶりは顕著であったということになります。

以上の歴史的事実から前回の世界大恐慌の大打撃から世界経済が復活を果たすためには国家主導の強力な政治体制と軍事力拡大という新たな産業が必要であったことが分かります。この教訓から私たちは「景気回復のためには手段を選ばない」ことが必ずしもよい結果を生むとは限らないということを深く認識しなければなりません。特にハイリスク投機家を自認する私などは「上がる株が良い株だ」とか「保有資産の評価額が上昇するのであれば理由は何でも良い」と思いがちですので、世界中で国家主導の強力な経済政策に対する期待感が盛り上がり、ロシアなどの一部の国から保護貿易主義的な動きが出て来ている現状を冷静かつ客観的に判断して、世界が変な方向に進まないよう注視していく必要を強く感じています。





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